lifestyle

「あーまってまって!」飲み終わった紙パックを捨てようとした男の子、すると母親が…?

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな

身体が温まり、ノドが渇いているお風呂あがりは、冷たい飲み物がおいしく感じられる瞬間の1つです。

中でも牛乳は定番で、銭湯や温泉に行くと必ずといっていいほど用意されていますよね。

ある小学生の男の子も、父親を真似てお風呂あがりに牛乳を飲むことが日課。

この日も、豪快に牛乳を飲み干し、空になった紙パックを捨てようとしたところ、母親から声をかけられました。

こちらの作品は、漫画家の羊の目。さんによるものです。

紙パックをリサイクルすることの重要性に気付いた親子。

ささいな行動が地球の未来につながることにワクワクしている様子です。

『紙パック』ってどういうもの?

牛乳パックを始めとする紙パックの原料は、計画的に育てられた針葉樹。

枝や曲がった木、木材をつくる時に余った部分などが使われているため、資源に無駄がなく環境に優しい容器です。

繊維が丈夫で質がよく、使用後には、洗って、開いて、乾かすことで、リサイクルができる『資源』となります。

紙パックの開き方は基本的に自由な上に、素手でも簡単に開くことができますよ。

リサイクルの際に気を付けたいのは、紙には、新聞紙、段ボール、雑がみ、紙パックなどさまざまな種類があること。リサイクルされるとそれぞれ違うものに生まれ変わります。

リサイクルされるものによって、運ばれる工場も異なるため、種類が違うものが混ざっていると、ただのゴミとして処理されてしまうことも…。

紙パックには『紙パック』マークが、ティッシュペーパーの箱、お菓子の空箱、紙袋などには『紙』マークがついているので、必ず分別するようにしましょう。

環境にもやさしい『紙パックリサイクル』

紙パックはリサイクル資源として非常に優秀ですが、その回収率は低く、2021年度の使用済紙パックの回収率は29.5%でした。

つまり、70%以上の紙パックが、使用した後に、燃えるゴミとして捨てられてしまっているのです。

紙パックは、リサイクルされると主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどに生まれ変わり、1000㎖の紙パック6枚でトイレットペーパーを1つ作ることができます。

そのまま燃えるゴミにしてしまうのは、もったいないですね。

リサイクルをすることで、社会や地球環境にさまざまなメリットがある紙パック。

環境省請負調査の結果から計算すると、屋根型の1000㎖の紙パック1枚をリサイクルすれば、燃えるゴミとして処理した場合と比べて、CO2を約70%削減することができるといいます。

紙パックをリサイクルすることは、地球環境のために私たちが個人でも行える活動の1つ。

意識していなかった人は、日々の生活の中で少しずつでも取り組んでみてはいかがでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

羊の目。

漫画家、イラストレーター。Twitterにて漫画を発信し始めると、独特なストーリー展開とほんわかしたイラストが話題となり、2023年10月現在、SNSの総フォロワーは80万人を越えている。
書籍に『スキありオムライス』、『1%ORANGE sideA sideB』、『アウトサイダーズ』。
X(Twitter):@odorukodomo8910 Instagram:hitsujinome

Share Post LINE はてな

page
top