電車内でにらむように見てくる女性 下車前に近付いてきて、こう言った
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※写真はイメージ

ベビーカーが乗ってきたバス おじいさんの一言に車内の空気が一変したワケオルタナ旧市街(@zen_mond_u)さんは、バスで体験した心温まるエピソードをSNSに投稿。13万件以上もの『いいね』を集めました!

和菓子職人「息抜きに作ってみました」 完成したものに「食べるのが勿体ない」三宅正晃(@beniyamiyake)さんは、息抜きの重要性を知っている1人。2025年5月20日、「息抜きに作ってみました」とXで報告するとともに、自作の和菓子の写真を投稿しました。公開された1枚には、「息抜きとは思えない…」「食べるのがもったいない!」といった声が上がっていて…。
- 出典
- @tomomi_dk
世界中で新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染が広まっていることを受け、アジア人であるだけで海外で差別を受ける事例が報告されています。
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そうしたアジア人を取り巻く現状を受けてなのか、デンマークで教師として働くTomomi(@tomomi_dk)さんも、電車内で自分をにらむように見てくる女性の存在に気付き「コロナって思われているのかな」と感じたといいます。
しかし、それは思い過ごしでした。
女性が降り際に伝えてきたのは?
Tomomiさんの存在を気にしていた女性が、電車を降りようとした時のことです。女性はTomomiさんに近付き、こう伝えたのでした。
あなたのワンピース、本当に素敵!よく似合ってるし、こんな天気の日に地味な車内全体を明るく彩ってくれてありがとう、ずっといいたかったの。じゃあね、いい週末を。
「コロナと思われているのでは」と感じていたTomomiさんにとって、女性の言葉はあまりにも予想外なものでした。
Tomomiさんは「あなたの言葉で、私の週末はすでにとてもいいものになりました、ありがとう!」と女性に感謝するとともに、自身の物事のとらえかたを反省したともいいます。
知らないことを疑うところから始めないで、もっと世界をポジティブにとらえる素直さを身につけないと。
女性とのやりとりを通し、そう自らを振り返るTomomiさん。電車内での出来事をつづったツイートは反響を呼び、25万人を超える人たちから『いいね』が寄せられています。
【ネットの声】
・以前、すれ違おうとしたおばさんに、その日のファッションを褒められてめちゃくちゃ嬉しかったです。
・人を幸せにする言葉を発せられる人間になりたいものだ、と改めて思いました。
・見知らぬ人を褒めるのは勇気がいることだけれど、いわれたほうは素直に嬉しいものだと思う。自分も似たような経験があるから分かる。
コロナを理由にアジア人が心ない対応を受けている現実に、心配と戸惑いが広がる中、多くの人に温かい気持ちを届けたTomomiさんのエピソード。
褒められて嫌がる人は、まれなはずです。素敵なことや感動したこと…ポジティブな思いを積極的に言葉に表せば、自分も含め相手にも幸せを届けられるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]