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「分かった!ごはんが違う!」 万博を訪れた外国人、おにぎりの味に驚き

By - grape編集部  公開:  更新:

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象印

片手で食べられる手軽さと、具材によってさまざまな味が楽しめる、おにぎり。

日本のソウルフードとも呼べるほど、多くの人に愛されていますが、日本を訪れる外国人にも人気があるといいます。

アレンジの豊富さも魅力の1つですが、外国人はどのようなおにぎりを好むのでしょうか。

万博で体験!外国人に人気のおにぎりは…?

そこで、インバウンドメディア『Umami bites』のアメリカ人ライター、スティーブンに、今、注目のスポットでいろいろなおにぎりを食べてもらいました。

訪れたのは、『2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)』。ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』に出店中の、おにぎり専門店『ONIGIRI WOW!』です。

象印

『ONIGIRI WOW!』では、『塩引き鮭』や『ツナマヨ』といった定番のおにぎりのほか、日本各地の郷土料理や特産品を扱った『日本のおにぎり』、世界の料理とコラボした『世界のおにぎり』を販売中。

青森県の名産品を使った『帆立りんごバター』、スイスの郷土料理である『チーズフォンデュ』など、一風変わった具材を使ったおにぎりも、月替わり※1で味わえます。

店内では18台の炊飯ジャーが稼働していて、いつでも炊き立てのごはんが提供できるようになっていました。

象印

ごはんをきれいな三角形に成形するのは、『おにぎりロボット』!

最新鋭の技術で、まるで人が丁寧に手作りしたかのように、ふわっとした食感のおにぎりを作ってくれるそうです。

象印

成形されたおにぎりを海苔で包んだら完成。

大阪芸術大学の学生がデザインしたという、オリジナルのシールを貼って、提供してくれました!

象印

炊き立てのごはんに、多種多様な具材と最新鋭の技術が詰まったおにぎり。

まずは、定番の味『塩引き鮭』からいただきます!

象印
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スティーブン

おいしい…!食感がふわっとしていて、ほどよく塩辛い鮭との相性も抜群です!大きさもちょうどいいですね!
もともと、おにぎりは大好きなのですが、特においしい気がします。なんでだろう?

もともと日本食やおにぎりが好きで、食べる機会も多いというスティーブン。

それでは、定番以外の一風変わった具材を使ったものはどうでしょうか。

ひと通り食べてもらい、お気に入りの味を聞いてみることにしました。

象印
象印
スティーブン

インドネシア料理の『ルンダン』がお気に入りですね。おにぎりとこんなに相性がいいと思わなかったからびっくりです!
帆立りんごバター』は、甘さとしょっぱさのバランスが絶妙です。最初はホタテとバターのコクを感じて、後からじわっとリンゴの甘さが広がって…ちょっとだけ疑っていたけど最高でしたよ(笑)。

本当に全部おいしくて「どれが一番?」と聞かれると、迷っちゃいますね。

象印

『帆立りんごバター』

定番の味から世界とのコラボメニューまで、さまざまな味を体感してもらいましたが、甲乙つけがたいようです。

そんな中、おにぎりを食べ進めていくうちに、あることに気が付きます。

象印
スティーブン

分かった。ごはんだ!何よりごはんがおいしい!ふわっとしていてお米の甘さも感じます。

アメリカにもおにぎりはありますが、どこでも売っているわけではないし、味も食感もクオリティが全然違いますよ。
日本人には当たり前なのかもしれませんが、ごはんが主役になれるくらいおいしいのはすごいし、うらやましいですね!

そう語りながら、どんどんおにぎりを食べ進めていくスティーブン。注目したのは『ごはん』のおいしさでした。

象印

『ONIGIRI WOW!』は、お昼が近付くにつれて、多くの人でにぎわっていきます。

人々をとりこにするおにぎりには、どんな秘密があるのでしょうか。

象印

おいしさの秘密は炊飯ジャーに?

『ONIGIRI WOW!』を出店しているのは、調理家電で有名な、象印マホービン株式会社(以下、象印)。

象印は、ごはんのおいしさを多くの人に伝えるべく、同社の最高級炊飯ジャー『炎舞炊き』で炊いたごはんを提供する『象印食堂』という外食事業を2018年からスタートしています。

『ONIGIRI WOW!』でも、『炎舞炊き』で炊いたごはんを、炊き立ての状態で提供しているのです。

象印

『炎舞炊き』の特徴は、こだわり抜かれたその構造にあります。

かまどの炎のゆらぎを再現することを目指したという『炎舞炊き』は、炊飯ジャーの心臓部である熱源のIHヒーターに着目。

従来1つだった底部分のIHヒーターを、6つに分割した『3DローテーションIH構造』を搭載しています。

まるで、かまどの激しい炎のように、部分的な集中加熱を繰り返すことで、大火力と激しい対流を起こすことができるのだとか。

象印

激しく複雑な対流で、お米をかき混ぜながら、ふきこぼれるギリギリの大火力で炊くことで、芯までしっかり火が通り、ふっくらとした粒感と、甘みのあるごはんに炊き上げてくれます。

このIHヒーターの構造と炊き方は、唯一無二の特許技術※2

こだわりの技術が詰まったごはんを、この万博のために、鈴茂器工株式会社と共同で開発したという『おにぎりロボット』が握っているのだから、ごはん好きなスティーブンが絶賛したのも納得です。

象印

『炎舞炊き』は、独自のIHヒーターの構造がゆえに、象印が手がけるさまざまな炊飯ジャーの中でも、製造の難易度が極めて高く、従来品と比べて1.5倍の工数がかかっているといいます。

さらに、数百種類にも及ぶ部品を組み立てていく工程のほとんどが、熟練の職人たちにより、手作業で行われているというから驚きです。

象印

長年、『おいしいごはんを炊くこと』を追求し続けている、象印。

『炎舞炊き』は、そんな象印の想いやノウハウ、そして一台ずつ丁寧に作り上げていく、日本のモノづくりを支える『匠の技』が凝縮されたような炊飯ジャーです。

こちらの動画には、トライ&エラーを繰り返しながら、『炎舞炊き』が生まれていく様子が描かれています。気になる人はぜひご覧ください。

日本のごはんのおいしさを世界へ

『ONIGIRI WOW!』を運営する象印は、大阪・関西万博の玄関口である、大阪メトロ『夢洲駅』にも、大型の広告を掲載中。

電車で訪れる人には、必ず目に留まる位置で、象印のごはんに懸ける想いを国内外にアピールしています。

象印

今回、『ONIGIRI WOW!』での体験を通して、『炎舞炊き』で炊かれたごはんのおいしさと、炊飯ジャー開発に込められた想いを知ることができました。

象印のシンボルである、かわいらしい象のマークは、『おいしいごはんの印』として、さらに世界中へと広がっていくことでしょう!


※1 記事中で紹介しているメニューは、取材当時(2025年4月)の限定メニューです。
※2 第6833440号。登録日2021年2月5日。部分的に集中加熱を実現する独自の炊飯方式において特許を取得。


[文・構成/grape編集部]

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