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生産者を苦しめる野生鳥獣による農作物被害 「役に立ちたい」という想いから…?

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:日本フードサービス協会

近年、日本で問題になっている野生鳥獣による農作物被害

2018年度の農作物被害は158億円だったといいます。その6割以上がシカ・イノシシによるものでした。

丹精を込めて育てた農作物が、動物たちによって食べ荒らされると生産者さんにとって大きな被害が出るだけでなく、最悪の場合、経営も厳しくなってしまいます。

※写真はイメージ

これまで、狩猟によって鳥獣を捕獲した場合は、ほとんどが自家消費されていましたが、そのほかの鳥獣は、埋められるか焼却処分をされることが多かったといいます。

しかし、食肉処理施設が各地で整備され、2014年には厚生労働省がガイドラインを策定。捕獲した鳥獣を地域資源として有効活用する動きが促進されました。

ジビエ料理は、今や特産物となり、観光の目玉になったり、地方を活気づける材料となったりしています。

近年注目を集めるジビエ料理の魅力とは

毎週土曜日の午後1時から放送しているラジオ番組『サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930』(ニッポン放送)。MCはお笑いコンビ『キャイ~ン』の天野ひろゆきさんが務めています。

2020年12月5日の放送では、V6の長野博さんがゲストで出演しました。

長野さんといえば、『食通』としても有名で、これまで食べ歩きした店はなんと1万5千以上といいます。

そんな長野さんが天野さんに紹介したのは、ジビエ料理。その魅力を語りました!

一石二鳥のジビエ料理、シェフの想いとは

プライベートでもジビエ料理をよく食べるという、長野さん。ジビエを調理するシェフとのつながりもあるといいます。

そんな長野さんが語る、ジビエ料理の魅力とは…。

長野:
動物は食べ物によって、血や体つき、体質も変わります。次の日の体調も食べ物によって変わるじゃないですか。

どうやって仕留めるか、そのあとどうやってさばくのか。臭みを抑えるため体に血が回らないようにする一方、あえて血を回す鳥とかもありますし。そしてそれを、今度はシェフがどうやって調理するか、全部大事ですね。

仕留めたら早く内臓を処理してあげるのとかが大事で、それをしないことで「ジビエは獣の匂いがする」とか、そういうイメージの方が多いと思うんですけれども、ちゃんと調理・処理されたジビエはまったくそんなことはなく、本当においしいと思います。

ヘルシーでおいしく、『野生鳥獣による農作物被害』の対策にもなるジビエ料理は、一石二鳥の料理ともいえます。

番組内では、北海道札幌市で多くの飲食店を展開している株式会社イーストンの取締役商品本部長、畠山和人さんが電話取材に応えました。

畠山さんは、「外食産業全体が農家さんの役に立ちたいと思っている」と語ります。

畠山:
実際に生産者さんに話を聞いても「被害が大きい」と耳にします。ですから、外食産業全体が「鳥獣対策の被害に苦しむ生産者さんの役に立ちたい」という想いでこういったフェアを展開していきたいという思いです。

せっかくならおいしく食べてほしいという気持ちもありますね。低脂肪で低カロリーで鉄分も多いですから、女性には非常にオススメです。

生産者さんを救うべく駆除された鳥獣を、おいしく食べられたらいいですよね。

スタジオでは選りすぐりの3品が運び込まれ、天野さんと長野さんが実食しました。

エゾシカつくね串・タレ

まず1品目に用意されたのは、『北海道焼鳥・いただきコッコちゃん』で販売されている『エゾシカつくね串・タレ』です。

北海道産のエゾシカ肉を100%使用しているというこちらの料理。

北海道での野生鳥獣による被害金額は47億円。そのうち約38億円がエゾシカによる被害だといいます。

被害を減らし、おいしく食べてもらうことで、生産者さんの悩みも軽減されることでしょう。

長野:
しっかり肉の主張がありますね!でも香りが獣臭いっていうことではなく、主張がある。やっぱり野生なんでしっかり運動しているんで。

天野:
硬いんじゃなくて、弾けてる感じなのよ!

長野:
タレとかの味はしっかりしているのに負けない。

天野:
ヘルシーなのも分かる!

長野:
脂っていうよりも赤みっていう感じですね!

天野:
べたつかないもん!すごい!

別格 国産ジビエ ザ★鹿肉バーガー

続いて実食するのは、レストラン『ベッカーズ』の『別格 国産ジビエ ザ★鹿肉バーガー』です。

ハンバーガーやサンドイッチでおなじみの『ベッカーズ』。

鹿肉の旨味を閉じ込めた、デミソース風のジビエバーガーソースで仕上げてあります。

天野:
バンズがおいしそう!ウソだろ、この照り!しっかり目のソースが付いてる。

長野:
これもおいしい!

天野:
うまっ!ソースが絶妙!これはすごい!しっかり目のソースだけど肉が負けない!

長野:
トマトソースの粘度がありそうなソース!全然負けない。肉が土台となって、味が濃い!

天野:
無理やり肉汁を食べさせる感じじゃない。「赤みを食べている」って感じ。ちょっと甘めのデミグラスソースなんですよ。それが合うね。一瞬、ジビエって気付かないかもしれない。

新潟産 月の輪熊の手の黒ビール煮

3食目は、『Brasserie Gyoran』の『新潟産 月の輪熊の手の黒ビール煮』です。

見た目の強烈なインパクトから、番組では一番の盛り上がりを見せました。食べてみると見た目とは違った食感のようで…。

天野:
え!手の形してる!これ、本当に手じゃん!

長野:
肉というよりゼラチンの塊!その中にコンビーフみたいな肉が入り込んでいるみたいな。

天野:
豚足じゃなくてクマ足!?

長野:
やっぱりクマの手とかって香りがする部位なので、ちゃんと処理をするのがすごく大事。僕の知ってるシェフから聞いた話では、「1本でも毛を残すと香りが悪くなるのですごく丁寧に処理する」って。

天野:
あ、毛にも匂いがあるんだ。

長野:
なんかその処理が大事らしいですけれども。これはそんな匂いがまったくない!

長野:
クマだからって抵抗ないですよ。全然、分からない。おいしい!

天野:
これはゼラチンの塊じゃ!これはね、匂いとかそういうんじゃなくて本当にゼラチン質!

長野:
いま、唇がぺたぺたしてます。ゼラチン質で。リップのような。

天野:
うおー!肉がまたホロホロの繊維で解けちゃってる!

長野:
コンビーフみたいですよね。

天野:
俺しばらく寝ることができないくらいパワー付いた感じ!身体が起きた感じがする!

ジビエ精肉が当たるキャンペーンを実施中!

長野さんと天野さんの感想を聞いていると、思わず食べたくなってきましたね!

2020年11月1日~2021年2月28日まで、『日本フードサービス協会』が『全国ジビエフェア』を開催中。

今回紹介した料理以外にも、おいしいジビエ料理を食べられるお店がたくさん掲載されていますよ。

また、Twitterではキャンペーンを実施中!

全国ジビエフェアに参加している店でジビエ料理を食べたら、ハッシュタグ『#全国ジビエフェア』をつけてジビエ料理の写真をTwitterに投稿すると、抽選で20名にジビエ精肉またはジビエ加工品が当たります。

抽選に参加するためには、全国ジビエフェアTwitterアカウント(@gibierfair)をフォローし、本文に店舗名を書くのを忘れずに!

まだジビエ料理を食べたことのない人は、この機会に食べてみてはいかがでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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