森の中で何かを見つけた犬 そこにいたのは? 「賢い犬」「ヒーローだ」
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アメリカのオハイオ州に住むクリス・ギャリソンさんは、愛犬のアマレットを連れて森へサイクリングに行きました。
海外メディア『WBNS』によると、彼らが木々の中を進んでいると、ある場所でアマレットがやたらと左のほうを気にし始めたのだそう。
アマレットはそのまま歩道をそれて、何かを見つけたようにどこかへ向かって行きます。
クリスさんが彼女の後をついて行くと、子猫の鳴き声が聞こえたのだとか。
すると近くにあった木の枝に、1匹の子猫がしがみついていたのです。
クリスさんは子猫を怖がらせないように、優しく声をかけながら捕まえることに成功。
すると子猫は彼に抱かれたとたん、安心したようにゴロゴロとノドを鳴らし始めました。
そして、クリスさんは子猫を地元の動物保護施設に連れて行きます。
子猫は彼が乗っているマウンテンバイクの名前にちなんで、フジと名付けられました。
フジは健康状態に問題がなかったことから、すぐに里親の募集が始まりました。
そして数日後にはすんなりと、新しい家族が決まったのです!
動物保護施設のFacebookには、「この賢い犬に特別なおやつをあげて!」「きみたちはヒーローだ」「かわいい子猫を助けてくれてありがとう」などの声が寄せられています。
実はクリスさんがフジを預けた施設は、彼が数か月前に保護犬だったアマレットに出会った場所なのだそう。
こちらが子犬の時のアマレットと、フジの写真です。何か特別な縁を感じますね。
フジが見つかった場所は町から離れた森の中で、周りには家もなく、そばに母猫や兄妹猫もいませんでした。
そんなところに子猫が1匹だけいるのは不自然で、誰かがフジを置き去りにしたとみられています。
もしクリスさんたちが通りかからなかったら、フジはどうなっていたことでしょう。
小さな鳴き声を聞き逃さずに尊い命を救った、アマレットのお手柄でしたね。
[文・構成/grape編集部]