しわしわに乾燥した『サツマイモ』、まだ食べられる? 農業のプロの回答は
公開: 更新:

撮影:LUIS FIELD
Googleで優先するメディアとして追加
grapeにチェックを入れて、おすすめ記事を読む!

お店のふわふわ食パン、つぶさず切るには? パン研究家が教える『包丁の使い方』本記事では、食パンをきれいに包丁で切るコツについて、専門家への取材のもと解説しています。

白菜の『黒い斑点』食べても大丈夫? JA全農ぐんまに聞く見極めのポイント白菜に見られる黒い斑点の正体について、JA全農ぐんまに取材しました。カビではなく生理障害による「ゴマ症」である理由や、食べても問題ないかの解説、腐敗との見分け方、新鮮な白菜の選び方や保存方法まで詳しくご紹介します。






冷蔵庫の奥やキッチンの片隅に置いたまま、気づけばしわしわになっていたサツマイモ。
「まだ食べられるのかな…」と、迷った経験はありませんか。
見た目が変わると、傷んでいるのではないかと心配になりますよね。
そこで、農業体験や貸し農園事業を展開する株式会社マイファームの松岡龍哉さんに、乾燥したサツマイモが食べられるかを見極めるポイントと、おいしく食べるコツを教えてもらいました。
しわしわになったサツマイモ、まだ食べられる?
――長く置いて、乾燥してしまったサツマイモでも食べられますか。
傷んでいなければ、食べられます。
サツマイモは寒さにも乾燥にも弱いため、冷蔵庫や風通しのよすぎる場所に置くと、傷んだり、水分が抜けたりしやすくなります。
水分が抜けると甘みや食感が落ちるので、食べるなら早めがおすすめです。
ただし、変色やカビ、腐敗が見られず、乾燥しているだけというケースは、それほど多くないかもしれません。しわしわになっている時は、単に乾燥しているのか、傷んでいるのかを見極めることが大切です。
撮影:LUIS FIELD
――食べられるものと処分するものは、どこで見分ければよいでしょうか。
まず、皮や切り口が黒や茶色に変色していないかを確認してください。
全体がやわらかくなっていたり、ぬめりが出ていたりするものは、傷んでいる可能性が高いため、処分しましょう。酸っぱいニオイがするものや、カビが見えるものも同様です。
一方、皮にシワが寄っていても硬さが残っており、切った時に中がきれいな色であれば、食べられるケースが多いです。
――乾燥したサツマイモは、水に浸けると元に戻りますか。
葉物野菜などは、水に浸けるとシャキッとすることがあります。これは、葉や切り口から吸収した水が、水分を失った細胞に行き渡り、ハリが戻るためです。
一方、サツマイモは、土の中で養分を蓄える野菜です。皮がレインコートのような役割を果たし、中の水分を守っています。収穫後も少しずつ呼吸をしながら、長く保存できるのが特徴です。
葉物野菜とはつくりが違うため、水に浸けて元の状態に戻す方法は、一般的ではありません。
――水分が抜けて乾燥したサツマイモを、おいしく食べるコツはありますか。
水分が抜けたサツマイモは、丸ごと焼き芋にするとパサつきやすいため、あまりおすすめできません。
調理前に小さく切り、水に浸けて少し水分を補うなど、工夫するとよいでしょう。
また、スイートポテトやポタージュなど、バターや砂糖、牛乳を使う料理にするのもおすすめです。パサつきをカバーでき、おいしく食べられます。
撮影:LUIS FIELD
食べられるかは状態を確認 調理の工夫でおいしい一品に
冷蔵庫の奥から出てきたしなしなのサツマイモは、食べられるのか迷ってしまうものです。
見た目だけで判断せず、状態に合った使い方を考えてみてはいかがでしょうか。それだけで、最後までおいしく食べきれそうです。
次に見つけた時は、捨てる前に、ぜひ試してみてくださいね。
取材協力 松岡龍哉(まつおか りゅうや)
株式会社マイファーム R&Dソリューション部 神栖農場担当。
⇒体験農園マイファーム
⇒マイファーム公式YouTube
[文・構成・取材/LUIS FIELD]