鮭を冷凍保存する時のポイントは?日持ち期間や解凍方法も解説
公開: 更新:

※写真はイメージ

『鮭ハラス』とは?栄養価やハラミとの違い、調理法までご紹介本記事では、鮭ハラスに含まれる栄養価やハラミとの違い、調理法について解説。安価な理由や鮭とサーモンの違いなど、鮭ハラスに関するよくある疑問もまとめています。鮭ハラスのことを詳しく知りたいと言う人は参考にしてください。

フルーツネットはつけっぱなしでもいい? メーカーが回答【保存時の疑問】秋は果物がおいしい季節です。リンゴやブドウなどを購入すると、フルーツネットがついていることがありますよね。 フルーツネットがついていると運ぶ時に安心ですが、保存する際もつけたままでいいのか、気になったことはありませんか。...






「鮭の特売日にまとめ買いをして冷凍で保存したいけど、やり方が分からない」
「適当に冷凍すると身がパサついたり生臭くなったりすると聞いたけど、正しいやり方を知りたい」
このように鮭の冷凍保存について悩んでいませんか。冷凍庫で保存できると使い勝手がよいため、適切な方法を頭に入れておきたいと言う人もいるでしょう。
本記事では、鮭の冷凍保存の方法や日持ち期間、解凍方法を解説。生鮭、塩鮭、焼鮭と、それぞれの適切な方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
鮭を冷凍保存する時のポイント
鮭を冷凍する時のポイントを解説します。
生鮭、塩鮭、焼鮭と、鮭の状態によって冷凍保存の方法が異なるため、それぞれ見ていきましょう。
生鮭の場合
※写真はイメージ
生鮭の冷凍保存の手順は、以下の通りです。
1.酒と塩を振りかけ、10分程度放置する。
2.キッチンペーパーを使って、表面に浮き出た水分をよく拭き取る。
3.1切れずつをラップで包み、フリーザーバッグに重ならないように入れる。
4.冷凍庫の奥のほうへ入れて保存する。
酒と塩を振りかけ、浮き出た水分を拭き取ることで、解凍後の生臭さを防げるようです。生鮭1切れあたり、酒は小さじ1杯、塩はひとつまみ(1g程度)を目安にしてください。
ムニエルや照り焼きなどに使用する場合は、手順の2で水分を拭き取った後に下味をつけます。そうすることで、解凍後に火を入れるだけで食べられ、より使いやすくなるようです。
なお、フリーザーバッグに入れる時は、生鮭同士が重ならないように注意しましょう。
冷凍庫の入り口付近に置くと、扉の開け閉めによって温度が変化しやすいため、できるだけ奥のほうに入れることもポイントとされています。
塩鮭の場合
※写真はイメージ
塩鮭を冷凍保存する際の手順は、以下の通りです。
1.キッチンペーパーを使用して、表面の水分を拭き取る。
2.1切れずつをラップで包み、フリーザーバッグに重ならないように入れる。
3.冷凍庫の奥のほうへ入れて保存する。
塩鮭は、塩漬けの状態で売られているため、酒や塩を振りかける工程は必要ありません。
生鮭と同様に、空気に触れないようにラップやフリーザーバッグを活用して冷凍庫に入れましょう。
焼鮭の場合
※写真はイメージ
焼鮭の冷凍保存の手順は、以下の通りです。
1.焼きたての鮭に小さじ2分の1程度の酒を振りかける。
2.粗熱が取れたら、1切れずつラップでぴったりと包む。
3.フリーザーバッグに、重ならないように入れる。
4.冷凍庫の奥のほうに入れて保存する。
焼鮭は生鮭や塩鮭とは異なり、すでに加熱した状態のため、どうしてもパサついてしまう可能性があります。そのため、温かいうちに酒を振りかけるとよいでしょう。
酒に含まれるアルコール成分は水分を保つ効果があるとされており、解凍した時にふっくらとした状態が期待できるようです。
鮭を冷凍保存した場合の日持ち期間の目安
※写真はイメージ
