閉店後、店先に『紙袋』を置くレストラン 中には優しさが詰まっていた
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廃棄される予定の5万個を救った? パンを焼かない『夜のパン屋さん』の活動とは優しく、甘い香りをただよわせる、ベーカリー。ベーカリーには、焼き立てのおいしいパンをすぐに客に食べてもらえるという魅力があります。一方で、売れ残ってしまったら、廃棄せざるを得ないという問題も抱えているとか。そんな問題を解決するために、立ち上がったのが、『夜のパン屋さん』でした。

ゴミ拾いをする男性 排水溝から出てきたモノが?「ゾッとした」「全日本人が拍手すべき」街でゴミ拾いをしているヒーロー。活動報告に衝撃を受ける人が続出しました。
イギリスにあるレストラン『Bosu Body Bar』が行った試みが、多くの人から称賛されています。
営業終了後に、店の前にいくつかの『紙袋』を置くというのですが…。
紙袋には、優しさが詰まっていた
店先に置かれた、「シェアして!」「食べて!」などのメッセージが書かれた紙袋。
この紙袋には、ホームレスの人たちに向けた食事が入っているのです。
『Bosu Body Bar』が提供する料理には添加物が入っていないため、あまり日持ちしません。もし売れ残ってしまった場合、スタッフに配ったり、廃棄したりしていました。
そこで考えられたのが今回のアイディア。売れ残った料理を箱詰めして紙袋に入れ、食事に困っている人たちにシェアするというものです。
投稿には、こんなメッセージが添えられています。
この試みに、「とってもいいアイディアね!」「ホームレスの人を見かけたら、伝えるようにします」と賛同の声が上がっています。
世界中で問題になっている、まだ食べられるものを捨ててしまう『食品ロス』。内閣府が運営するウェブサイト『政府広報オンライン』によれば、日本でもスーパーマーケットや飲食店などで廃棄される『まだ食べられる食品』は、年間632万トンに達するそうです。
店は食品を捨てずに済み、食事に困っている人はお腹が満たされる…今回の試みはまさしく一石二鳥です。
人を救い、かつエコにも配慮したこのプロジェクトを考えたスタッフたちは、きっと温かい心を持った人たちなのでしょうね。
[文・構成/grape編集部]