『アボカド』は冷凍庫で保存できる?長持ちさせる方法と解凍のコツ
公開: 更新:

※写真はイメージ

サツマイモを丸ごと炊飯器に入れて… 完成した『秋の一品』に「料亭の味」【簡単レシピ】包丁いらずで手軽に完成!旬のサツマイモを使った炊飯器レシピ。ヒガシマル醬油『うどんスープ』が味の決め手で、甘く香ばしい秋のごはんを堪能できます。

焼き芋に2つの調味料をかけたら… すぐできる『味変』に驚いた!【焼き芋アレンジ】「まさか!」焼き芋にマヨネーズをつけてみると?筆者が実際に食レポ。さらにブラックペッパーをプラスしたワザも?ホクホク焼き芋に合う大人の味変裏ワザを紹介します。






栄養価が高い『アボカド』は、料理に欠かせない人気食材の1つです。
しかし、熟したアボカドの保存期間は3日前後と短いようで、常備しにくい食材でもあるでしょう。
アボカドを長持ちさせたい時に役立つ方法として『冷凍保存』が挙げられ、少しの工夫でおいしさを保ちながら保存できるようです。
そこで本記事では、アボカドの状態別の冷凍法や保存期間、解凍のコツを分かりやすくご紹介します。
アボカドの保存に関するよくある疑問についても解説しているため、「好きな時にアボカドを食べられるよう、家にストックしておきたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。
『アボカド』は冷凍庫で保存できる?
※写真はイメージ
アボカドは「冷凍保存できる」という意見が一般的です。
熟したアボカドは冷蔵でも3日前後しか保存できないといわれており、常温や冷蔵だけでは常備しにくいですよね。
しかし冷凍庫で保存すれば、2週間~1か月程度はおいしさを保ったまま食べられるようです。また、丸ごと保存する場合やカットしてから保存する場合など、アボカドの状態に合わせて保存方法を使い分けられるとされています。
冷凍保存を活用すれば、料理にアボカドを頻繁に使う人も安心してストックできますね。
アボカドの冷凍は『熟成』してからおこなう
※写真はイメージ
冷凍保存をする前に、果肉の熟成具合を確認しておきましょう。
緑色をした未熟なアボカドは果肉が硬いといわれており、追熟(ついじゅく)という熟す期間を設けることでおいしく食べられるとされています。
アボカドは20℃前後の環境で追熟が進むようで、熟す前に冷凍すると追熟が進まず、味や食感が十分に出ない可能性もあるでしょう。
熟しているかを見分けるポイントは、皮の色と硬さです。
熟すまでは風通しのよい場所で常温保存し、熟したのちに、次にご紹介する方法で冷凍保存しましょう。
アボカドを長持ちさせる冷凍庫での保存法
本章では、アボカドを冷凍庫で保存する際の手順についてご紹介します。
形状に応じて保存の方法が異なるため、それぞれ順に確認していきましょう。
なお、形状ごとの保存期間の目安は、次の通りです。
ただし、上記はあくまで目安であり、アボカドの状態や冷凍庫の環境などで保存期間が前後する可能性があります。適度に状態を確認しながら、できるだけ早めに食べきることを意識してくださいね。
丸ごと冷凍
※写真はイメージ
アボカドは、皮つきのまま1個丸ごと冷凍保存できるといわれています。
丸ごと冷凍保存する場合の手順は、次の通りです。
アボカドは酸化しやすく、空気に触れると皮が黒く変色する可能性があります。そのため、ラップでぴったりと包み、酸化を防ぐことがポイントです。
丸ごと冷凍した場合の保存期間は約1か月といわれており、この方法だと手間が少なくて常備もしやすいですね。
ただし、冷凍保存していても、時間が経つにつれて食感などは少しずつ損なわれていくため、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
食べやすい大きさにカットして冷凍
※写真はイメージ
アボカドは、食べやすい大きさにカットして冷凍保存することもできます。
カットしたアボカドを冷凍保存する場合の手順は、次の通りです。
レモン汁を振りかける理由は、変色を防止するためなのだとか。おいしく食べるには見た目も大切なポイントとなるため、忘れずに振りかけておきましょう。
なお、カットしたアボカドの冷凍保存期間は、約2週間が目安とされています。
1個丸ごと冷凍する場合に比べると保存期間は短くなるものの、あらかじめカットしてから冷凍することで、解凍後の調理時間を短縮できる点が便利といえるでしょう。
