「高いどころか激安だった」 バターの価格に関する関係者の投稿に、目からウロコ 「素人でも分かりやすい説明」
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料理やお菓子作りなどで、何かと使うことが多い『バター』。
地域や店によって差はありますが、スーパーマーケットの売り場をのぞくと、200gの国産バターがだいたい430円前後の価格で売られています。
2023年3月現在、ウクライナとロシアの戦争により飼料価格や光熱費が上昇しており、その影響でさまざまなものの価格が上昇。バターなどの乳製品も例外ではありません。
身近な食材の値段が少しでも上がると「なんでこんなに高いんだろう…」と思ってしまいますよね。
バター200g作るのに、必要な牛乳の量は?
熊本県内で製造された牛乳や乳飲料などを発送している『熊本乳牛農業協同組合』がTwitterに国産バターの価格について、分かりやすい説明を投稿。
乳牛からしぼった加工していない乳のことを『生乳』といいますが、熊本乳牛農業協同組合によると、200gのバターを作るために、およそ5ℓもの生乳が必要といいます。
牛乳1本分(1ℓ)の価格がだいたい200~270円ぐらいだとすると、その5倍もの量で作られていること、施設やそのほか経費を考えると、けして国産バターが高くないことが分かりますね。
ちなみに、生乳は牛乳など飲料として買い取られる場合と、バターなど加工向けとして買い取られる場合では価格が異なり、後者のほうが安いそうです。
もし、バターの価格を下げるとなると、原料となる生乳の価格をもっと下げることになり、そのしわ寄せを、酪農家がかぶることになってしまうのでしょう。
投稿は拡散され、さまざまなコメントが寄せられています。
・10円の値上げで買うのをちゅうちょしていたけど、これを読むと「バターやっすい!」と思ってしまう。
・バターを手作りした時にちょこっとしかできなかったことを思い出した。考えてみたら、安すぎる価格だよね。
・バターって1つ買うだけで高いと思っていたけど、激安だったんだ。作って売ってもらっていることに感謝をしないと。
・今まで高いと思っていてごめん!実はお買い得だったんだな。素人でも分かりやすい説明でありがたい。
消費者からすると10円、20円でも値上げをされると、購入するのに戸惑ってしまうのは当然の感覚です。
しかし、安全でおいしい乳製品を作ってくれる、国内の酪農家を応援する意味で、積極的に購入する意識も大切ですね。
[文・構成/grape編集部]