「じわじわくる」と話題の『死神』 その行動の意図に、ハッとする
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
南半球に位置するニュージーランドでは、12月ごろから本格的な夏が始まります。
夏のレジャーシーズン到来で、毎年政府が頭を抱えるのが、水難事故の増加。
そんな中、水難事故を少しでも減らすために立ち上がった、あるキャラクターが話題を集めています。
ブラックユーモアたっぷりな注意喚起が話題を呼ぶ
水難事故の防止に起用されたキャラクターは、なんと死神!
死神の名前は『スイムリーパー』といい、事故になりやすいさまざまな場面を例に挙げ、危険な行動をやめるよう、日々Instagramで訴えかけています。
それでは、ブラックユーモアたっぷりな投稿をいくつかご紹介します。
「さて、誰がジーンズ着用での溺死をお望みかな?」
「この男は、私の仕事を楽にしてくれている」
「どう?私、太って見える?」
「おいしい!…なんていう間に、波にのみこまれちゃうかもよ」
中にはインスタ映えを意識したような写真もあり、見ている人を飽きさせません。
多くの若者が利用するSNSで、ユーモアをまじえ注意喚起をするアイディアが注目を浴び、ファン数が9万人を超える人気となっています。
1件でも多くの水難事故をなくすために
2016年には、水難事故による78人の死亡者を出したニュージーランド。
「1人でも多くの人に、水難事故の危険性を分かってもらいたい」
水難事故の防止を呼びかける団体『Water Safety New Zealand』(以下、WSNZ)は、政府機関であるACCと協力し、スイムリーパーによる注意喚起を始めました。
「スイムリーパーは、事故の危険性を訴えるための存在であり、水辺で遊ぶ子どもたちや家族連れを怖がらせることが目的ではない」とWSNZは語ります。
見た目は恐ろしくも、人々の命を救うため、日々水辺に現れては注意をうながす死神。
心優しい死神の行動により、1件でも多くの事故がなくなるといいですね!
[文・構成/grape編集部]