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夜道が怖くなくなる2つの習慣 自分を守るための歩き方とは?

By - りょうせい  公開:  更新:

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夜道の写真

※写真はイメージ

仕事や飲み会などで遅くなった夜の帰り道。スマホを見ながら歩いたり、イヤホンで音楽を聴いたりしていませんか。

昼間よりも人の目が減り、静けさに包まれる夜道こそ、もっとも油断してはいけない時間帯です。

元警察官である筆者は、現役時代、不審者の声かけ事案やストーカー、つきまといなど、数え切れないほどの対応をしてきました。

その中には「気づいたら腕をつかまれていた」「後ろから声をかけられて驚いた」という相談も少なくありません。

話を聞くと、ほとんどの人が「スマホを見ていた」「イヤホンをしていた」と答えたのです。

本記事では、暗い夜道を少しでも安心して歩く方法を紹介します。

『気づく力』が自分を守る第一歩

視界がかなり限定されてしまう、暗い夜道。そこに『ながらスマホ』やイヤホンが加わると、危険を察知する力が一気に鈍ってしまいます。

不審者の発見が遅れると、逃げる・防御するなどの選択肢が、どんどんなくなってしまうことを覚えておいてください。

夜道でスマホを見る男性の写真

※写真はイメージ

また、犯人から見れば、スマホに夢中になっている人は気づかれにくい相手、つまり狙いやすい相手です。

一方で、時々振り返ったり、左右を確認したりする『キョロキョロする行動』は非常に効果的。

これは『見せる警戒心』となり、周囲を意識しているサインになります。

『見られている』と感じた瞬間、犯人は行動をためらうもの。わずかな仕草が、自分を守る大きな抑止力になるのです。

コスパ最強の防犯グッズ『反射材』

もう1つおすすめしたいのが、反射材(リフレクター)。バッグやリュックにつけるだけで、車のライトを反射して自分の存在を知らせてくれるグッズです。

ドライバーが反射材をつけている人を見つける距離は、つけていない人のおよそ2倍とも言われています。

リュックについたリフレクターの写真

※写真はイメージ

また、反射材などの防犯グッズを身につけることで、周囲の人へ「防犯への意識が高い」と思わせることができます。

暗い夜道を歩く時、自分の存在が目立つような光るグッズをつけていると、不審者に対して『夜道を歩く危機意識が高い人』というサインになるのです。

最近はデザイン性の高いものも増えており、ファッション感覚で取り入れられるのも魅力。

わずか数百円で『見られる安心』を得られるので、まさにコスパ抜群の防犯アイテムです。

防犯ブザーも効果的

さらに、防犯グッズの代表格といえる防犯ブザーも、コスパ最強の防犯グッズと言えます。

いざという時、人は声が出にくくなるもの。ブザーがあれば瞬時に周囲へ危険を知らせることができるでしょう。

また、見える位置に身につけておくことで、反射材と同様に「警戒心が強い人」という印象を与え、抑止効果にもつながります。

大切なのは周囲に『意識』を向けること

夜道を歩く時に大切なのは『自ら五感を奪わないこと』『気をつけていると周囲に知らせること』という2つです。

スマホやイヤホンを少しの間、カバンにしまって、周囲の音や気配に意識を向けてみましょう。

そしてバッグには反射材を1つつける。こうした小さな工夫が、あなたを守る大きな力になります。

りょうせいさんの顔写真

記事執筆 りょうせい

元警察官。警察歴10年。
交番勤務を経て、生活安全課の捜査員として勤務。
行方不明やDVなどの「人身関連事案」を対応しつつ、防犯の広報・企画業務を兼務。
現在は警察の経験を生かし、Xや音声配信(StandFM)にて、防犯情報を発信中。
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[文・構成/りょうせい]

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