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- 出典
- @N1kostandby
妊娠や出産、子育てに対し、もうすぐ親になる人のほとんどが最初は不安を覚えることでしょう。
多くの自治体では、出産を控えた親を対象に両親教室が行われています。
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もちろん、対象は母親になる女性だけではありません。父親になる男性も、妻の身体の状態や子育てについてしっかりと知識をつけなければなりません。
生まれてくるのは、父親と母親2人の子ども。共に試行錯誤し、支え合っていく必要があります。
両親教室の『妊婦体験』で起こった出来事に反響
出産に備え、夫と一緒に両親教室に参加していた、にこす(@N1kostandby)さんの投稿がTwitterで話題になっています。
両親教室で投稿者さんは、2時間にわたって妊娠中の母体の状態や、妊娠によるリスク、産後の母子についての説明などの説明を保健師から受けました。
その日は、男性が7kgの重りを腹部に装着する『妊婦体験』があったといいます。
「これは疑似的な重りですが、実際は、ママのお腹に命が入っています」
参加者の男性たちに、そう説明をした保健師。
すると、重りを着けた周囲の男性たちはこういい始めました。
「全然、重くない!」
「楽勝じゃん」
なんと、妊婦体験の重りをつけた男性たちが、笑いながらそういい始めたというのです。
その声を耳にした保健師が「重さだけじゃなく、起き上がったり段差を降りたりする行動が難しくなるんですよ」と説明をすると、重りを着けたまま腹筋をし始める男性もいたのだとか。
保健師が説明した通り、この妊婦体験はあくまでも疑似的な重りです。力差の関係上、同じ7kgでも女性は男性以上の負担を感じます。
また、実際の妊婦は腹部が大きくなるだけでなく、心身共にいろいろな変化が現れます。
彼らの姿を見て、あっけにとられてしまったという投稿者さん。きっと、周囲にいた妊娠中の女性たちも、その男性たちの想像力の欠如にあきれ返ってしまったことでしょう。
投稿はまたたく間に拡散され、多くの人から「そんな人がいるなんて」「想像力が欠如している」といった声が上がりました。
中には「自分も、両親教室で同じような人を見たことがある」という声も。悲しいことに、妊婦体験の本質を理解していない人は少なくないようです。
・子どもの重さと命の重さを抱えて、9か月過ごすことを考えてほしい。
・筋力差を考えたら、男性の場合は12kgくらいでもいいかもしれない。
・カッコつけてるつもりなのかもしれないけど、かえってカッコ悪い。
・デリカシーのない言動、同じ男として心苦しい。
当たり前のことですが、妊娠はただお腹が重くなるだけの変化ではありません。
ほとんどの妊婦がつわりや腹部の張り、気持ちの落ち込み、腰痛、眠気といった、いろいろな症状に悩まされます。
何より「お腹の中にいる命を守らなくては」というプレッシャーが長い間続くことによって、心身共に大変な思いをしているのです。
妊娠中の苦労を乗り越えられるのは、生まれてくる愛しい我が子のため。そのことを、父親になる人もしっかりと意識する必要があります。
[文・構成/grape編集部]