「なるほど!」日本ならではの避難施設で『グッドデザイン賞』を獲得したのは? 提供:株式会社タカラレーベン By - grape編集部 公開:2019-12-16 更新:2020-01-29 住まい地域創生 Share Post LINE はてな 皆さんは、グッドデザイン賞をご存知ですか。 グッドデザイン賞は1957年に創設された、多くの人が知るデザインアワードです。設立当初は「優れたデザインの物に対して与えられる賞」でしたが、現在はその対象をイベント活動や社会貢献活動、多彩なプロジェクトなどにも広げています。 そんなグッドデザイン賞を受賞し、評価されている会社が、独立系不動産総合デベロッパー、タカラレーベンです。 2013年度のダブル受賞から始まり、2016年度からは3年連続トリプル受賞を達成。2019年度には6つのプロジェクトでグッドデザイン賞を受賞しました。 数々のグッドデザイン賞を受賞している企業の魅力とは…タカラレーベン代表取締役の島田和一さんに話を聞いてきました。 島田社長「創業50周年に向けた象徴的なプロジェクト」 2022年に創業50周年を迎えるタカラレーベン。不動産経済研究所が発表した『2018年全国マンション供給戸数ランキング』では第8位と、6年連続でトップ10入りを果たしています。 一方で、グッドデザイン・ベスト100を受賞した、ボタニカルガーデン アートビオトープ「水庭」(以下、アートビオトープ)を含む、計6つの取り組みがグッドデザイン賞に選ばれました。 代表取締役の島田和一社長: 率直に言って、とても驚いています。数年前までは、グッドデザイン賞を受賞するとは想像もしていませんでした。 さまざまな部署が、それぞれの立場で、お客様のことを考えてプロジェクトを立ち上げ、邁進してきた結果だと考えています。 特に、『アートビオトープ』は創業50周年に向けた象徴的な事業の1つ。タカラレーベンがこれまで手掛けてきた取り組みをさらに発展させ、人々が豊かな時間を創造し、新しいライフスタイルを実現するために自然やアート、学びなどの文化活動をテーマにした、スケールの大きいプロジェクトです。 ボタニカルガーデン アートビオトープ「水庭」 『アートビオトープ』は、株式会社ニキシモと共同で進めている未来型リゾート・プロジェクト。タカラレーベンがCSR活動の一環として、栃木県那須町で行っています。 この取り組みを象徴する『水庭』は、樹木、水、苔の要素が重なったランドアートです。 318本の樹木が移植され、その間に160の池をモザイクのように配置した美しい水庭 島田社長: これからの時代、企業の社会的姿勢がますます問われるようになっていきます。 『アートビオトープ』では、地元のアートや学びに関わる文化活動を継承しながら、さまざまな年齢や国籍、職業を持つ多様な人々との交流機会をもたらし、これからの社会やビジネスモデルを提案する未来型リゾートを目指していく予定です。 集合住宅「Brillia 湘南 辻堂海浜公園」 辻堂海浜公園や辻堂海岸から徒歩9分圏内という場所に位置する集合住宅「Brillia 湘南 辻堂海浜公園」(以下、Brillia 湘南 辻堂海浜公園)。シーサイドライフを満喫できる好環境である一方、大地震の際には津波被害が想定される地域でもあります。 こういった不安は、周辺の閑静な住宅街に住む人たちも同じ。そこでタカラレーベンは東京建物株式会社と共同で、『Brillia 湘南 辻堂海浜公園』の屋上にマンション入居者だけでなく、近隣住民も利用できる津波避難施設を設置しました。 『Brillia 湘南 辻堂海浜公園』の屋上に設置された津波避難施設のお披露目会に参加した地元保育園の子供たち 島田社長: 竣工前に、施設の事前周知を行い、近隣住民200人が参加するお披露目会を開催しました。また、藤沢市と連携し、近隣保育園からも定期的に避難訓練実施の要望が寄せられるなど、防災を起点としたコミュニティの活性化にも成功しています。 災害の備えに対する分譲マンション開発の新たなスキームを提示したことで、グッドデザイン賞では「沿岸都市の多い我が国においては、全国に広まって欲しい有効かつ汎用性の高い手法」と評価していただきました。 2019年度『グッドデザイン・ベスト100』『グッドデザイン賞』 ほかにも、顧客にとって便利なアイディアをカタチにした、さまざまなプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞しています。 アートビオトープ「水庭」 Brillia 湘南辻堂海浜公園 【2019年度グッドデザイン・ベスト100】 ・アートビオトープ「水庭」 自然と寄り添い、折り合いをつけながら変化し、生み出されていく庭。 