虫がわいても捨てなくてOK? 生産者に聞いた『食べていい米・ダメな米』の見分け方
公開: 更新:

※写真はイメージ
デジタル・コンテンツ・パブリッシング
株式会社デジタル・コンテンツ・パブリッシング(dcp)は、幅広いコンテンツ制作を一貫して手がける編集プロダクション。
『マイナビウーマン』『くるまのニュース』など大手専門メディアでの執筆・編集協力実績を多数持っている。
ウェブメディア『grape』では、ライフハックやフードの疑問について、企業や専門家など「その道のプロ」に取材。トレンドを多角的に分析し、読者の「知りたい」に応えるコンテンツ制作を信条としている。

買ってきたサツマイモ、甘くするための『ベストな保管法』 プロが教えるのは掘りたてのサツマイモが甘くない理由と、甘みを引き出す「寝かせ方」を野菜ソムリエが解説!洗わずに新聞紙で包む正しい保存手順や最適温度、やってはいけないNG行動まで紹介します。家庭でできる熟成テクニックでおいしくいただきましょう。

買ってきた栗、保存するなら『冷蔵』『常温』←どっち? 農家が教えるのは栗は常温保存NG!正しい保存方法を岐阜県の栗農家に取材しました。1週間以内ならポリ袋に入れてチルド室、長期間なら皮を剥いて砂糖をまぶして冷凍するのがおすすめ。美味しさを長持ちさせるコツを解説します。






米をたくさん購入し保管していると、虫がわいてしまうことがあります。
この場合、虫を除けば食べることができるのでしょうか。
六方銀米(コシヒカリ)の産地として知られる『中谷農事組合 なかのたにさわやか村』に取材しました。
※写真はイメージ
虫がわいてしまったお米のチェックポイントは5つ!
『中谷農事組合 なかのたにさわやか村』によれば、以下の点に注意してほしいとのこと。
一般的に米に発生するコクゾウムシやノシメマダラメイガは、いずれも毒性を有していません。
そのため虫を誤って食べてしまっても、重篤な健康被害が生じるケースは極めてまれとされています。
ただし、以下に注意が必要です。
・死骸やフンにより微生物が増殖しやすくなる。
・アレルギー体質の人はまれに消化器症状や蕁麻疹を起こすことがある。
・見た目、風味の劣化による食欲不振。
本記事のポイントである『虫がわいてしまった米は食べられるのか』について聞いたところ、チェックポイントは次の5つです。
におい:酸味・油臭・カビ臭があればNG。
色:黄ばみ・灰色・黒ずみがあればNG。
触感:粉状に崩れる・ベタつく場合はNG。
虫の数:大量発生で分離困難な場合はNG。
保存期間:3か月以上経過している場合はNG。
上記5項目のうち、2項目以上が該当する場合は「安全のため廃棄を検討してください」とのことでした。
加熱調理すればOK? 注意しなければならない点は…
炊飯は加熱調理なので「ご飯を炊けば大丈夫なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、『中谷農事組合 なかのたにさわやか村』によると、ここでも注意しなければならないポイントがあるとのことです。
炊飯時の温度は中心部で約100℃に達するため、虫やほとんどの細菌は死滅します。
ただし、カビ毒(マイコトキシン)は熱に強く、変質米を炊いても分解されません。
そのため、前記のチェックポイントでNG判定した米を『加熱すれば平気』と判断して食べるのは危険です。
虫がわいてしまった米は、残念ながら『廃棄』を考えなければいけないケースもあります。
無理に食べようはせず、本記事で挙げたチェックポイントを参考に、冷静な判断をするようにしましょう。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]