白菜の旬はいつ?おいしい白菜の見分け方や保存法をご紹介
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『白菜』は、鍋やスープなど冬に欠かせない野菜の1つですよね。ただ、白菜は1年を通してスーパーで見かける野菜でもあります。
「冬の白菜は甘くておいしいと聞くけど、旬の時期はいつなのか」「春や夏に買う白菜は味が違うのか」と気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、白菜の旬の時期や新鮮な白菜の見分け方について、分かりやすくご紹介します。
鮮度を保つ保存法についても解説しているため、おいしい白菜を食べたいと言う人は、ぜひ参考にしてください。
白菜の旬はいつ?
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『白菜』は冬を代表する野菜とされており、旬の時期は11~2月頃と言われているそうです。
霜にあたることで繊維がやわらかくなり、糖分が増して甘味が引き立つとされています。
白菜は、鍋料理やスープ、サラダなどさまざまな調理に活用できる万能野菜です。
特に、冬の白菜は甘みと食感が際立つため、より一層おいしく味わえるでしょう。
春や夏に売られている白菜はまずい?
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冬が旬の白菜を年中スーパーで見かけると「春や夏の白菜はおいしくないのでは」と感じる人もいるかもしれません。
結論から伝えると、春や夏に出回る白菜がおいしくないとは限らないようです。
白菜は、栽培する産地、品種や作型の工夫により通年で市場に出回るようになっています。
出回る時期のおおよその目安は、次の通りです。
春白菜や秋冬白菜は『茨城県』の出荷量がもっとも多いとされ、夏白菜は『長野県』『北海道』『群馬県』といった高冷涼地で栽培されたものが中心とされています。
白菜の旬が11~2月でもっともおいしく食べられると言っても、必ずしも『春や夏の白菜がまずい』と言う訳ではないようです。
新鮮な白菜の見分け方
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続いては、新鮮な白菜の見分け方についてご紹介します。
旬の白菜のなかでも、収穫後の期間や保存状態によって、鮮度が落ちているかもしれません。
白菜が丸ごとなのか、カットされているのか、販売状態によっても判別ポイントが異なるため、特徴を理解して、鮮度の高い白菜を選べるようになりましょう。
丸ごと
1個丸ごとの白菜は、下記ポイントを参考に鮮度を見分けてみてください。
葉脈が左右対称となっている。
黒い斑点がない。
芯の切り口が500円玉サイズのものは、栄養をほどよく吸収し、自然な速度で成長した証とされています。
また、白菜の表面に黒い斑点のようなものが見られることがあるようです。
黒い斑点の正体は『ポリフェノール』のようで、生育中のストレスなどが原因で生成されることが多いのだとか。『ゴマ症』と呼ばれています。
品質上は問題ないものの、苦味の原因となることもあるため、できるだけ黒い斑点のない白菜を選ぶとよいでしょう。
黒い斑点についての詳細は、下記の記事で解説しています。気になる人はぜひチェックしてくださいね。
白菜の黒い点は食べられる?カビとの見分け方を解説
「白菜に黒い点ができた。カビなのか食べられるのか、見分ける方法を知りたい」と、悩んでいませんか。白菜の黒い点は『ゴマ症』のケースがあり、その場合は食べてもよいそうです。本記事では、白菜の黒い点が何かを見分ける方法を解説します。
カット
カットされた白菜は、下記を参考に鮮度を見分けてみましょう。カットされた白菜は、断面が空気に触れやすく、丸ごとの白菜よりも傷みやすいのだとか。
購入後は、できるだけ早めに使い切るようにしてください。
旬の白菜をおいしく保存する方法
新鮮な白菜を見極め、購入できたとしても、保存の仕方によっては傷みやすくなるかもしれません。
適切な保存法を把握して、少しでも長く鮮度を維持しましょう。
なお、白菜の賞味期限については、下記記事でも詳しく解説しています。
賞味期限が近い白菜の調理法についても解説しているため、白菜をおいしく食べ切りたいと言う人は、あわせて参考にしてくださいね。
白菜の賞味期限は常温で1か月! 正しい保存方法と傷んだ状態の見分けかたも紹介
丸ごとの白菜の賞味期限は、1か月です。1/2や1/4にカットされた白菜は、冷蔵庫で1週間日持ちします。本記事では、白菜の賞味期限について解説します。正しい保存方法や傷んだ白菜の特徴が分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
常温
