管理栄養士が作った『玉子焼き』 カットすると…「弁当にピッタリ」「彩りきれい」
公開: 更新:


下向きにして2分待つだけ ブロッコリーの洗い方に「毎回やる」「これは便利」つぼみ部分に泥や汚れが溜まりがちなブロッコリー。しかし、どうやって洗えばきれいになるのか分かりにくい人も多いのではないでしょうか。手軽でもしっかり洗える方法で、泥や汚れを一網打尽にしましょう。

食パン1枚に大さじ1杯 元給食の先生が教える食べ方に「娘が大絶賛」「朝食に決定」フライパンで5分!シュガートーストの作り方が話題に。保育園調理師として14年働いていた、ゆりまま(yurimama_recipe)さんの投稿をご紹介します。
普段のおかず、お弁当で人気の玉子焼き。簡単でいろいろなアレンジを楽しむことができますね。
何を入れようか迷ったら、枝豆を入れた玉子焼きはいかがでしょうか。
本記事では、管理栄養士の資格を持つ筆者がおすすめする『枝豆の玉子焼き』の作り方を紹介します!
『枝豆の玉子焼き』の作り方
用意するものは以下の通り。玉子焼き器のサイズが、横12cm、縦18cm程度のもので1本作れる量になります。
【材料】
・卵 2個
・冷凍枝豆 50g
・醤油 小さじ4分の1杯
・塩 少々
・油 適量
筆者は、こちらの冷凍枝豆を使いました。
冷凍枝豆の代わりにゆでた枝豆を使ってもOKです。しかし、冷凍枝豆なら通年手に入り、ゆでる手間もなく簡単です。のちほど説明しますが、栄養面でもメリットがあります。
まずは枝豆を解凍して、さやから出しておきます。
文部科学省の『食品成分データベース』によると、冷凍の枝豆の廃棄率は50%です。
今回は26gでしたが、廃棄部位のさやが50%なので、むき枝豆を使う場合は25g程度を用意するとよいでしょう。
ちなみに今回の商品には塩味がついていたので、筆者は水にさらして塩抜きして使いました。
次に、ボウルに卵を割り入れて菜箸で混ぜます。そこへ、醤油、塩を混ぜたら、枝豆を加えます。
玉子焼き器に油を入れて中火で熱して、十分に温まったら卵液の3分の1杯の量を入れます。
半熟状になったら奥側から手前に巻いていきます。これをあと2回繰り返して焼き上げましょう。
『枝豆の玉子焼き』が完成しました!
切り分けると枝豆のきれいな緑色が登場して、枝豆の食感がよいアクセントになっています!
玉子焼きと枝豆の両方のおいしさが味わえて、子供のお弁当などのおかずとしてだけでなく、大人のおつまみにもよさそうです。
玉子焼きに使う枝豆は冷凍品でOK
文部科学省の『食品成分データベース』によると、ゆでた枝豆と冷凍枝豆の可食部の100gあたりの栄養価は、以下のようになります。
エネルギー:ゆで118kcal、冷凍143kcal
食物繊維:ゆで4.6g、冷凍7.3g
カリウム:ゆで490㎍、冷凍650㎍
葉酸:ゆで260㎍、冷凍310㎍
ビタミンC:ゆで15mg、冷凍27mg
冷凍のほうが食物繊維やカリウム、葉酸、ビタミンCなどが多く含まれていることが分かります。
食物繊維は便秘予防に役立ち、カリウムは体内の余分なナトリウムの排出をうながします。
ビタミンB群の一種である葉酸は正常な赤血球をつくる時に、ビタミンCは肌などのコラーゲンを作る時に必要な栄養素です。
もちろん、すべての栄養素について冷凍が上回っているわけではなく、生の枝豆をゆでたもののほうが多い栄養素もあります。
例えば、身体の中でビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜の健康維持に働くβカロテン。『食品成分データベース』によると、100gあたりの冷凍枝豆では170㎍ですが、ゆでたものでは260㎍と多く含まれていることが分かります。
しかしながら、冷凍品のほうが多い栄養素もあり、通年手に入るなどのメリットもあるため、日々の料理に取り入れてみてはいかがでしょう。
ちなみに、商品によっては塩味がついているので、その場合は塩抜きしたり、味付けの塩分を調整したりして料理に使うといいですよ。
玉子焼きを栄養アップ!
卵は完全栄養食品と呼ばれることもあり、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルなどを含んでいます。
しかし、そんな卵にもビタミンCと食物繊維は含まれていません。
枝豆を入れればこれらも摂ることができるので、シンプルな玉子焼きよりも栄養価がアップしますよ。
彩りもきれいでおいしく、簡単にできる『枝豆の玉子焼き』を試してみてはいかがでしょうか。
筆者のブログやSNSでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
ブログ:食育ノススメ
Instagram:akiyo_koizumi
X:@AkiyoKoizumi
[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。