9日間不眠、断食の荒行「堂入り」を成功させる!戦後13人目の生き仏 By - grape編集部 公開:2015-10-22 更新:2019-07-08 仏教 Share Post LINE はてな コメント 出典:Twitter 2015年10月21日、延暦寺善住院住職の釜堀浩元(41)さんが、「堂入り」の行を無事終えたとして話題になっています。 「堂入り」を終えたのは、戦後13人目で平成19年以来8年ぶりの成功者となりました。 出典:YouTube 堂入りって何? あまり聞き慣れない堂入りという言葉、実は比叡山の荒行「千日回峰行(せんじつかいほうぎょう)」という修行の一部なんです。 千日回峰行では、7年間(1000日)をかけて約4万キロ(地球一周分)を歩く荒行で、1~3年は1日に30キロ程度歩く修行を100日間行います。 4,5年目は同じ距離を200日。そして、700日目から行われるのが、今回の堂入りと言われる千日回峰行最大の難行なのです。 堂入りの行は、無動寺谷・明王堂に9日間こもり、断食、断水、不眠、不臥(ふが 横にならない)の状態で不動真言を10万回唱え続けます。 出典:YouTube そして、堂入りを達成すると生身の不動明王になると言われています。 その後、6年目は今までの行程に京都の赤山禅院への往復が加わり、1日約60キロの行程を100日。7年目は200日を巡ることになります。 人間は3日間水を飲まないと命に危険が及ぶと言われていますから、常人ではまずできるものではありません。 実際修行僧は、行を挫折するときは自ら生命を断つという厳しさを示すために、死装束をまとっているともいわれています。 出典:YouTube どのような体力と精神力で挑めば出来るのか…ただ驚くばかりです。この堂入りの成功には、やはりネット上でも驚きの声が続出していました。 比叡山の修業の堂入りというのを新聞で読んだ。 人間の能力の凄さに感嘆しました。— ほろ酔いのにしやん (@77Bbd) 2015, 10月 22 さっきニュースで千日回峰業「堂入り」やってたけど常人じゃ無理だよな。 人間離れした、というより本当に生きた仏なのか。線香の灰が落ちる音が聞こえるとかどんだけだよ。— 松尾芭蕉@ありがとうマクドナルド神楽坂店 (@rk2016ggx) 2015, 10月 22 堂入りを成功させたことで、釜堀住職は「当行満阿闍梨(とうぎょうまんあじゃり)」の称号を与えられました。しかし、千日回峰行はこの後も2年続き、順調に進めば2017年9月にはすべての修行を終え満行を迎えるそうです。 まだ、先は長いですが無事修行が終わることを願っています。 哲学ニュースnwk : 【滋賀県】9日間断食不眠 延暦寺の荒行「堂入り」、住職・釜堀浩元さんが満行! 戦後13人目 https://t.co/qvAOip4qL5 pic.twitter.com/xORcVPd0Mc— 哲学ニュースnwk (@nwknews) 2015, 10月 21 出典 千日回峰行「堂入り」終える 戦後13人目/@77Bbd/@rk2016ggx/@nwknews Share Post LINE はてな コメント
2015年10月21日、延暦寺善住院住職の釜堀浩元(41)さんが、「堂入り」の行を無事終えたとして話題になっています。
「堂入り」を終えたのは、戦後13人目で平成19年以来8年ぶりの成功者となりました。
出典:YouTube
堂入りって何?
あまり聞き慣れない堂入りという言葉、実は比叡山の荒行「千日回峰行(せんじつかいほうぎょう)」という修行の一部なんです。
千日回峰行では、7年間(1000日)をかけて約4万キロ(地球一周分)を歩く荒行で、1~3年は1日に30キロ程度歩く修行を100日間行います。
4,5年目は同じ距離を200日。そして、700日目から行われるのが、今回の堂入りと言われる千日回峰行最大の難行なのです。
堂入りの行は、無動寺谷・明王堂に9日間こもり、断食、断水、不眠、不臥(ふが 横にならない)の状態で不動真言を10万回唱え続けます。
出典:YouTube
そして、堂入りを達成すると生身の不動明王になると言われています。
その後、6年目は今までの行程に京都の赤山禅院への往復が加わり、1日約60キロの行程を100日。7年目は200日を巡ることになります。
人間は3日間水を飲まないと命に危険が及ぶと言われていますから、常人ではまずできるものではありません。
実際修行僧は、行を挫折するときは自ら生命を断つという厳しさを示すために、死装束をまとっているともいわれています。
出典:YouTube
どのような体力と精神力で挑めば出来るのか…ただ驚くばかりです。この堂入りの成功には、やはりネット上でも驚きの声が続出していました。
堂入りを成功させたことで、釜堀住職は「当行満阿闍梨(とうぎょうまんあじゃり)」の称号を与えられました。しかし、千日回峰行はこの後も2年続き、順調に進めば2017年9月にはすべての修行を終え満行を迎えるそうです。
まだ、先は長いですが無事修行が終わることを願っています。