鮭を冷凍で保存した場合の日持ちの目安期間は、以下の通り。
鮭を冷凍する場合は、もとの状態で期間は異なるものの、およそ2〜4週間が日持ちの目安とされています。
火を入れた状態の鮭を冷凍するケースでは比較的長く保存できそうですが、生の状態であれば、2週間を目安になるべく早く食べるとよいでしょう。
冷凍保存した鮭の解凍方法
冷凍した鮭の解凍方法を確認します。冷凍保存の方法と同様に、生鮭、塩鮭、焼鮭のそれぞれを見ていきましょう。
生鮭の場合
※写真はイメージ
生鮭を解凍する時は、冷蔵庫による自然解凍がおすすめ。使用する前日を目安に冷蔵庫に移し、使うタイミングまで放置するだけと簡単です。
目安時間は6時間程度とされており、使うタイミングに合わせて解凍を開始しましょう。
時間をかけてゆっくりと解凍することで、鮭の旨みが逃げにくくなるようです。
一方で、短時間で解凍したい場合は電子レンジによる解凍もできます。ただし、解凍ムラができやすくなるおそれがあるため、加熱時間を調整しながら行うとよいでしょう。
塩鮭の場合
※写真はイメージ
塩鮭の場合、凍った状態でそのまま調理することが可能とされています。
凍った状態で火を入れる場合は、強火で行うと中まで火が通らない可能性があるため、弱火または中火程度の火加減で行いましょう。
焼鮭の場合
※写真はイメージ
焼鮭の場合、すでに火が通っている状態のため、解凍できればそのまま食べられるようです。
電子レンジで、500Wで1分程度の加熱が目安となります。
焼鮭を冷凍する時のポイントとして紹介した通り、冷凍前に酒を振りかけるという工程を挟むことで、電子レンジで加熱してもふっくらと仕上がるでしょう。
鮭の冷凍保存に関するよくある疑問と回答
鮭の冷凍保存に関する、よくある疑問と回答をまとめました。
多くの人が疑問に思う内容に目を通しておくと失敗が減る可能性があります。ぜひ参考にしてください。
冷凍した鮭の賞味期限はどれくらい?
※写真はイメージ
鮭を冷凍保存する場合、賞味期限の目安は2〜4週間程度のようです。
生鮭は2〜3週間、塩鮭は2〜4週間、焼鮭は4週間程度と、鮭の状態によって異なるため注意してください。
あくまで目安となるため、なるべく早く食べるようにしましょう。
冷凍した鮭を調理する時のポイントは?
※写真はイメージ
冷凍した鮭は、基本的に解凍してからの調理がおすすめ。冷蔵庫で6時間程度放置すると、自然解凍ができます。
塩鮭の場合は、凍った状態で魚焼きグリルやフライパンを使って火を入れることが可能です。
ただし、強火にすると中まで火が入らず、加熱ムラができる可能性があります。火加減に注意しましょう。
一度解凍した鮭は再冷凍できる?
※写真はイメージ
自宅で冷凍した鮭は、再冷凍は避けたほうがよいそうです。
家庭用の冷凍庫は、業務用に比べて温度が高いため、急速冷凍が難しい状態にあります。冷凍する過程で鮮度が落ちる可能性があり、雑菌の死滅も期待できないため、安全面での不安は否めません。
そのため、食べ切れる量を解凍することを心がけ、計画的に食べましょう。
鮭の状態に合った方法で冷凍して、傷まないように工夫しよう
鮭を冷凍する時は、生鮭、塩鮭、焼鮭と、それぞれの状態に合わせた方法で冷凍することで、おいしさを長く保つことができるそうです。
生鮭は酒と塩で下処理をしてから、塩鮭は水分を拭き取ってから、焼鮭は温かいうちに酒を振りかけてから冷凍しましょう。
日持ちの目安は2〜4週間ほど。解凍は冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。食べ切れるぶんだけ解凍し、再冷凍は避けるようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]