真冬に捨てられ、瀕死の状態だった犬 1年後の姿に「違う犬みたい」
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2021年12月、凍えるような寒さのアメリカのミネソタ州で、捨てられた犬が見つかりました。
その犬は金網のクレートに入れられた状態で、路地に置き去りにされていたのです。
クレートとは、犬を移動させる時に使うケースのようなもので、長期間入れておくのに適しているものではありません。
幸いにも、動物保護施設『ラフ・スタート・レスキュー』のボランティアスタッフがその犬を発見し、すぐに保護。
しかし、犬は骨と皮だけのような体で、残念ながら「残された時間は長くないだろう」と思われました。
犬はメスで、ロザベラと名付けられました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、見つかった時のロザベラの体重は約8㎏しかなかったそうです。
本来ならロザベラのサイズだと20kgくらいが適正体重とされるため、半分以下だったことが分かります。
しかし…ロザベラは生きることを諦めませんでした。
施設のスタッフの懸命な世話のおかげで、体調が回復していったのです。
さらに、ロザベラの悲しいストーリーをニュースで知った女性が、「私がこの犬を助けてあげなければ」と、すぐに里親に申し込みをするという展開に!
それから約1年が経った2022年11月、『ラフ・スタート・レスキュー』のFacebookに、現在のロザベラの写真が投稿されました。
そこには、1年前とは別の犬のように元気になったロザベラの姿がありました!
飼い主さんによると、すっかり健康になったロザベラは先住犬や猫とも仲よしで、毎日を楽しんでいるそうです。
散歩に行ったり、ドッグパークで走り回ったりすることが大好きなロザベラは、活発で好奇心旺盛なのだとか。
この投稿には「優しい人たちが起こした奇跡だね」「1年前とは違う犬みたいに美しい」「幸せそうでよかった」などの声が上がっています。
クレートに閉じ込められて、水や食べ物を探しに行くこともできない状態だったロザベラ。
寒さと飢えと孤独に必死に耐えていたロザベラの気持ちを想像すると、胸が張り裂けそうですね。
つらい経験を乗り越えたロザベラがやっと手に入れた幸せは、これからずっと続いていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]