「そんなに簡単に!?」すぐに試せる、すっぱいミカンを甘くする方法
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冬の果物の定番とも言えるミカン。
甘くておいしく、家に常備しているという人も多いでしょう。
大袋や箱で購入し、たくさん食べていると、すっぱいミカンに当たることもありますよね。
甘いミカンならいくらでも食べられても、すっぱいミカンは食べづらいので、どうにか甘くしたいもの。
実は、ひと手間加えることで、ミカンのすっぱさを和らげられるのです。
すっぱいミカンの活用方法もあるので、見ていきましょう!
ミカンの酸味を和らげる方法
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ミカンのすっぱさは、主にクエン酸によるものです。収穫して間もないミカンはクエン酸が多く、すっぱさを感じる場合があります。
収穫時をピークに、クエン酸は分解されて徐々に減っていくので、すっぱい場合は、数日ほどしばらく置いておくといいでしょう。
揉むとミカンが甘くなる!
早く甘くしたい時は、食べる1〜2時間前にミカンを揉むのがおすすめですよ。
揉むことで、傷ついた細胞が修復するためにクエン酸を消費し、すっぱさが減って甘いミカンに変身します。
手軽な方法なので、誰でも試しやすいですよね!
加熱でミカンが甘くなる!
また、電子レンジで温める方法もあります。
600Wの電子レンジで30~60秒ほど加熱すると、熱のストレスによってクエン酸が消費され、甘いミカンになりますよ!
撮影:grape編集部
温かいまま食べると、普段と違った味わいを楽しめるでしょう。少し放置すれば、冷たい状態でも食べられます。
その日の気分に合わせて実践してみましょう。
ただし、加熱具合によっては水蒸気で皮が破裂する場合もあるため、あらかじめ切れ目を入れておくことが大切。
ヤケドにも注意してくださいね。
管理栄養士の広田千尋さんによると、ほかにも方法があるそうです!
放置、刺激、加熱などによってミカンの糖度が上がるわけではなく、酸味が減るので甘さが際立って、甘さを感じやすくなります。
これらの方法以外にも、お湯にドボンとつけたり、皮ごと焼いて焼きミカンにしたりするのもおすすめ。ぜひ試してみてくださいね。
果汁をレモンの代用品として使う
すっぱいミカンの果汁をレモン果汁の代用品として使うのもおすすめです。
筆者も、冬にはミカンを常備していますが、時々すっぱさを感じるものに出会います。
そんな時は、ストレートの紅茶に絞ったすっぱいミカンの果汁を入れ、フルーツティーにしていますよ。
撮影:grape編集部
少し砂糖を入れれば、酸味と甘みの組み合わさった、まろやかな味わいになるので、ぜひ試してみてくださいね!
ミカン果汁が料理にも使える!
そのほかに、レモン果汁を使う料理の代用にする方法もあります。
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から揚げや焼き魚にかければ、酸味のあるさわやかな味わいになるので、味変にぴったり。
サラダをよく食べる人は、すっぱいミカンを活用したオリジナルドレッシングを作ってみましょう。
オリジナルドレッシングは、自分好みの味つけに調整できる点が魅力!
すっぱくて食べづらいミカンを自分流に活用してみてください。
すっぱいミカンも工夫次第でおいしく味わえる
大量購入した時に、たまに入っているすっぱいミカンも、おいしく味わえることが分かりました。
ミカンは栄養が豊富。すっぱいミカンも無駄にせず、冬の味覚として楽しみたいですね!
ミカンはビタミンCやカリウム、食物繊維などの栄養素がたっぷり。皮を剥くだけで食べられるので、手軽に栄養補給できるのが魅力です。
なかでも温州ミカンなどに豊富にふくまれる『β-クリプトキサンチン』という成分は、骨の健康維持など、さまざまな機能が期待されています。
1日2個程度を目安にして、ぜひ冬のおいしいミカンを味わってくださいね!
監修・取材協力 広田千尋
管理栄養士
病院、保育園、保健センターで幅広い年代の栄養サポートに携わる。独立後はコラム執筆のほか、身近にある材料で栄養満点なレシピの提案などを行っている。
⇒ウェブサイト 、Instagram
[文・構成/grape編集部]