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肉なしカレーの代用食材は?選び方と旨味を出す調理のコツをご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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肉なしカレーの代用食材は?選び方と旨味を出す調理のコツをご紹介

※写真はイメージ

晩ごはんはカレーにしようと思ったのに、お肉がなくて困った経験をしたことはありませんか。あるいは、食費を少しでもおさえるため、お肉を使わずにカレーを作りたいと考えている人もいるでしょう。

一方で「肉なしのカレーだと味が物足りなくなるのでは」と不安に感じるかもしれません。

しかし、食材を代用し、少しの工夫を加えれば、お肉がなくてもおいしいカレーを作ることは可能です。

本記事では、お肉の代用になる食材を紹介し、肉なしでも旨味を引き出す技を解説します。

栄養面での不安を解消するポイントや、肉なしカレーのレシピもまとめましたので、ぜひ本記事の内容をご活用ください。

肉なしカレーで使える肉の代用食材を紹介

肉なしカレーをおいしく作る秘訣は、代用食材の選び方にあります。食材によって、カレーの味わいや食感が大きく変わるためです。

ここでは、代表的な代用食材を種類ごとにご紹介します。それぞれの特徴を知り、好みや目的に合わせて選んでみましょう。

『ウインナー』や『魚肉ソーセージ』で手軽に旨味をプラス

『ウインナー』や『魚肉ソーセージ』で手軽に旨味をプラス

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ウインナーは、子供から大人まで人気のある代用食材です。下処理が不要で、好みの形にカットして加えるだけで手軽に調理できます。

カレーに加えると、ウインナーの風味がスパイスと絶妙に絡み合い、豊かな香りを生み出すでしょう。

また、炒めることで溶け出す脂がカレーにコクを与えるほか、プリッとした独特の食感もよいアクセントになります。

一方、魚肉ソーセージも手軽で便利な代用品です。賞味期限が長く、常温でもストックができます。

火を通さずそのままでも食べられるため、煮込み時間を短縮したい場合にもおすすめです。

『大豆製品』で食べ応えUP

『大豆製品』で食べ応えUP

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次に、食べ応えがありヘルシーな大豆製品です。具体的には、下記の食材が活用できるでしょう。

  • 油揚げ
  • 大豆ミート
  • 豆腐

食べ応えを求めつつ、ヘルシーに仕上げたいなら大豆製品がおすすめです。肉に負けない満足感を得られるうえに、不足しがちなタンパク質を補えます。

油揚げはコクがあり、ルウが染み込みやすくジューシーな食感です。肉のような食感を再現した大豆ミートは、高タンパクで低脂質なのでカロリーが気になる人にぴったり。

豆腐はクセのない味わいで、肉の代わりに使いやすい食材です。豆腐をカレーに入れる際は、水っぽくなりやすいため、水切りをしてから投入するとよいでしょう。

『根菜類』は食感にアクセントをプラス

『根菜類』は食感にアクセントをプラス

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ごぼうやれんこんなどの根菜類は、独特の食感と風味でカレーに深みを与えます。

ごぼう特有の土の香りと、れんこんのシャキシャキした食感はよいアクセントになるでしょう。

煮崩れの心配がほとんどないのも嬉しいポイント。根菜類は、噛み応えがあるため、肉がなくても満足感を高めてくれます。

香り豊かな『キノコ類』

香り豊かな『キノコ類』

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しめじやエリンギなどのキノコ類は、旨味成分が豊富な食材です。

しめじのプリプリ感、エリンギの肉のような弾力など、異なる種類のキノコを複数組み合わせることで、食感の違いを楽しめます

キノコをバターでソテーすると、コクが増し、カレー全体の風味を一層引き立てられるでしょう。

魚の旨味を出すなら『ツナ・サバ缶』

魚の旨味を出すなら『ツナ・サバ缶』

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サバ缶やツナ缶は、常備しておくと便利な食材です。魚特有の旨味がルウに溶け込み、肉とは異なる深いコクを生み出すでしょう。

サバの水煮は、汁ごと使うことで、手軽に味に奥行きが出る点も嬉しいポイント。

オイル漬けの場合は、魚の旨味が凝縮された油ごと加えることでカレー全体のコクと風味がアップし、よりリッチな仕上がりになります。

肉なしカレーがおいしくなる調理のコツ

肉なしカレーがおいしくなる調理のコツ

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肉なしカレーがおいしくなるポイントは以下の3つです。

  • タマネギをあめ色になるまで炒める。
  • 隠し味で旨味をプラスする。
  • バターを加えてコクを出す。

タマネギをあめ色になるまで炒めると、甘みと香ばしさが引き出されます。この香ばしさがカレーの味の土台となり、全体のコクを深める役割を果たすでしょう。

2つ目のコツは、旨味成分を持つ調味料を隠し味として少量加えることです。

例えば、ソースや味噌、醤油は発酵による旨味を持っています。インスタントコーヒーやチョコレートは、カレーに深いコクと苦味を与えてくれるでしょう。

最後のコツは、バターを加えることです。

仕上げにバターを入れることで、コクのある味わいに仕上がります。肉なしのカレーはひと手間加えることで、深みのあるおいしさに仕上がるでしょう。

肉なしカレーにタンパク質を補うポイント

肉なしカレーにタンパク質を補うポイント

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肉なしでも効率よくタンパク質を摂るには、大豆製品の活用がおすすめです。

『大豆ミート』や『豆腐』は、代用食材の中でもタンパク質の含有量が多いとされています。魚が原料の『サバ缶』や『ツナ缶』も、手軽にタンパク質を補給できる優れた食材です。

