ケチャップの代用食品１１選！　自家製ケチャップの作り方や保存方法も紹介

「ケチャップを料理に使おうとした時に、切らしていることに気づいた」「ほかの食品をケチャップの代わりとして使えないだろうか」と、お悩みの人もいるのではないでしょうか。

酸味と甘味のあるケチャップは、さまざまな料理に使える調味料。使用頻度が高いので、いつの間にか使い切ってしまっている時があります。ケチャップが自宅にない時は、ほかの食品で代用可能です。

そこで本記事では、ケチャップの代用食品を紹介します。トマトが原料の代用食品だけでなく、調味料を組み合わせて味を再現する方法も解説するので、ケチャップが自宅になくて困っている人は必読の内容です。ぜひ最後までご覧ください。

トマトが原料のケチャップの代用食品６選

ここでは、ケチャップの代わりとして使えるトマトが原料の食品を６つ紹介します。料理に加えるだけで簡単にケチャップを使ったような味わいになるので、ぜひ参考にしてみてください。

トマト

ケチャップがない時は、トマトを代わりに使うのがおすすめです。トマトに砂糖や玉ねぎを加えることで、よりケチャップの味わいに近づきます。ケチャップのような甘味や塩味がないので、料理にあわせて調味料を追加しましょう。

また、トマトはケチャップよりも水分量が多いので、そのまま使うと味が薄くなってしまうことがあります。ケチャップの代わりにトマトを使う場合は、煮詰めたり料理に加える水の量を減らしたりしましょう。

トマト缶

トマト缶は、加熱して皮を剥いたトマトを缶に詰めた食品です。下処理いらずで、手軽に料理に使えます。トマト缶をケチャップの代わりとして使う場合は、砂糖や塩を加えて味を整えましょう。

トマト缶には『ホールタイプ』と『カットタイプ』の２種類があります。

トマトがカットされていないのが『ホールタイプ』、ダイス状に刻まれているのが『カットタイプ』です。

『カットタイプ』のトマト缶は『ホールタイプ』よりも種子が少なく、酸味が若干弱いものがあります。ケチャップの代わりとして使う際は、好みや料理にあわせてトマト缶のタイプを選択しましょう。

トマトピューレ

トマトピューレもケチャップの代用食品として活用可能です。加熱したトマトを裏ごしして作られています。調味料が入っていないので、ケチャップのような塩味や甘味はないですが、トマトの味が強く感じられるのが特徴です。

加熱せずに食べられるので、ドレッシングに活用してもよいでしょう。下処理不要で、手軽に料理に使えるのもメリットです。

トマトソース

ケチャップがない時には、トマトソースを使うのもおすすめ。トマトがメインに使われたソースで、トマトピューレよりもさらっとしているのが特徴です。商品によって異なりますが、トマトソースにはトマト以外にも以下のような食材が使われています。

ハーブやスパイスの香りが付いているだけでなく、砂糖や塩などの調味料も入っているので、手軽に料理の味が決まります。煮込み料理や炒め物など、さまざまな料理に活用可能です。

ピザソース

ピザソースも、ケチャップの代用食品として活用可能です。ピザソースにはトマトだけでなく、玉ねぎやハーブも含まれています。ケチャップよりも味が濃いので、料理に使う際は塩の量を調整するのがおすすめです。

商品によりますが、酸味が控えめな場合があるので、必要に応じてお酢を追加してもよいでしょう。香辛料も含まれているので、肉料理やオムライスのソースに使うと、おいしく仕上がります。

ミートソース

ミートソースには、ケチャップの原料であるトマトが使われています。

玉ねぎやひき肉など、さまざまな食材が入っている分、奥行きのある味わいです。ミートソースは、ハンバーグやオムレツなどのソースとしてそのまま使えます。ひき肉が入っているので、ケチャップをかけた場合よりも食べ応えがあるでしょう。

ただし、ミートソースにはひき肉や玉ねぎなどが入っているので、トマトの味わいはケチャップほど強くありません。トマトの味を強調したいなら、トマトピューレを加えるのがおすすめです。

トマト以外が原料のケチャップの代用食品５選

ケチャップが必要な時にトマトが原料の食品が自宅にないなら、調味料を活用しましょう。ここでは、おすすめの調味料の組み合わせを紹介します。分量も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ウスターソース＋砂糖

ウスターソースの酸味と砂糖の甘味を合わせることで、ケチャップの代わりとして使えます。

ウスターソースの原料は、野菜や果物です。砂糖やお酢など調味料だけでなく、香辛料も使われています。

ケチャップと比較して酸味や香辛料の香りが強いため、料理の風味が変わってしまいます。しかし、ケチャップのほかにお酢や香辛料を加える調理なら、ウスターソースでも代用可能です。

