ヘリ墜落事故で他界したバスケ選手 事故の6時間後に登場した壁画が話題に By - grape編集部 公開:2020-01-31 更新:2020-01-31 動画 Share Post LINE はてな コメント 2020年1月26日朝、NBAのロサンゼルス・レイカーズの元選手でバスケットボール界のレジェンド、コービー・ブライアントさんがヘリコプターの墜落事故で亡くなりました。まだ41歳という若さでした。 この事故で同乗していた8名も亡くなり、その中にはコービーさんの次女、13歳のジアナさんもいました。 この突然の訃報に世界中が悲しみに包まれる中、レイカーズの本拠地であるロサンゼルスに父と娘を追悼する壁画が描かれ、話題になっています。 手がけたのはアーティストの『Muckrock』ことジュールス・マックさん。 海外メディア『Los Angeles Daily News』によると、コービーさんの訃報が流れた直後から、ジュールスさんの元に「コービーの追悼の壁画を描いてほしい」というリクエストが続々と寄せられたのだそう。 そこで彼女は壁画を描ける場所について人々に情報を募り、ロサンゼルス市内のコンビニエンスストアの壁が空いていることを知ると、すぐにスプレー缶とはしごを持って向かったといいます。 それから数時間後、コービーさんとジアナさんの見事な壁画が完成しました。 この投稿をInstagramで見る Jules Muck(@muckrock)がシェアした投稿 – 2020年 1月月26日午後4時23分PST ※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。 この壁画はなんと事故から6時間後には完成していたというから驚きます。 頬を寄せ合って微笑む、父と娘。2人の横にはこんなバナーが描かれています。 Kobe & Gigi, Forever Daddy’s Girl(コービーと永遠のパパっ子、ジジ) ジュールスさんは「描いている間ずっと、涙を必死にこらえていた」と話しています。 バスケットボールが好きな人たちにとって憧れのヒーローであるコービーさんはアメリカ、特にロサンゼルスでは圧倒的な人気を誇ります。 そのため彼を描いた壁画もすでにいくつか存在しますが、今回ジュールスさんが描いた作品は、選手として活躍するコービーさんの姿を描いたほかの壁画とは違い、『父と娘の絆』が伝わってくるもの。 その微笑ましい親子の姿は見る人たちの涙を誘い、すでに連日多くのファンがジュールスさんの壁画を見に訪れているということです。 偉大な父の跡を継ぐはずだった娘 コービーさんには4人の娘がいますが、バスケットボールをしているのは次女のジアナさんだけでした。 長女はバスケよりバレーボールが好きで、三女と四女はまだ幼いため、コービーさんはジアナさんを連れてよくバスケの試合を観戦しに行っていました。 またコービーさんはInstagramに、ジアナさんとバスケの練習をする動画も投稿。 彼は娘をサポートする父親であると同時に、彼女の才能を伸ばすため情熱を持って指導するコーチでもあったのです。 この投稿をInstagramで見る Kobe Bryant(@kobebryant)がシェアした投稿 – 2017年 9月月17日午後11時30分PDT この投稿をInstagramで見る Kobe Bryant(@kobebryant)がシェアした投稿 – 2019年 3月月2日午後9時22分PST コービーさんは2018年にトーク番組『Jimmy Kimmel Live!』に出演。 司会のジミー・キンメルから「あなたの娘さんが将来WNBA(女子プロバスケットボールリーグ)でプレーすると思いますか?」と聞かれ、「絶対するだろうね」と誇らしげに答え、あるエピソードについて明かしました。 最高だったのは、僕らが一緒に出掛けたときに、ファンの人たちが近づいてきてこういったんだ。「あなたは男の子をもうけないとだめだ。あなたの功績を引き継ぐ誰かが必要だよ!」ってね。 そしたら隣にいたジアナがそのファンに向かって「おい、私がやるよ」っていったんだよ。 僕は彼女に「そうだ。お前ならできる」っていったよ。 Jimmy Kimmel Live ーより引用(和訳) 家族をとても大切にしていたコービーさんは現役時代から、子供たちと過ごす時間を少しでも増やそうと努力していたといいます。 そのため道路の渋滞を嫌い、移動手段としてヘリコプターを使うようになったということです。 彼のInstagramはそんな愛する家族の写真であふれています。 