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デニムが色移りしてしまった時の落とし方とは?種類別に対処法をご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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デニムが色移りしてしまった時の落とし方とは?種類別に対処法をご紹介

※写真はイメージ

「ほかの服と一緒に洗濯をしたら、デニムから色移りしてしまった」

「デニムのポケットに入れたスマホケースに色移りしている」

デニムをよく使う人のなかには、こういった悩みのある人がいるかもしれません。デニムは、長期間着用を続けるほどに味が出るおしゃれアイテムの1つといわれている一方で、色移りしやすい素材としても知られています。

デニムから色移りした場合の落とし方を知っておくと、意図せずお気に入りのものに色移りした時でも素早く対応できるでしょう。

本記事では、デニムの色移りの原因や落とし方などについてご紹介します。デニムの色移りについて悩んでいる人の参考になるでしょう。

デニムの色移りはなぜ起こるのか

デニムの色移りはなぜ起こるのか

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デニムが色移りしやすい理由は『インディゴ染料』を使用していることが原因だといわれています。インディゴ染料はデニムの色付けのために使われますが、繊維に強く定着しないため、色がはがれやすいのが特徴だそうです。

さらに、インディゴ染料は水や摩擦にも弱い特徴を持つのだとか。そのため、洗濯をする時に色が落ちてほかの衣類に色移りをすることがあるのだそうです。

また、洗濯時だけでなく、外で急に雨に降られた時や、デニムのポケットにスマートフォンを収納していた時にも色移りが起こる可能性があります。

もし雨に降られたり、洗濯をしたりして、デニムの色が移った時はできるだけ早い対応が必要です。

【アイテム別】デニムの色移りの落とし方

【アイテム別】デニムの色移りの落とし方

※写真はイメージ

デニムが色移りするものとして、服や靴、バッグ、スマホケースなどが挙げられるでしょう。色移りしたものによって必要な対応が異なるとされています。

デニムが色移りした時の落とし方をアイテムごとにご紹介するため、色移りして困っているものに対応した方法で試してみてください。

服への色移りを落とすポイントは、50~60℃程度の湯を使うことだそうです。

デニムの染料は湯に溶けやすいといわれています。湯で洗濯すると、色移りしたデニムの染料が溶けやすくなり、落とせる可能性があるのだとか。

湯で洗濯する際は、浸け置きもよいとされています。浸け置きをしてから洗う場合の手順は次の通りです。

1.50~60℃程度の湯に、普段の2倍の量の洗濯洗剤を溶かす。

2.30分〜1時間程度浸け置きする。

3.洗濯機で洗う。

ただし、デリケートな素材の服や、湯で浸け置き洗いしても色移りが落ちない時は、無理に落とそうとすると服を傷める可能性があります。こういった場合には、クリーニング店への依頼も検討したほうがよいでしょう。

スニーカー

雨などの影響でスニーカーにデニムの色が移った時は、消しゴムタイプのクリーナーを使うとよいそうです。

消しゴムのようにこするだけで、色移りの汚れが落ちるとされています。ほかに道具などは不要で、簡単に使える点がメリットです。こする際に力を入れすぎるとスニーカーを傷める可能性があるため、注意しましょう。

クリーナーを持っていない場合は、酸素系漂白剤を用いた落とし方も効果が期待できるのだとか。酸素系漂白剤を使う落とし方は、次の通りです。

1.靴が入る大きさの洗面器などにぬるま湯を入れる。

2.酸素系漂白剤を溶かす。

3.30分ほど浸け置きする。

4.浸け置きが終わった後は洗剤で洗う。

スニーカーを洗い終わった後は、風通しのよい日陰で自然乾燥させます。日光に当たると生地が傷む原因になるとされているためです。また、乾かす際は地面に直置きせず、斜めに立てかけると乾きやすくなるでしょう。

バッグ

革やキャンバス地のバッグなどにも、デニムから色移りする場合があります。バッグは素材によって落とし方が異なるため、間違えないようにしましょう。

まず、革製のバッグに色移りした時の落とし方は、次の通りです。

1.革製品用のクリーナーを使用して、色移りした部分の輪郭を優しくぼかすようにこする。

2.専用のクリーナーだけで落としきれない時は、革製品用のカビ取りスプレーを吹きかけ、布でこする。

3.色移りがなくなるまで、1と2の工程を繰り返す。

4.革製品用のクリームでバッグを拭いて仕上げる。

キャンバス地のバッグの場合は、色移りした部分に固形石鹸か中性洗剤を馴染ませ、優しくこするとよいとされています。固形石鹸や中性洗剤だけでは落ちないひどい色移りの場合は、次の落とし方を試してみてください。

1.鍋に1.5ℓの水を入れ、削った固形石鹸と洗濯のりを加える。

2.鍋を火にかけ、バッグが浮かないように箸でおさえて、5分間煮洗いする。温度は、沸騰前の90℃程度を保つ。

3.色移りが落ちたことを確認し、バッグを取り出してすすぐ。

沸騰こそさせないものの、火や湯を扱う方法のため、やけどに注意しましょう。

色移りしないための予防策

色移りしないための予防策

※写真はイメージ

まず、洗濯で色移りをさせないためには、洗濯ネットを使用するとよいそうです。洗濯ネットに入れる際には、デニムを裏返しておくと、色移りや色落ちを防げるのだとか。

洗濯時にはデニムを単体で洗い、おしゃれ着専用コースなどのデリケートな素材用のコースを選ぶとよいといわれています。

なお、湯で洗うと色落ちしやすいとされているため、水で洗うようにしましょう。

デニムが色移りした時は、アイテム別の落とし方を試してみよう

デニムの色移りは、デニムの染料が水や摩擦に弱くはがれやすいために起こるとされています。洗濯時や雨に降られた時などのタイミングで、デニムの色が服やバッグに移ってしまう場合もあるでしょう。

そうした時は、本記事でご紹介した落とし方を参考にしてみてください。ただし、無理に落とそうとすると生地が傷む可能性もあります。あまりに取れない時は、クリーニング店などの専門業者への依頼も検討しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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