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「バカ」と呼ばれ続けた、学習障がいの女性 卒業式につづった『本音』が心に刺さる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Phoebethefetus

海外の画像投稿サイトImgurに投稿され、大きな反響を呼んだ、こちらの写真。

出典:Phoebethefetus

卒業証書を手にし、ほほ笑む女性の名前はフィービィーさんといいます。

彼女が笑顔で大学を卒業するまでには、つらく大変な道のりがありました。

多くの人たちから浴びせられた『心ない言葉』

学習障がいの症状を抱え、長い期間にわたり「周囲から差別的な対応を受けてきた」というフィービィーさん。

学習障がい

全般的な知的発達に異常はないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」などの能力に困難が生じる障がい。

個人差があるため、判断が難しいとされている。

フィービィーさんは、自身に起きたこれまでの体験を、Imgurで、次のように告白しました。

出典:Phoebethefetus

私の両親に「ほかの生徒の成績が下がるから、娘さんは受講するクラスを変えるべきだ」といった先生たち。

私に教育することを、初めから放棄していましたね。言葉の使いかたを間違えるたびに、クラスみんなの前でそれを指摘され、私はよく泣かされました。

「うちの子がバカになるから、あの子を隣の席にしないで」と、学校にかけ合った保護者。

そして、私を「できない」と思わせた教育システム。

この投稿は、あなたたちすべてにあてたものです。

Phoebethefetus ーより引用(和訳)

当時、フィービィーさんは学習障がいの診断が出ていなかったため、周囲から「ただバカなんだろう」と決めつけられ、多くの心ない言葉を浴びせられてきたといいます。

しかし、大学を卒業間近になって、複数の学習障がいを持っていることが正式に診断されたのです。

フィービィーさんは投稿の中で、差別的な態度をとった周囲への怒りをにじませると共に、自分を応援し続けてくれた人たちへ、感謝の気持ちをつづっています。

「教育を受ける基準を満たしていない」と、私を責めた人たちは、よく見ていてください。

障がいを持つ子どもたちは、その子たちなりのユニークな方法で、あなたたちを打ち負かすことでしょう。

最後に。私を支えてくれた友人や家族、家庭教師…すべての恩師に、深い敬意を表します。

Phoebethefetus ーより引用(和訳)

くじけることなく、勉強に励み続けた結果、フィービィーさんは無事に大学を卒業。それだけでなく、優秀な学生に贈られる賞の1つを受け取りました。

フィービィーさんの投稿に、さまざまなコメントが寄せられました。

・素晴らしい。卒業おめでとう!

・あなたの努力はムダにならないよ。本当に、よく耐えた。

・私も同じ障がいを診断されていて、とても共感した。学校でなかなかうまくいかなくて、苦しいよね。

・息子が同じ障がいを持っている。あなたの物語を、彼と共有したいと思った。

「これまで頑張ってきた自分自身を、誇りに思いたい」と語るフィービィーさん。

諦めずに耐え抜いた彼女の努力と、勇気ある告白は、多くの人の心に刻み込まれることでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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