【2019年度グッドデザイン賞】 ・Brillia 湘南辻堂海浜公園 津波避難施設を屋上に備えた集合住宅。 ・6M プロジェクト マンションゴミ置場のスマート化・改善の取り組み。6M(もったいない・もっと繰り返し使う・もう一度使う・もう臭わない・もう怖くない・もう汚くない)。 ・防災拠点活用 モデルルーム、販売センターの防災拠点活用。 ・マンション共用部の設計 将来的なリニューアルプランを盛り込んだ成長対応型・2段階可変式の共用部。 ・スマート取説 住宅設備取扱説明書の一元電子化。 左上から時計回りに、6M プロジェクト、防災拠点活用、スマート取説、マンション共用部の設計 2022年に創業50周年を迎えるタカラレーベン 1972年、『宝工務店』の名で創業したタカラレーベン。一戸建ての分譲事業からスタートし、1990年半ばからは分譲マンション事業を軸に成長を遂げてきました。 2001年に株式上場した後、2013年には「社会的責任が大きい」と社長自らが語る発電事業にも本格参入。2022年の創業50周年に向け、規模を拡大しながら、さらに躍進を続けています。 島田社長: 2017年、私たちは「ライフスタイルに、新常識を。」という創業50周年に向けたグループスローガンを掲げました。 そのスローガンには、私たちの事業の核心は単にマンションという「箱」の提供ではなく、そこに住まう人々の理想のライフスタイルも併せてご提案・ご提供することであり、それによって人々を、街を、そして社会をよりよい方向へと導き、豊かにしていきたいという想いが込められています。 CSRの4つの重要テーマ 住宅の供給や自然エネルギーの導入など、事業を通じたCSR活動にも積極的に取り組むタカラレーベン。 中でもCSR活動の重要テーマに掲げているのは「価値あるライフスタイルの創造」「コミュニティの形成」「高品質で快適な空間の提供」「環境・文化の醸成」の4つです。 ※画像をクリックすると拡大します 社会課題の解決とSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献し、タカラレーベンに関わるあらゆる人々や社会からの信頼を得て、永続的な発展を目指しているといいます。 島田社長: グッドデザイン・ベスト100を受賞した『アートビオトープ』は、CSR活動の「環境・文化の醸成」の一環です。 ほかにも、震災復興イベント『ツール・ド・東北』『東北絆祭り』など、つながりをもつ地域のイベントやお祭り、スポーツや文化のサポートを積極的に行ってきました。 住宅を供給している会社ですから、住宅供給を通した社会貢献が基本になりますが、そこにとらわれずにさまざまなCSR活動を行っています。 富山県の再開発事業ほか全国各地へ事業展開 地方創生や地域活性化を重要課題としてとらえているというタカラレーベン。富山県の再開発事業にも携わってきました。 しかし、単に施設を建設するだけでは「本当の意味での『街づくり』とはいえない」と考えています。 『レーベン高岡MID RISE TOWER』 島田社長: 開発を通じてマンションや街全体のコミュニティの形成を支援し、人々の豊かなライフスタイルの創造を目指しています。 都市の機能性や居住性の向上はもちろん、人口減少や高齢化など地方都市が抱えるさまざまな課題を解決することも重要です。 2019年3月には、富山県内10棟目となる『レーベン高岡MID RISE TOWER』を高岡市の中心街、末広西地区に建設しました。地上16階建ての当ビルには、集合住宅に加え商業・公益施設を設置。地域住民の新たな交流拠点を創出しています。 2027年のリニア新幹線(東京・品川-名古屋)開通予定を見据え、名古屋に『レーベン名古屋松重町GRAND AUBE』を展開しました。 同じく2018年にスタートした北海道では『レーベン環状通東 THE RESIDENCE』を起点に、道内中心の『レーベン大通公園 THE CENTRAL』など、続々と展開中。さらには中国地方や九州地方にも進出を果たしています。 ほかにも2019年5月には、株式会社フジタとの共同事業で、ベトナムのハイフォンにおいて初のオール日系企業による分譲マンション開発『THE MINATO RESIDENCE プロジェクト』の公表式典を開催するなど、軸足は日本国内に置きながらも、海外にも事業を展開しています。 ライフスタイルの『新常識』が続々! 2022年に創業50周年を迎えるタカラレーベンが掲げた「ライフスタイルに、新常識を。」というグループスローガン。 そこに込められた想いを実現するかのように、さまざまなプロジェクトから『新常識』が生み出されています。 多様な生き方が求められる現代。タカラレーベンが提案する、新しい『ライフスタイル』に注目が集まっています。 タカラレーベン [企画/東洋経済ONLINE × grape 文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
