開封後の海苔、保管するなら冷蔵庫or常温←どっち? プロに聞いた
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パリッとした海苔は、料理や食卓に欠かせない存在です。
しかし高温多湿な季節は、置き場所しだいで風味や食感が落ちやすくなります。
開封後の海苔は、どこで保存するのが正解なのでしょうか。
この記事では、有明海産の初摘み海苔専門店『ぬま田海苔』への取材をもとに、暑い時期の海苔の保存方法を解説します。
暑い時期の海苔は冷蔵庫での保存がおすすめ
『ぬま田海苔』によると、遮光性や防湿性が低い透明の袋のまま戸棚に置くと、暑い時期の海苔は光で劣化する可能性があるのだとか。
また、袋の口がしっかり閉じられていないと、湿度の高い空気が入り込んで湿気やすくなるため、注意が必要です。
何気ない常温の置き場所が、劣化を早めてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、冷蔵庫での保存です。
冷蔵庫内は湿気が少なく、温度も安定しているため、海苔の日常的な保存に適しています。
ただし、野菜室は避けたほうがよいでしょう。
野菜室は、野菜の乾燥を防ぐために湿度が高めに設定されているので、湿気に弱い海苔の保存には向きません。
※写真はイメージ
また、冷気の吹き出し口付近も避けたい場所です。
周りに食品が多いと冷気がうまく循環せず、海苔が凍ってしまうことがあるため注意しましょう。
一方、『冷蔵庫に入れたのに風味が落ちた』という場合は、保存袋の質が影響していることも考えられます。
遮光性や防湿性の高いアルミの袋に入れ替えるのがおすすめです。
冷蔵庫以外の保存方法は?
冷蔵庫以外の保存方法なら、冷凍庫や、密閉性の高い缶などもあります。
賞味期限が近い海苔を少し長く保存したい場合は、冷凍庫も選択肢の1つです。
密閉容器であれば中蓋がある缶や、サイズの小さい缶が向いています。
ただし、冷凍庫は常温との温度差が大きく、出し入れのたびに結露して海苔の味が落ちやすいため注意しましょう。
例えば、一度で使い切る分だけを冷凍するなど、冷凍と解凍を繰り返さないのがコツです。
画像提供:ぬま田海苔
さらに、昔ながらの海苔の保存方法として、『茶箱』も使われてきました。 内側がアルミ貼りのものがおすすめです。
なお、海苔の袋が未開封の場合は、無理に冷蔵庫へ入れる必要はありません。
直射日光や湿気、温度変化の激しい場所を避ければ、基本的にどこでも保存できます。
海苔の保存|乾燥剤と容器選びのポイント
乾燥剤は、購入時のものをそのまま使って問題ありません。
ただし、石灰タイプの乾燥剤で、かつパンパンにふくれている場合は効果が薄れている証拠です。新しいものに交換しましょう。
※写真はイメージ
保存容器としてアルミの袋を使用する場合、空気を極力抜きながら封をするのが理想的です。
一方で、透明な保存容器は遮光性がなく空気も抜けにくいため、海苔の保存にはあまり向いていません。
透明のジッパーつき保存袋も、香りが移ることがあるため避けたほうが無難でしょう。
保存していた海苔を最後までおいしく食べ切るコツ
保存していた海苔を最後までおいしく味わうには、袋を開けたら早めに食べることが大切です。
また、保存袋と使用袋を分ける方法もあります。保存袋から全型1〜2枚の海苔を取り出してカットし、使用袋に移して卓上で使えば、最後までおいしく味わえるでしょう。
保存袋を開ける回数が減るぶん、湿気や光にさらされる機会を減らせるため、風味も長持ちしやすくなります。
※写真はイメージ
ただし、保存していた海苔が赤紫色に変色していたら、湿気ていて品質が落ちているサインです。一度変色すると、元に戻すのは難しいため、注意しましょう。
少し湿気ている程度なら汁物に入れて海苔汁にしたり、香りを強火で飛ばし、佃煮にして楽しんだりする人もいます。
暑い時期の海苔の保存に悩む人は、置き場所と容器を少し見直してみてはいかがでしょうか。湿気が多くなる季節でも、海苔のおいしさを保てます。
※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。
[文・取材/ブリジア 構成/grapeフード編集部]