さらに栄養バランスをよくするには、トッピングを工夫しましょう。

完成したカレーに『ゆで卵』や『チーズ』をのせれば、タンパク質とカルシウムを手軽に摂取可能です。

肉なしでも家族が絶賛する人気代用カレーレシピ3選

次に、紹介した食材とコツを生かした、簡単でおいしい肉なしカレーのレシピを3つ紹介します。

どれも手間がかからず、すぐに試せるものばかりです。ぜひ、あなたの定番レシピに加えてみてください。

サバ缶の具だくさんカレー

サバ缶の具だくさんカレー

※写真はイメージ

1つ目は、サバ水煮缶と野菜を使った手軽なカレーです。

ルウは不要で、カレー粉とケチャップの組み合わせでコクのある味に仕上がります。大豆も加わるので、肉を使わなくても食べ応えがあるカレーです。

【材料(2皿分)】

  • サバの水煮缶(缶詰)3分の2缶(約130g)
  • タマネギ 3分の1個
  • ニンジン 5分の1本
  • 蒸し大豆(缶詰など) 約65g
  • トマト 3分の2個(約130g)
  • えのき茸 小3分の2束(約65g)
  • ショウガ 約7g
  • ニンニク 3分の2片
  • カレー粉 大さじ1杯
  • 油(サラダ油や米油など) 大さじ1と3分の1杯
  • ごはん 適量
  • ■調味料

    • 水 大さじ2杯
    • オリーブオイル 大さじ1と3分の1杯
    • ケチャップ 大さじ2と3分の1杯
    • 砂糖 小さじ3分の2杯
    • 塩 小さじ3分の1杯
    • 醤油 小さじ3分の2杯

【作り方】

  1. ショウガとニンニクをみじん切りにし、タマネギとニンジンも小さめに刻む。
  2. 鍋に油を熱し、刻んだショウガとニンニクを弱火で香りが立つまで炒める。
  3. タマネギとニンジンを加え、中火で2〜3分ほど炒める。
  4. カレー粉を加え、弱火で1分ほど炒めて香りを引き出す。
  5. 火を止め、サバ水煮缶を缶汁ごと加えて軽くほぐす。
  6. トマトを1.5cm角に切り、えのきと蒸し大豆と一緒に鍋に入れる。
  7. 調味料A(水、オリーブオイル、ケチャップ、砂糖、塩、醤油)を加えて混ぜる。
  8. 弱めの中火にかけ、煮立ったら弱火で3〜4分煮る。トマトが煮崩れたら味を見て塩で整える。

からさをやわらげたい時は、仕上げに牛乳を少量加えてもよいでしょう。

大豆ミートを使ったキーマカレー

大豆ミートを使ったキーマカレー

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次は、お肉の代わりに大豆ミートを使ったヘルシーなキーマカレーです。

溶けやすいフレークタイプのルウで仕上げるため、手間をかけずに深い甘みとコクが楽しめます。

【材料(2人分)】

  • 大豆ミート(ミンチタイプ、乾燥) 50g
  • タマネギ(みじん切り) 大2分の1個
  • カレーフレーク 約45g
  • 水 150㎖
  • サラダ油 適量
  • ごはん 適量

【作り方】

  1. 大豆ミートは水で戻して水気をしっかり切る。
  2. フライパンにてサラダ油を熱し、タマネギと大豆ミートを中火で炒める。タマネギが透き通ったら火を弱める。
  3. カレーフレークと水を加え、弱火で約10分煮込む。とろみがつくまで時々混ぜる。
  4. ごはんにかけて仕上げる。

大豆ミートは戻した後に水気をよく切るとルウが馴染みやすく、水っぽくならないでしょう。ルウをパンに載せてもおいしく食べられる一品です。

キノコたっぷりカレー

キノコたっぷりカレー

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最後は、キノコの旨味を生かした、短時間で作れるカレーです。

キノコを使用することで、しめじやまいたけ、エリンギの香りがルウに溶け込みます。野菜を切って炒めるだけで完成するため、忙しい日でも手軽に作れるでしょう。

【材料(2人分)】

  • タマネギ 2分の1個(約100g)
  • しめじ 1パック(約100g)
  • まいたけ 1パック(約100g)
  • エリンギ 2分の1パック(約50g)
  • サラダ油 大さじ2分の1杯
  • 水 325㎖
  • カレールウ 4分の1箱(約50g)
  • ごはん 適量
  • イタリアンパセリ(お好みで) 適宜

【作り方】

  1. タマネギは薄切りにし、しめじとまいたけは石づきを落としてほぐす。エリンギは食べやすい大きさに切る。
  2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、タマネギを加えてしんなりするまで炒める。
  3. キノコ類を加えて全体を混ぜ、水を入れて沸騰させ、2〜3分煮る。
  4. 火を止めてルウを割り入れ、溶けたら弱火でとろみがつくまで煮込む。
  5. ごはんにかけ、イタリアンパセリを添えて仕上げる。

キノコは複数の種類を合わせると、香りや食感が豊かになります。

タマネギは軽く色づくまで炒めると甘みとコクが増し、カレー全体がやさしい味わいに仕上がるでしょう。

肉なしカレーは代用品を使うことでおいしくできる

本記事では、肉なしカレーに使える代用食材や、おいしく作るための調理のコツを紹介しました。

肉がない時でも、家にある缶詰や豆腐、野菜などを活用すれば、満足感のあるカレーは作れます。

大切なポイントは、食材の特性を生かし、コクと旨味を補うことです。

本記事で紹介したレシピを参考に、ぜひおいしい肉なしカレーを作ってみてください。


[文・構成/grape編集部]

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