ふと出ちゃう「よっこいしょ」の語源は仏教用語? 思わず言ってしまう理由とは
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ふとソファから立ち上がる時、無意識に「よっこいしょ」と声が出てしまうことはありませんか。自分のふとした発声にハッとした経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
実はこの言葉、単なる口ぐせではなく、とても歴史のある神聖な言葉が由来のようです。さらに、身体の仕組みから見ても、この掛け声は理にかなっているのだとか。
本記事では「よっこいしょ」について詳しく紹介します。
「よっこいしょ」の語源
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何気なく使っている「よっこいしょ」ですが、実は昔の人が祈りを込めて口にしていた言葉が元になったという説があります。
六根清浄(ろっこんしょうじょう)』が変化したという説
この言葉のルーツは、仏教の『六根清浄(ろっこんしょうじょう)』という教えにあります。かつて富士山などの霊山に登る修験者たちが、道中で唱えていた祈りの言葉だったとか。
六根とは、目・耳・鼻・舌・身・意という、人間の6つの感覚や心を指します。これらに宿る汚れを祓い、心と体を清らかに保つという意味が込められていました。
どうして「よっこいしょ」になったのか
険しい山道を登る修験者たちは、息を合わせながら「ろっこんしょうじょう」と何度も繰り返し唱えていたそうです。
しかし、過酷な山道で息が切れてくると、はっきりと発音するのが難しくなっていきます。その激しい呼吸の乱れから、次第に「どっこいしょ」へと変化し、さらに発音しやすい「よっこいしょ」になったというのが一説のようです。
思わず「よっこいしょ」と言ってしまうのはなぜ?3つの背景
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立ち上がる時に声が出てしまうことについても、身体の仕組みや心理的な影響などさまざまな背景があるようです。
1.体幹を安定させやすくする
声を出すと自然と息が外へ吐き出され、お腹の深部にある筋肉が刺激されると言われています。
お腹に圧力がかかることで体幹が安定し、スムーズに立ち上がりやすくなるそうです。
2.脳へ動作の準備を伝える
声を出す行為が、自分自身の脳や筋肉に対する準備信号のような役割になっているという説もあります。
立ち上がる合図として声に出すことで、動作の準備が整いやすくなる効果があるようです。
3.疲労をやわらげるための無意識な工夫
特に30代や40代は、仕事や家事、育児などで日常的に疲れが溜まりやすい時期でもあります。
身体の疲れを感じている時ほど、無意識に声を出すことで精神的な負担を軽減させようとする、生活の工夫や反応の1つという見方もあるようです。
「よっこいしょ」でちょっと心を軽く
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何気なく口にしていた「よっこいしょ」は、心を清める修験者の言葉が変化したものだそうです。
また、身体の体幹を安定させて動きやすくするための、非常に理にかなった行動といえます。
もし思わず声が出てしまっても、「今日も自分なりにスムーズに動くためのスイッチを入れたんだな」とポジティブにとらえてみてくださいね。
毎日頑張る自分を優しく労わる言葉として、これからも積極的に使っていきましょう。
[文・構成/grape編集部]