皆さんは、グッドデザイン賞をご存知ですか。
グッドデザイン賞は1957年に創設された、多くの人が知るデザインアワードです。設立当初は「優れたデザインの物に対して与えられる賞」でしたが、現在はその対象をイベント活動や社会貢献活動、多彩なプロジェクトなどにも広げています。
そんなグッドデザイン賞を受賞し、評価されている会社が、独立系不動産総合デベロッパー、タカラレーベンです。
2013年度のダブル受賞から始まり、2016年度からは3年連続トリプル受賞を達成。2019年度には6つのプロジェクトでグッドデザイン賞を受賞しました。
数々のグッドデザイン賞を受賞している企業の魅力とは…タカラレーベン代表取締役の島田和一さんに話を聞いてきました。
島田社長「創業50周年に向けた象徴的なプロジェクト」
2022年に創業50周年を迎えるタカラレーベン。不動産経済研究所が発表した『2018年全国マンション供給戸数ランキング』では第8位と、6年連続でトップ10入りを果たしています。
一方で、グッドデザイン・ベスト100を受賞した、ボタニカルガーデン アートビオトープ「水庭」(以下、アートビオトープ)を含む、計6つの取り組みがグッドデザイン賞に選ばれました。
代表取締役の島田和一社長:
率直に言って、とても驚いています。数年前までは、グッドデザイン賞を受賞するとは想像もしていませんでした。
さまざまな部署が、それぞれの立場で、お客様のことを考えてプロジェクトを立ち上げ、邁進してきた結果だと考えています。
特に、『アートビオトープ』は創業50周年に向けた象徴的な事業の1つ。タカラレーベンがこれまで手掛けてきた取り組みをさらに発展させ、人々が豊かな時間を創造し、新しいライフスタイルを実現するために自然やアート、学びなどの文化活動をテーマにした、スケールの大きいプロジェクトです。
ボタニカルガーデン アートビオトープ「水庭」
『アートビオトープ』は、株式会社ニキシモと共同で進めている未来型リゾート・プロジェクト。タカラレーベンがCSR活動の一環として、栃木県那須町で行っています。
この取り組みを象徴する『水庭』は、樹木、水、苔の要素が重なったランドアートです。
318本の樹木が移植され、その間に160の池をモザイクのように配置した美しい水庭
島田社長:
これからの時代、企業の社会的姿勢がますます問われるようになっていきます。
『アートビオトープ』では、地元のアートや学びに関わる文化活動を継承しながら、さまざまな年齢や国籍、職業を持つ多様な人々との交流機会をもたらし、これからの社会やビジネスモデルを提案する未来型リゾートを目指していく予定です。
集合住宅「Brillia 湘南 辻堂海浜公園」
辻堂海浜公園や辻堂海岸から徒歩9分圏内という場所に位置する集合住宅「Brillia 湘南 辻堂海浜公園」(以下、Brillia 湘南 辻堂海浜公園)。シーサイドライフを満喫できる好環境である一方、大地震の際には津波被害が想定される地域でもあります。
こういった不安は、周辺の閑静な住宅街に住む人たちも同じ。そこでタカラレーベンは東京建物株式会社と共同で、『Brillia 湘南 辻堂海浜公園』の屋上にマンション入居者だけでなく、近隣住民も利用できる津波避難施設を設置しました。
『Brillia 湘南 辻堂海浜公園』の屋上に設置された津波避難施設のお披露目会に参加した地元保育園の子供たち
島田社長:
竣工前に、施設の事前周知を行い、近隣住民200人が参加するお披露目会を開催しました。また、藤沢市と連携し、近隣保育園からも定期的に避難訓練実施の要望が寄せられるなど、防災を起点としたコミュニティの活性化にも成功しています。
災害の備えに対する分譲マンション開発の新たなスキームを提示したことで、グッドデザイン賞では「沿岸都市の多い我が国においては、全国に広まって欲しい有効かつ汎用性の高い手法」と評価していただきました。
2019年度『グッドデザイン・ベスト100』『グッドデザイン賞』
ほかにも、顧客にとって便利なアイディアをカタチにした、さまざまなプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞しています。
アートビオトープ「水庭」
Brillia 湘南辻堂海浜公園
【2019年度グッドデザイン・ベスト100】
・アートビオトープ「水庭」
自然と寄り添い、折り合いをつけながら変化し、生み出されていく庭。
【2019年度グッドデザイン賞】
・Brillia 湘南辻堂海浜公園
津波避難施設を屋上に備えた集合住宅。
