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「知らなかった」「もったいない」紙パックをリサイクルしていた女性 しかし…

By - grape編集部  公開:  更新:

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一人暮らしを始めると、自由が増える半面、家事も自分で行わなければなりません。

初めての一人暮らしで戸惑った経験がある人もいるのではないでしょうか。

一人暮らしの生活術を話していた2人 すると…

grapeにも、現在一人暮らしをしている社員がいます。

ある日の休憩中、社員同士でそれぞれのライフハックを共有していました。

加藤:…こんな風にすれば、光熱費を節約できるよ!

同僚:確かにそれいいかも!私は洗濯の時にこんな工夫をしているよ!

それぞれ、一人暮らしに役立つ生活の知恵を教え合っていた2人。

しかし、『ゴミの出し方』について話している中、加藤くんは同僚の発言に違和感を覚えたのです。

加藤

ゴミを出す時、リサイクルは意識している?

同僚

しているよ。でも、紙パックとか空き箱をいちいち開いてまとめるのって面倒くさいよね。サイズが違ってまとめにくいし。

加藤

確かに面倒…。え、ちょっと待って!紙パックとほかの紙を一緒にまとめているの?

同僚

うん。新聞紙とかもまとめて回収に出していたけど、ダメなの?

加藤

ダメだよ!紙パックは、紙パックだけでまとめなきゃ

同僚の発言に思わず反応してしまった加藤くん。

紙パックは計画的に育てられた針葉樹が原料となっており、リサイクル素材としても非常に上質な資源です。

しかし、回収に出す際、新聞紙や雑がみといった別の紙類と一緒にまとめてしまうと、リサイクルすることが難しくなってしまいます。

『紙パック』と『紙』は別物?見分け方は…

同僚

なんで紙パックを別にする必要があるの?

加藤

紙には紙パック、新聞紙、お菓子の箱とかいろんな種類があるよね。
みんな紙質が違うから、リサイクルされる時もそれぞれ違うものに生まれ変わるんだ。
何にリサイクルされるかによって運ばれる工場も違っていて、種類が違うものが混ざっていると、せっかくまとめてもただのゴミとして処理されちゃうことがあるんだよ。

例えば、お菓子の空き箱などの雑がみは、段ボールや紙箱などにリサイクルされます。

一方、紙パックは、主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどに生まれ変わるのです。

作られるものが違えば、当然リサイクルする工場も違います。

工場に運ばれた際、紙の種類が違ったら、異物とみなされてリサイクルできなくなることもあるのです。

同僚

知らなかった…。ややこしいね。何かパッと見て分かる方法はないの?

加藤

あるよ。リサイクル可能な紙には必ずマークが付いているから、それを見て分別するのが一番かな。
紙パックには『紙パック』マークが、お菓子やティッシュの空箱、紙袋などには『紙』マークがついているから、マークを見て分けてまとめればOKだよ。

同僚

なるほど。つまり「『紙パック』マークのものと、『紙』マークのものを別々にまとめればいい」ということ?

加藤

そういうこと!

紙パックをリサイクルする意志があるにも関わらず、分別を間違ったために、結局ゴミになってしまう…。

こんなにもったいないことはありません。

リサイクルのためには、正しい知識を持つことも大切ですね。

同僚

今度から気を付ける…。もったいないことをしていたなぁ。

加藤

俺も全然知らなかったよ。先輩に教わってから意識が変わったんだ!
ほら!

同僚

(…なぜ会社に持ってきているの…?)

実は加藤くんも、最近までは紙パックの分別はもちろん、リサイクルなどほとんど意識していませんでした。

しかし、先輩社員からリサイクルについて学んだことで意識が変わり、積極的にリサイクルに取り組むようになったのです。

紙パックをリサイクルするためには『洗う』『開く』『乾かす』といった工程が必要であり、作業が面倒に感じてしまう人もいるでしょう。

しかし、このひと手間をかけることで、限りある資源を再利用できる上に、ゴミとして処理をした場合に比べて、CO2排出量の削減にもつながります。

紙パックのリサイクルは、環境のために私たちが個人でも行える活動の1つです。

日々の生活の中で、少しずつでもリサイクルに取り組んでみてはいかがでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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