「このケーキどうなるの?」 廃棄間際のスイーツを…「これは知らなかった」
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「このパンやケーキたち、売れ残ったらどうなるのだろう…」
閉店間際のパン店やケーキ店に足を運んだ時、残っている商品を見て、こんなふうに考えたことはありませんか。
食べることが好きな筆者は、いつもこう思います。「廃棄されるのは、もったいない。もし私が大食いだったら、全部買い占めるのに」と…。
とはいえ、現実的に1人で食べきることは不可能。でも、協力してくれる人がたくさんいれば、話は別ですよね。
簡単に食品ロスに貢献する方法があった!
日本では、本来なら食べられる食品が、令和4年度推計値・令和6年発表で年間472万tも捨てられているそうです。
飲食店では、まだおいしく安全に食べられるはずの商品が、売り切れずに廃棄されてしまうということが、毎日のように起こっています。
そんな現状を心苦しく思っていた筆者。SNSを見ている時にロスになりそうな食品を、みんなで助けに行けるサービスがあることを知りました。
それは『TABETE』というアプリ。さまざまな飲食店の料理をテイクアウトできるのですが、ほとんどが、飲食店で食品ロスの危機におちいっている商品なのです…!
2018年にリリースされてから、広がり続けている『TABETE』。ネット上でも「本当にオススメ。やらない理由がない」など、絶賛の声が上がっています。
とはいえ、アプリと聞くと「難しそう」と思う人もいるでしょう。『TABETE』のサービスが気になった筆者は、実際にアプリを利用して、食品をレスキューしてみました!
『TABETE』を実際に使ってみた!
まずは『TABETE』のアプリをスマホにインストールします。登録料や月額料などは、一切かかりません!
アプリを立ち上げると、困っている店からの『レスキュー依頼』が、一覧になって表示されます。
画像提供:株式会社コークッキング
地図から、現在地近くの店を探すことも可能。気になる店がたくさんある中、ある店の名前が筆者の目に留まりました。
それは、スイーツの品ぞろえが豊富な『銀座コージーコーナー』!
普段から利用している大好きな店ということもあり「これは、助けに行かなければ!」とレスキューしに行くことに。
やり方はとても簡単でした。買いたい商品を選び『数量』を指定して『レスキューにむかう!』のボタンを押します。
あとは『受け取り予定時間』を指定し、クレジットカード番号を入力して『レスキューを確定する』のボタンを押すだけ。
指定した時間までに、店舗に直接商品を取りに行けば、レスキュー完了です!無事に商品を受け取ることができました。
筆者は、出品されていた『デイリースイーツ詰め合わせ(4個)』を税込み540円で購入。
中身は日によって異なるため、箱を開けるまでは何が入っているか分かりません。福袋を開けるようなワクワク感があります。
一体、何が入っているのでしょうか。帰宅して早速、箱をあけてみると…。
『スフレワッフル(ホイップ&カスタード)』が4つ入っていました!
ふわっふわのワッフルになめらかなクリームがサンドされており、ひと口頬張ると、1日の疲れが吹き飛ぶようです。
おいしすぎて、ペロリと完食!同居人も「おいしかった!」と大満足していました。
しかも、『スフレワッフル(ホイップ&カスタード)』は、本来であれば1個あたり税込み216円で販売されている商品。300円ほど安く商品を買うことができました。
『TABETE』では、出品する店側が値段を設定しており、場合によっては「レスキューしてくれて、ありがとう」という気持ちで商品が値引きされていることがあります。
こんなにおいしいものを食べられて、食品ロスにも貢献できるなんて、いいことしかありません!
使い続けたくなる『TABETE』
最初は「よし、食品ロスに貢献するぞ!」といった意気込みで、アプリをインストールした筆者。
ですが、実際にアプリを使用してみると、あまりの手軽さに、いい意味で拍子抜けしてしまいました。
生活の中で「今日は疲れたから、お惣菜を買って帰ろう」「頑張ったご褒美に甘いものを食べたい」など、食品を買う機会はたくさんありますよね。
『TABETE』は、肩に力を入れなくても、食べ物を買う手段の『1つの選択肢』として日常生活に取り入れながら、食品ロスに貢献できるところが、とても魅力的に感じられました!