また、ウスターソースはケチャップほど甘くないので、砂糖を加えて味を調整するのがおすすめ。ウスターソースに砂糖を加えて煮詰めるととろみが出ます。

おすすめの分量は、ウスターソース７０ccに対して、砂糖は大さじ３です。以下の手順で煮詰めてから、料理に使いましょう。

糖分を含む液体が焦げつきやすいので、必要に応じて火力を調整するようにしてください。

中濃ソース＋お酢

ケチャップがない時は、中濃ソースにお酢を加える方法もおすすめです。中濃ソースを使うことで、ケチャップよりもスパイシーな味わいに。お酢を加えると酸味が加わるので、ケチャップの味に近づきます。

中濃ソースに同量のお酢を混ぜ合わせるだけで、簡単にケチャップの代用として活用可能です。料理に酸味をあまりつけたくない時は、お酢の量を調整してみてください。

お好み焼きソース＋ハーブソルト

お好み焼きソースにハーブソルトを加えると、洋風な味わいになります。お好み焼きソースには、野菜や果物が使われています。トマトも入っているので、ケチャップをほかの食品で代用したい時におすすめです。

ただし、お好み焼きソースだけでは、和風な味わいになってしまいます。そのため、ハーブソルトを加えて、味を整えるのがおすすめです。お好み焼きソースとハーブソルトは、以下の手順であわせてみてください。

ハーブソルトの量は、お好みで調整してみてください。お好み焼きソースにさらに塩分を追加することになるので、味見をしながら少しずつハーブソルトを加えましょう。

赤ワイン＋バルサミコ酢＋砂糖

以下の食品を組み合わせ、ケチャップの代わりとして使うことが可能です。

３つの食品を混ぜ合わせるだけでは、さらさらとしていて料理に使いにくいので、煮立たせましょう。煮立たせることでとろみがつき、ソースなどに使いやすくなります。

赤ワインに砂糖の甘味とバルサミコ酢の酸味が加わることで、ケチャップの味に近づけることが可能です。

焦げつきやすいので、火にかけている間は目を離さないようにしましょう。

デミグラスソース

デミグラスソースはケチャップの代用として、そのまま使えます。トマトの味はほとんどしないですが、洋風な味わいでとろみがついているので、ケチャップの代わりとして使いやすいです。

小分けになっている商品もあり、少量使いたい時に重宝するでしょう。密閉された状態で保存できるので、常備しておくと便利です。ケチャップよりも酸味が少ないので、必要に応じてお酢を追加してもよいでしょう。

【材料別】自家製ケチャップを作る方法４選

ここでは、ケチャップを手作りする方法を紹介します。メインに使う材料別に複数のレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

トマトを使う場合

トマトを使ってケチャップを作る方法です。以下の材料を用意しましょう。

トマトを使ってケチャップを作る手順は、以下の通りです。

切り込みを入れてからゆでることで、トマトの皮が向きやすくなります。味見をしてみて、調味料の分量を調整してみてください。

調味料の分量調整は、手作りだからできることです。トマトによっても味わいが変わるので、何度か作ってみて味の違いを楽しんでみましょう。

トマト缶を使う場合

トマト缶ならトマトの下処理をする必要がないので、手軽にケチャップを手作りできます。材料は、以下のとおりです。

以下の手順でケチャップを作ってみましょう。

ローリエを加えることで、風味豊かに仕上がります。お好みの味わいになるように、調味料の量を調整してみても良いでしょう。

トマトジュースを使う場合

トマトジュースを使ってケチャップを作ることも可能です。材料は、以下のとおりです。

トマトジュースを使ったケチャップは、以下の手順で作ります。

トマトジュースは水分が多いため、時間をかけて煮詰めましょう。

トマトピューレを使う場合

トマトピューレは、トマトを加熱して濃縮した食品です。トマトピューレを使う場合の材料は、以下のとおりです。

ケチャップを作る際は、以下の手順を参考にしてみてください。

トマトピューレは水分が少ないため、トマトジュースを使う場合よりも短時間でケチャップを作れます。

自家製ケチャップの保存方法

手作りのケチャップは可能な限り、早く消費しましょう。多めにケチャップを作った時は、適切に保存する必要があります。

ケチャップは、煮沸消毒をした瓶で保管しましょう。瓶を煮沸消毒をしないと、カビが発生する可能性もあります。瓶を煮沸消毒する方法は、以下のとおりです。

瓶を鍋から取り出し、常温になったらケチャップを入れましょう。ケチャップは、冷蔵庫で保存するようにしてください。

ケチャップがない時は自宅にある食品で代用して料理を作ってみよう

自宅にケチャップがなくても、ほかの食品で代用可能です。

トマトやトマト缶などを使う場合は、調味料を加えて味を調整しましょう。また、家にある調味料を組み合わせることでも、ケチャップの味わいを再現できます。

ケチャップは簡単に手作りできるので、お好みの方法を選択してみてください。ケチャップが自宅にない時は代用食品をうまく活用して、料理を楽しみましょう。

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[文・構成／grape編集部]