・6M プロジェクト
マンションゴミ置場のスマート化・改善の取り組み。6M(もったいない・もっと繰り返し使う・もう一度使う・もう臭わない・もう怖くない・もう汚くない)。
・防災拠点活用
モデルルーム、販売センターの防災拠点活用。
・マンション共用部の設計
将来的なリニューアルプランを盛り込んだ成長対応型・2段階可変式の共用部。
・スマート取説
住宅設備取扱説明書の一元電子化。
左上から時計回りに、6M プロジェクト、防災拠点活用、スマート取説、マンション共用部の設計
2022年に創業50周年を迎えるタカラレーベン
1972年、『宝工務店』の名で創業したタカラレーベン。一戸建ての分譲事業からスタートし、1990年半ばからは分譲マンション事業を軸に成長を遂げてきました。
2001年に株式上場した後、2013年には「社会的責任が大きい」と社長自らが語る発電事業にも本格参入。2022年の創業50周年に向け、規模を拡大しながら、さらに躍進を続けています。
島田社長:
2017年、私たちは「ライフスタイルに、新常識を。」という創業50周年に向けたグループスローガンを掲げました。
そのスローガンには、私たちの事業の核心は単にマンションという「箱」の提供ではなく、そこに住まう人々の理想のライフスタイルも併せてご提案・ご提供することであり、それによって人々を、街を、そして社会をよりよい方向へと導き、豊かにしていきたいという想いが込められています。
CSRの4つの重要テーマ
住宅の供給や自然エネルギーの導入など、事業を通じたCSR活動にも積極的に取り組むタカラレーベン。
中でもCSR活動の重要テーマに掲げているのは「価値あるライフスタイルの創造」「コミュニティの形成」「高品質で快適な空間の提供」「環境・文化の醸成」の4つです。
※画像をクリックすると拡大します
社会課題の解決とSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献し、タカラレーベンに関わるあらゆる人々や社会からの信頼を得て、永続的な発展を目指しているといいます。
島田社長:
グッドデザイン・ベスト100を受賞した『アートビオトープ』は、CSR活動の「環境・文化の醸成」の一環です。
ほかにも、震災復興イベント『ツール・ド・東北』『東北絆祭り』など、つながりをもつ地域のイベントやお祭り、スポーツや文化のサポートを積極的に行ってきました。
住宅を供給している会社ですから、住宅供給を通した社会貢献が基本になりますが、そこにとらわれずにさまざまなCSR活動を行っています。
富山県の再開発事業ほか全国各地へ事業展開
地方創生や地域活性化を重要課題としてとらえているというタカラレーベン。富山県の再開発事業にも携わってきました。
しかし、単に施設を建設するだけでは「本当の意味での『街づくり』とはいえない」と考えています。
『レーベン高岡MID RISE TOWER』
島田社長:
開発を通じてマンションや街全体のコミュニティの形成を支援し、人々の豊かなライフスタイルの創造を目指しています。
都市の機能性や居住性の向上はもちろん、人口減少や高齢化など地方都市が抱えるさまざまな課題を解決することも重要です。
2019年3月には、富山県内10棟目となる『レーベン高岡MID RISE TOWER』を高岡市の中心街、末広西地区に建設しました。地上16階建ての当ビルには、集合住宅に加え商業・公益施設を設置。地域住民の新たな交流拠点を創出しています。
2027年のリニア新幹線(東京・品川-名古屋)開通予定を見据え、名古屋に『レーベン名古屋松重町GRAND AUBE』を展開しました。
同じく2018年にスタートした北海道では『レーベン環状通東 THE RESIDENCE』を起点に、道内中心の『レーベン大通公園 THE CENTRAL』など、続々と展開中。さらには中国地方や九州地方にも進出を果たしています。
ほかにも2019年5月には、株式会社フジタとの共同事業で、ベトナムのハイフォンにおいて初のオール日系企業による分譲マンション開発『THE MINATO RESIDENCE プロジェクト』の公表式典を開催するなど、軸足は日本国内に置きながらも、海外にも事業を展開しています。
ライフスタイルの『新常識』が続々!
2022年に創業50周年を迎えるタカラレーベンが掲げた「ライフスタイルに、新常識を。」というグループスローガン。
そこに込められた想いを実現するかのように、さまざまなプロジェクトから『新常識』が生み出されています。
多様な生き方が求められる現代。タカラレーベンが提案する、新しい『ライフスタイル』に注目が集まっています。
タカラレーベン
[企画/東洋経済ONLINE × grape 文・構成/grape編集部]