きりたんぽ鍋にせりは必須?代わりになる食材4選と作り方を解説
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秋田県の郷土料理であるきりたんぽ鍋を作ろうとした時、せりが手に入らないという経験をしたことはありませんか。
せりはきりたんぽ鍋に欠かせない具材の1つとされますが、手に入らなかったり、味が苦手だったりする場合もあるでしょう。そんな時は、ほかの食材で代用できます。
本記事では、きりたんぽ鍋にせりが必要とされる理由や代用できる食材、作り方、そして最後まで楽しめるおすすめのシメをまとめました。
きりたんぽ鍋のせりの代わりになる食材が知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
きりたんぽ鍋にはせりが絶対必要?
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きりたんぽ鍋は、秋田を代表する郷土料理です。きりたんぽ鍋には、どんな具材を入れればよいか分からない人もいるでしょう。
使用する具材は、基本的に以下の7種類となります。
特にせりは、香りと食感の両方で鍋全体を引き立てる存在です。シャキシャキとした歯ごたえと独特の苦みが、鶏の出汁や野菜の甘みと調和し、味をきりりと締めてくれます。
本場の風味を再現したいのであれば、せりは欠かすことのできない重要な食材といえるでしょう。
きりたんぽ鍋のせりの代わりになる食材は?
きりたんぽ鍋に、せりは香りや食感の点で欠かせない存在です。
しかし、旬の時期や地域によっては入手が難しいケースも少なくありません。また、独特の風味が苦手で避けたいという人もいるでしょう。
そのような場合には、せりの代わりに似た食感やさわやかさを持つ野菜を取り入れることをおすすめします。せりを入れなくても、きりたんぽ鍋をおいしく楽しめるでしょう。
ここでは、せりの代用食材として『ミツバ』『クレソン』『ミズナ』『シュンギク』の4つをまとめました。
ミツバ
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せりの代わりになる食材の1つが、ミツバです。
ほのかに甘みを感じるさわやかな香りとシャキッとした歯ごたえが特徴で、鍋の風味をすっきりと仕上げてくれます。クセが強くないため、食べやすい点も魅力です。
スーパーでも手に入りやすいため、せりがない時に試してみたい代用食材といえるでしょう。
クレソン
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クレソンも、セリの代用となる食材です。
クレソンはアブラナ科の植物で、ピリッとした辛味とほろ苦さがあります。
根の部分は食べられないため取り除き、茎と葉をさっと火を通して食べるようにしましょう。
ミズナ
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せりの代わりの食材として、ミズナも挙げられます。
ミズナはシャキシャキした歯切れのよさが持ち味で、さっぱりとした鍋に仕上げたい時に向いているでしょう。クセがほとんどなく彩りもよいため、せりの代用として加えると見た目も華やかになります。
火を通しすぎると食感が損なわれるため、仕上げにさっと入れて食感を残すのがおいしさのポイントです。
シュンギク
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シュンギクもせりの代わりとして使える食材の1つです。
シュンギクは、関西では『菊菜(きくな)』とも呼ばれ、独特の香りとほろ苦さがあります。煮込みすぎると柔らかくなり苦みが強くなるため、食べる直前に加えるのがよいでしょう。
好みが分かれる野菜ではありますが、香りを大切にする鍋料理にはぴったりの代用品です。
きりたんぽ鍋の作り方
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きりたんぽ鍋の基本の材料と作り方は、以下の通りです。
【材料(2人分)】
【作り方】
1.鍋に水と鶏ガラを入れ、火にかけて出汁を取る。
2.アクが出たら丁寧に取り除く。
3.ガラを取り出し、鶏肉とゴボウを加えて煮込む。
4.火が通るまで弱火でじっくり煮る。
5.続いて糸こんにゃくとマイタケを加え、さらに煮立ったら醤油、酒、塩で味を整える。
6.2つに割ったきりたんぽを鍋に並べ、長ネギとせりを加えて軽く煮立てる。
鶏肉の出汁に、きりたんぽや香り高い野菜が合わさることで、本場の味を再現できるでしょう。
きりたんぽ鍋のおすすめのシメ
きりたんぽ鍋は、そのままでも十分満足感のある料理ですが、残った出汁を生かして鍋のシメを楽しむのもおすすめです。
ここでは『うどん』『そば』『ご飯』の3つのシメを解説します。ぜひ試してみてくださいね。
うどん
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鍋料理のシメとして人気の高いうどんは、きりたんぽ鍋との相性も抜群です。
特にコシのある讃岐うどんを使うと、煮込んでも柔らかくなりすぎず、最後までおいしく食べられます。
冷凍うどんならそのまま鍋に加えるだけで簡単に調理でき、乾麺を使う場合は固めにゆでてから加えるとちょうどよい仕上がりになるようです。
鶏出汁をたっぷり吸ったうどんは、もちもちとした食感できりたんぽとはまた違った味わいを楽しませてくれるでしょう。
そば
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一見意外に思えるかもしれませんが、そばもきりたんぽ鍋のシメとして人気があります。
香ばしいそばの風味が、鶏や野菜の旨味が溶け込んだスープと調和して、あっさりしながらも深みのある味わいになるのです。
そばは別の鍋で下ゆでしてから投入するようにしましょう。さらに冷水でしめておくと鍋に入れてものびにくく、食感を損なわずに楽しめます。
普段のシメとはひと味違う新鮮さを感じられるでしょう。
ご飯
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鶏の出汁や野菜の旨味を最後まで堪能したいなら、ご飯を入れて雑炊にするのがおすすめです。
残ったスープを軽く煮立たせ、ご飯をほぐしながら入れると旨味をしっかり吸ってくれます。さらに溶き卵を加えれば、ふんわりとした卵雑炊に仕上がり、鶏肉との相性も抜群です。
きりたんぽを少し崩して雑炊にする方法もあり、もちっとした食感と香ばしさを味わえます。
最後の一口まで温かく、満足感のあるシメを楽しめるでしょう。
きりたんぽ鍋のせりの代わりはミツバ、クレソン、ミズナ、シュンギク
きりたんぽ鍋は、秋田を代表する伝統料理であり、鶏の出汁と香り豊かな野菜が調和する奥深い味わいが魅力です。
中でも、せりは食感と香りで鍋全体を引き締める重要な役割を担い、本場の味を再現するためには欠かせない存在といえます。
ただし、手に入りにくい場合やせりが苦手な人もいるでしょう。そんな時は、ミツバ、クレソン、ミズナ、シュンギクといった代用食材で工夫することも可能です。
さらに、残った出汁を生かしたうどん、そば、ご飯のシメを加えることで、最後まで余すことなく楽しめます。
せりの香りを生かした本格派から、代用食材やシメのアレンジまで、自分に合ったスタイルで味わうことができるのが、きりたんぽ鍋の大きな魅力でしょう。
[文・構成/grape編集部]