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常温保存は、白菜を1個丸ごと保存する際に便利な方法とされており、カットされた白菜は原則常温保存には適していないようです。
また、白菜の保存に適した温度は0~5℃とされており、気温の低い冬場に利用できる方法といえるでしょう。
常温保存の手順は、次の通りです。
1.芯に切り込みを入れる。
2.乾燥防止のため、新聞紙やキッチンペーパーで包む。
3.白菜を立てて冷暗所で保存する。
正しく保存することで、常温でも約1か月は持つと言われています。芯に切り込みを入れる理由は、白菜の成長を止めて鮮度が落ちるのをおさえるためです。
一方で立てて保存する理由は、土に生えている時と同じ向きに置くことで葉が潰れにくく、より長く鮮度を保つためなのだとか。
また、外葉は乾燥や傷みから白菜を守ってくれる効果があると言われているため、保存の際は残しておきましょう。
正しい手順で保存することで、鮮度を長く保ちながら、おいしい白菜を調理に活用できます。
冷蔵
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冷蔵保存では、白菜を1個丸ごと保存する場合と、2分の1や4分の1にカットした場合で、保存方法や保存期間が異なるようです。
1個丸ごと保存する際は、常温保存でご紹介した手順で保存できるとされています。冷蔵庫で保存すると約2か月は持つと言われているため、保存期間を延ばしたい人は試してみてください。
すでに2分の1や4分の1にカットされている場合は、下記の手順で保存してみましょう。
1.芯に切り込みを入れる、または芯を切り取る。
2.乾燥防止のため、切り口に濡れたキッチンペーパーを被せる。
3.白菜をラップに包むか保存袋に入れ、野菜室で保存する。
カットした白菜は傷みやすいことから、保存期間は約1週間とされています。乾燥に注意しながら、できるだけ早めに食べ切ることがポイントです。
冷凍
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すでにカットされている白菜を長期間保存したい場合は、冷凍保存を試してみましょう。
冷凍保存の手順は、次の通りです。
1.葉を1枚ずつはがし、水でよく洗う。
2.水気を拭き取り、食べやすい大きさにカットする。
3.冷凍用保存袋に入れ、乾燥防止のため空気をしっかりと抜く。
4.冷凍庫で保存する。
なお、使いやすい大きさにカットした後、白菜を下ゆでしておくのもおすすめです。
下ゆでして水気を切った後、小分けにしてラップで包んでから冷凍用保存袋に入れます。下ゆでしてから冷凍することで、カサを減らし、解凍後の水分も出にくくなるようです。
生のまま、下ゆでのどちらかで冷凍する場合も、保存期間は約1か月とされています。冷凍した白菜は食感がやわらかくなるため、鍋や煮物、スープなどの加熱調理に活用するとよいでしょう。
より詳しい冷凍保存の方法については、下記記事でもご紹介しています。
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旬の白菜に関連するよくある疑問と回答
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本章では、旬の白菜に関連するよくある疑問とその回答を2つご紹介しましょう。
白菜が安い時期はいつ?
白菜は、旬である11~2月頃の出荷量が増えることが一般的です。そのため、旬の時期は価格が安定しやすく、比較的お得に購入できるとされています。
一方、春や夏に出回る白菜は産地や生育環境によって供給量が限られるため、価格がやや高めに推移することもあるようです。
旬の白菜を選ぶことで、甘みや食感を十分に楽しめるだけでなく、価格的にもお得に手に入れられるでしょう。
『しろ菜』と白菜の違いは何?
『しろ菜』とは、白菜と漬け菜の一種である『体菜(たいさい)』を品種改良して作られた野菜のようです。白菜の一種であることから、味や食感は白菜に似ていると言われています。
白菜は葉が巻かれて『結球(けっきゅう)』する野菜ですが、しろ菜は結球せず、小松菜のような見た目をしているようです。
しろ菜も通年出回る野菜と言われていますが、冬に収穫されるしろ菜のほうが甘みは増しやすいとされています。
クセが少なく、あっさりとした味が特徴で、白菜と同じように鍋や煮物、おひたしや浅漬けなど、さまざまな調理に活用できる便利な野菜です。
旬の白菜を見分けて、おいしく料理に取り入れよう
白菜の旬は11~2月頃と言われており、甘みの増したおいしい白菜が味わえる時期とされています。
ただし、旬の白菜でも、収穫後の期間や保存状態によっては鮮度が落ちている場合があるため、鮮度の高い白菜を見分けられると安心です。
また、適切な保存方法を理解して、少しでも鮮度を保てるよう工夫することも大切でしょう。
旬の白菜の特徴を理解して、おいしく料理に取り入れてみてください。
[文・構成/grape編集部]