「箱買いしてすぐ食べない時は…」 腐らせないコツを、ミカン生産者に聞いた
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- 協力
- 観音山フルーツガーデン






冬はミカンのおいしい季節です。ミカンを箱買いして食べているという人もいるでしょう。
では、ミカンを大量に購入した場合、どう保存するのがよいのでしょうか。
和歌山県でおいしいミカンを生産している『観音山フルーツガーデン』の9代目当主である、児玉芳典さんに『ミカンの保存方法』について取材しました。
家庭でのミカンの保存方法
ミカンの保存方法について、児玉さんからは以下のようにアドバイスをいただきました。
ミカン保存の基本は『涼しくて』『風通しがよく』『乾燥しすぎない』場所に置くことです。
1.【最重要】まずは『検品・仕分け』
保存を始める前に、必ずすべてのミカンをチェックしてください。
傷んでいるもの、皮が破れているもの、すでにカビているものは、すぐに取り除いてください。カビは隣のミカンにすぐ移ってしまいます。
少しやわらかくなっているものは、保存せずに優先的に早めに食べてしまいましょう。
2.基本は『常温保存』(冬場の寒い時期)
玄関、廊下、北側の部屋など、冬場の暖房が効いていない場所が最適。理想の温度は5~10℃くらいです。
【おすすめの入れ物】
通気性のよいカゴやザル、または側面に穴を開けたダンボール箱がおすすめ。カゴの上に乾いたタオルなどをかけておくのもよいです。
【並べ方(重要テクニック)】
・ヘタを下向きにする:ヘタの部分は皮が硬く丈夫です。下に向けることで、ミカン自体の重みで果肉が潰れるのを防げます。また、ヘタから蒸発する水分を防ぐことにもつながります。
・重ねすぎない:なるべく重ならないように平置きするのが理想。重ねる場合は2段くらいまでにし、間に新聞紙やタオル、キッチンペーパーを挟むと、湿気対策とクッション代わりになります。
3.暖かくなってきたら『冷蔵保存』
春先など気温が高くなってきた場合や、少し長く持たせたい場合は冷蔵庫の『野菜室』に入れます。ただし、冷蔵庫は乾燥しやすいので、以下のような工夫が必要です。
ミカンをそのまま冷蔵庫に入れると、水分が抜けてスカスカになったり、皮がシワシワになったりします。
ミカンを数個ずつ(面倒でなければ1個ずつ)新聞紙やキッチンペーパーで包み、それをポリ袋に入れて野菜室に入れます。
ポリ袋の口はきつく縛らず、軽く閉じるか、袋に少し穴を開けて通気性を確保します。
4.長期保存なら『冷凍ミカン』
食べきれない場合は冷凍もおすすめです。
ラップでぴったり包んで冷凍庫へ入れます。または、皮を剥いて一房ずつバラバラにして冷凍すると、そのままシャーベットのように食べやすくなります。
5.ミカンを箱買いして届いた場合
届いたらすぐに箱を裏返しにして、底面にあるミカンを食べるようにしましょう。
運送途中の重みで下のほうのミカンが傷んでいる場合があります。そのため、底のミカンから食べることで、傷みそうなミカンが減って長期保存が可能になります。
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NGなミカンの保存方法
児玉さんに「ここには置かないほうがいい」など、NGな保存方法もうかがいました。
ミカンの天敵は、『高温』『多湿』『密閉(酸欠)』『圧力』です。以下の場所や方法は避けましょう。
1.冷蔵庫の中
乾燥してジューシーさが失われるのと、『低温障害』を起こして味が落ちるためです。
乾燥によって水分が抜けてしまったり、皮がシワシワになってしまったりします。
また、ミカンはもともと温かい地域の果物なので、冷蔵庫の中の温度だと低温障害で果皮が茶色くなって傷んだり、甘みが感じにくくなったりします。
2.暖房の効いた暖かい部屋(リビングなど)
温度が高いと呼吸が活発になり、鮮度が落ちるスピードが早まります。ストーブの近くは厳禁です。
3.直射日光が当たる場所(窓際など)
温度が上がりすぎるうえ、乾燥して水分が失われてしまいます。
4.湿気が多いジメジメした場所(シンク下など)
ミカンは湿気を嫌うため、カビの温床になってしまいます。
5.届いたダンボール箱にそのまま入れっぱなし
先述の通り、圧力で下のほうのミカンが重みで潰れて傷みやすくなります。『密閉』『多湿』で通気性が悪く、中で湿気がこもってカビが発生しやすくなるので注意。
面倒でも一度箱から出し、検品して、通気性を確保した状態で入れ直すか、カゴなどに移し替えてください。重ねる場合は新聞紙などを挟みましょう。
6.ポリ袋に密封して常温に置く
ミカン自体の呼吸によって袋内に水滴(結露)が発生し、その水分がカビの原因になります。
常温で置くなら袋には入れず、裸のままカゴなどに入れましょう。
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ミカンを箱買いしてダンボール箱に入れたままというのは、よい保存方法とはいえないわけです。
ミカンは『高温』『多湿』『密閉(酸欠)』『圧力』が天敵とのことなので、これらを避けるのがポイント。
購入した際は『観音山フルーツガーデン』の児玉さんからのアドバイスを参考にしましょう。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]