この投稿をInstagramで見る Kobe Bryant(@kobebryant)がシェアした投稿 – 2019年 5月月12日午後1時33分PDT この投稿をInstagramで見る Kobe Bryant(@kobebryant)がシェアした投稿 – 2019年 9月月3日午後1時59分PDT 家族とバスケットボールを愛し続けたスーパースター、コービー・ブライアント。 彼が残した偉大な功績はこれからもずっと語り継がれていくことでしょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 kobebryant/muckrock/Los Angeles Daily News/Jimmy Kimmel Remembers Kobe Bryant Share Post LINE はてな コメント
2020年1月26日朝、NBAのロサンゼルス・レイカーズの元選手でバスケットボール界のレジェンド、コービー・ブライアントさんがヘリコプターの墜落事故で亡くなりました。まだ41歳という若さでした。
この事故で同乗していた8名も亡くなり、その中にはコービーさんの次女、13歳のジアナさんもいました。
この突然の訃報に世界中が悲しみに包まれる中、レイカーズの本拠地であるロサンゼルスに父と娘を追悼する壁画が描かれ、話題になっています。
手がけたのはアーティストの『Muckrock』ことジュールス・マックさん。
海外メディア『Los Angeles Daily News』によると、コービーさんの訃報が流れた直後から、ジュールスさんの元に「コービーの追悼の壁画を描いてほしい」というリクエストが続々と寄せられたのだそう。
そこで彼女は壁画を描ける場所について人々に情報を募り、ロサンゼルス市内のコンビニエンスストアの壁が空いていることを知ると、すぐにスプレー缶とはしごを持って向かったといいます。
それから数時間後、コービーさんとジアナさんの見事な壁画が完成しました。
※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。
この壁画はなんと事故から6時間後には完成していたというから驚きます。
頬を寄せ合って微笑む、父と娘。2人の横にはこんなバナーが描かれています。
Kobe & Gigi, Forever Daddy’s Girl(コービーと永遠のパパっ子、ジジ)
ジュールスさんは「描いている間ずっと、涙を必死にこらえていた」と話しています。
バスケットボールが好きな人たちにとって憧れのヒーローであるコービーさんはアメリカ、特にロサンゼルスでは圧倒的な人気を誇ります。
そのため彼を描いた壁画もすでにいくつか存在しますが、今回ジュールスさんが描いた作品は、選手として活躍するコービーさんの姿を描いたほかの壁画とは違い、『父と娘の絆』が伝わってくるもの。
その微笑ましい親子の姿は見る人たちの涙を誘い、すでに連日多くのファンがジュールスさんの壁画を見に訪れているということです。
偉大な父の跡を継ぐはずだった娘
コービーさんには4人の娘がいますが、バスケットボールをしているのは次女のジアナさんだけでした。
長女はバスケよりバレーボールが好きで、三女と四女はまだ幼いため、コービーさんはジアナさんを連れてよくバスケの試合を観戦しに行っていました。
またコービーさんはInstagramに、ジアナさんとバスケの練習をする動画も投稿。
彼は娘をサポートする父親であると同時に、彼女の才能を伸ばすため情熱を持って指導するコーチでもあったのです。
コービーさんは2018年にトーク番組『Jimmy Kimmel Live!』に出演。
司会のジミー・キンメルから「あなたの娘さんが将来WNBA(女子プロバスケットボールリーグ)でプレーすると思いますか?」と聞かれ、「絶対するだろうね」と誇らしげに答え、あるエピソードについて明かしました。
家族をとても大切にしていたコービーさんは現役時代から、子供たちと過ごす時間を少しでも増やそうと努力していたといいます。
そのため道路の渋滞を嫌い、移動手段としてヘリコプターを使うようになったということです。
彼のInstagramはそんな愛する家族の写真であふれています。
家族とバスケットボールを愛し続けたスーパースター、コービー・ブライアント。
彼が残した偉大な功績はこれからもずっと語り継がれていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]