モバイルバッテリー、見た目に異常がなくても要注意? 『事故を防ぐため』に知っておきたいこと
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撮影:grape編集部
LUIS FIELD
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2026年9月現在、地域によっては、まだまだ気温の高い日が続いています。ドライブや外出先で車を離れる際、モバイルバッテリーを車内に置いたままにしていませんか。
モバイルバッテリーを高温になる車内に放置すると、事故につながるおそれがあります。
ただ、注意したいのは高温の環境だけではありません。普段の扱い方にも、事故を防ぐために気をつけたいポイントがあるそうです。
そこで、モバイルバッテリーを安全に使うために知っておきたい注意点について、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全広報課の丸田主任に話を聞きました。
暑さが和らいでも注意!モバイルバッテリーの事故を防ぐ『3つのC』
――リチウムイオン電池を搭載した製品の事故が、夏などの気温の高い日に増えるのはなぜでしょうか。
リチウムイオン電池には、高温に弱い性質があります。
強い日差しが当たる場所や、閉め切った車内など、温度が大きく上昇する環境に置かれると、電池の内部に異常が生じ、発熱や発火につながるおそれがあります。
2021年から2025年までの5年間に当機構へ通知された事故情報によると、リチウムイオン電池を搭載した製品の事故は、2,140件にのぼりました。
製品別では、モバイルバッテリーの事故がもっとも多く報告されています。事故件数は気温の上昇とともに春から夏にかけて増え、8月にピークを迎えています。
――具体的に、どのような使い方が危険なのでしょうか。
まず避けていただきたいのが、高温になる場所での使用や保管です。
特に暑い日の車内は、非常に高温になります。ダッシュボードの上だけでなく、座席を含む車内全体の温度が上がるため、置き場所にかかわらず注意が必要です。
また、強い衝撃や圧力を加えることも事故の原因になります。特に、落としたりぶつけたりした製品は注意が必要です。外見に異常がなくても、内部だけが傷んでいることがあるためです。
本体がふくらんでいる、熱を持っている、変なニオイがするなど、普段と違う様子に気づいた場合は、すぐに使用を中止してください。
※写真はイメージ
――事故を防ぐために、覚えておくとよいことはありますか。
経済産業省や環境省などの関係省庁は、リチウムイオン電池による事故を防ぐため、『3つのC』を呼びかけています。
『賢く選ぶ(Cool Choice)』『丁寧に使う(Careful use)』『正しく捨てる、そして資源循環(Correct disposal with better recycling)』の3つです。
購入する際は、販売事業者の連絡先や製品情報、リコール情報を確認し、必要な表示マークがついているかを確かめてください。
使用する際は、高温になる場所を避け、強い衝撃を加えないよう丁寧に扱いましょう。
処分する際は、家電製品にリチウムイオン電池が使われていないかを確認し、メーカーの回収方法や自治体の分別ルールに従ってください。
シルバーウィーク前に確認!モバイルバッテリーの安全な使い方
※写真はイメージ
シルバーウィークを控えた同月現在、ドライブや旅行などでモバイルバッテリーを持ち歩く機会も増えるでしょう。
高温になる車内に置かないことはもちろん、強い衝撃や圧力を加えないなど、普段の扱いにも注意することが大切です。
暑さが落ち着いてからも油断せず、モバイルバッテリーを安全に使うための扱い方を、改めて見直してみてはいかがでしょうか。
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grapeライフハック編集部]