ペースト状にして冷凍
※写真はイメージ
アボカドは、ペースト状にして冷凍保存することも可能とされており、その手順は次の通りです。
ペーストにする際にレモン汁やオリーブオイルを加えると、変色を防げるだけでなく、解凍後にサラダやディップソースとして、よりおいしく味わえるでしょう。
ペーストを冷凍する場合の保存期間は、約2週間が目安とされています。
長く保存するほど食感などが落ちやすくなるともいわれているため、できるだけ早めに使い切りましょう。
冷凍アボカドの解凍法
※写真はイメージ
次に、冷凍したアボカドの解凍方法についてご紹介します。
解凍方法には『自然解凍』と『電子レンジ解凍』の2種類があり、それぞれで解凍の仕方や時間が異なるため、状況に応じて使い分けてくださいね。
自然解凍
冷凍したアボカドを自然解凍する場合は、冷凍庫から取り出したアボカドをラップに包んだまま、常温で30分前後置くとよいのだとか。また、冷蔵庫に移し、一晩かけて自然解凍するのもよいでしょう。
丸ごと冷凍していたアボカドをカットしたい時は、半解凍の状態でカットすると形が崩れにくいようです。
解凍時間は温度環境によって前後するため、30分を目安として、適度に状態をチェックしながら解凍してみてください。
電子レンジ解凍
すぐに解凍したい場合は、電子レンジを使う方法もあるようです。
やり方は、まず冷凍アボカドを200Wの電子レンジで1分ほど加熱します。その後、様子を見ながら30秒ずつ加熱時間を延長して解凍しましょう。もし200Wに設定できない場合は、解凍モードを使い、様子を見ながら解凍してください。
自然解凍に比べて短時間で解凍できますが、アボカドに火が入ってしまう可能性があること、身が柔らかくなりやすいことには注意が必要です。
サラダなど本来の食感を楽しみたい場合にはやや不向きといわれているため、食感を楽しみたい人は、自然解凍でゆっくりと解凍しましょう。
アボカドの保存に関するよくある疑問と回答
※写真はイメージ
本章では、アボカドの保存に関するよくある疑問とその回答を2つご紹介していきましょう。
冷凍アボカドのおいしい食べ方は?
アボカドは、身の柔らかさによっておいしく食べる方法が異なるのだとか。冷凍したアボカドは、特に電子レンジを使って解凍すると、その過程で身が柔らかくなることがあるようです。
解凍後に身が柔らかいと感じた場合は、ディップやスムージー、スープなど、食感が気にならないペースト状にして使うとよいでしょう。
また、ペースト状にしたアボカドは、トーストやパスタソース、ドレッシングにも応用でき、風味や栄養を生かしながら料理に取り入れやすくなりますよ。
柔らかさがそれほど気にならないという場合は、サラダのトッピングに加えるのもおすすめです。
『冷蔵庫』でアボカドを保存してはダメ?
「冷蔵庫でアボカドを保存してはダメ」ということはなく、熟しているアボカドは冷蔵庫での保存がおすすめされています。ただし、アボカドをおいしく食べるには追熟させる必要があり、この期間は常温で保存しましょう。
冷蔵庫での保存方法は、次の通りです。
保存期間は、どちらも3日前後とされています。
野菜室で保存する理由は、5℃以下だと低温障がいを引き起こして変色する可能性があるためのようです。
冷蔵室は2~5℃に設定されることが多く、アボカドの保存には向かないといわれているため、6~7℃に設定されていることが多い野菜室で保存するとよいでしょう。
なお、半分にカットしたアボカドを料理に使用する場合、種のついていないほうから使うようにしましょう。種のついているほうを保存することで空気に触れる面が少なくなり、品質の低下や変色をおさえられるようです。
冷凍保存を活用してアボカドを長持ちさせよう
アボカドは冷凍保存することで、長持ちさせながら料理に活用できる便利な食材とされています。
形状に応じて保存法や保存期間が異なること、レモン汁やオリーブオイルなどを加えれば変色を防ぎやすくなることを理解しておきましょう。
また、解凍は自然解凍が基本であり、電子レンジを使う場合は柔らかくなる可能性がある点に注意が必要です。
解凍後はさまざまな料理に応用できるため、食感や用途に応じておいしいアボカド料理を楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]