毎日大量のゴミが出る甲子園球場 リサイクルの取り組みに「素晴らしい!」
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プロ野球球団『阪神タイガース』の本拠地であり、全国高校野球選手権大会の舞台でもある阪神甲子園球場(以下、甲子園)。
試合のある日には多くの人が足を運び、プロ野球では1試合で約4万人が来場しています。
多くの人が来場するぶん、飲食物を中心に毎日大量のゴミが出る甲子園。
だからこそ、環境への配慮を意識し、エコな取り組みを行っていることをご存じでしょうか。
甲子園でペットボトルを捨てると…?
甲子園では、2021年12月に環境保全プロジェクト『KOSHIEN “eco” Challenge』を宣言し、太陽光発電の利用やプラスチックのリサイクルなどを実施。
プロジェクトに賛同したオフィシャルエコパートナーの1つである、アサヒ飲料株式会社は、甲子園のペットボトル回収とリサイクル率向上をサポートしています。
全国高校野球選手権大会が開催されていた、2023年8月6日から22日にかけては、球場内で回収されたペットボトルを、再びペットボトルとして再生利用する『ボトルtoボトル』の取り組みを行いました。
甲子園で『ボトルtoボトル』の取り組みを行うのは初めてのこと。
1からペットボトルを生成する場合と比べて、CO2の排出量を削減することができるといいます。
ペットボトルを通じたリサイクルの取り組みは、私たちが日々の暮らしの中でできるサステナブル活動の1つです。
リサイクルしやすくするため、キャップやラベルを外してから回収に出すことも大切ですよ。
リサイクルにより、新しく生まれ変わったペットボトルの一部は、再び甲子園で販売されるとのこと。
資源を大切にする取り組みに、SNS上では「目に見えるエコ。いい取り組みだ!」や「野球とは関係ないかもしれないけど、こういう取り組みはどんどん進めてほしい」といった声が集まっていました。
『KOSHIEN “eco” Challenge』の宣言以降、エコな球場としても注目を集めている甲子園。
日々、熱い闘いが繰り広げられている甲子園の裏側には、『ボトルtoボトル』を始めとする細やかな取り組みがありました。
野球を観に行った際には、球場の取り組みにも注目してみると、より面白いかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]