和菓子職人が送る、敬老の日のサプライズ 見た目も縁起も抜群な『どら焼き』とは
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「ご先祖様も、笑ってくれる気がする」 職人が『迎え盆』に公開したものに反響!和菓子職人の三宅正晃(@beniyamiyake)さんが作った、『精霊馬』『精霊牛』に注目が集まりました。

和菓子職人「久しぶりに作りました」 完成させたのは?「娘が好きそう!」和菓子の一種である、練り切り。古典的な題材のほか現代的なモチーフまで、自由な発想で作れるのも魅力の1つといえるでしょう。2025年8月4日、栃木県真岡市で和菓子店『御菓子司 紅谷三宅』を営んでいる、三宅正晃(@beniyamiyake)さんがXを更新。「久しぶりに作った」という練り切りが話題になっています。
- 協力
- @kurokazu_45
昔話にも登場するほどなじみが深く、ペットとしても人気のカメ。
長生きなことで知られており、『ツルは千年、カメは万年』という、ことわざがあるほどです。
2025年9月14日、そんなカメをモチーフにした和菓子がXに投稿され、話題になりました。
5万人以上が『いいね』を送った、かわいらしい1枚をご覧ください!
カメの形の…どら焼きが並んでいます!
カメのどら焼きを投稿したのは、神奈川県高座郡の和菓子店『和菓子處吉祥庵』を営む2代目店主、黒田和比古(@kurokazu_45)さん。
同月15日が『敬老の日』だったことに合わせ、長寿を意味するカメをモチーフにした、どら焼きを作ったそうです。
体中を覆うような大きい甲羅や、隙間からはみ出ている、練り切り製の顔や脚など、デフォルメされたカメの見た目がなんとも愛らしいですよね。
このどら焼きを、黒田さんはさらにクオリティーアップさせています。
『敬老の日』当日に店舗に並んだ、カメのどら焼きが、こちら!
甲羅が緑色の、抹茶どら焼きになりました!
鼻の穴が追加されて、口の中もピンク色になっているなど、よりカメらしい見た目になっていますね。
『万寿どら焼き』という縁起のよい名前で販売された商品に、ネット上では多くの称賛の声が寄せられていました。
・か、かわいい!目が合ったら食べられないから、お尻からですね。
・カメの表情が明るくていいですね。おいしそう。
・食べるのがもったいない!
・見てよし、食べてよしのどら焼きですね。
『和菓子處吉祥庵』は、『万寿どら焼き』の影響もあってか、敬老の日は店頭のお菓子がすべて売れるほど、賑わいを見せたそうですよ。
かわいらしい『万寿どら焼き』 黒田さんに聞いた
人気を博した『万寿どら焼き』の見た目は、どのようにして決まったのでしょうか。
grapeの取材に対して、黒田さんはこのように教えてくれました。
カメといえば、日本人にはミドリガメのイメージがあると思い、甲羅を緑色にしています。
正式に販売するにあたって、見た目も細かい修正をして、クオリティーアップに努めました!
『万寿どら焼き』は定番商品ではありませんが、今後も購入できる機会はあるようです。
黒田さんは「包装などの準備を整えた上で、10月初旬にご予約販売を承る予定です」と話していました。
なじみのある動物を模した和菓子だと、見ているだけでも気分が上がりますね。
家族みんなで、長寿を願いながら、食べてみてはいかがでしょうか!
黒田さんが手掛けた、ほかの和菓子が気になる人は、こちらの記事からご覧ください。
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[文・構成・取材/grape編集部]