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「今欲しいものは何?」ルワンダの子どもの答えにハッとする

By - grape編集部  公開:  更新:

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今、欲しいものは何ですか?

あなたなら、どんな風に答えるでしょうか。憧れのブランドの靴、庭付き一軒家、新しいスマホ…。無限に思い浮かぶかもしれません。

一方、東アフリカにあるルワンダの子どもたちにも、同じ質問をしてみました。彼らは何と答えたのでしょうか。こちらの動画『夢がかなう未来のために』をご覧ください。

ルワンダの子どもたちが望むこと

――今、楽しいことは?

「自分の作ったボールで遊ぶこと」
「サッカーやかくれんぼをするのが楽しい」
「学校に来て勉強するのが楽しい」

――今、欲しいものは?

「学校の勉強で使う道具。ノートやペン」
「ズボンを持っていないので、ズボンが欲しい」
「今の家はかなり昔に建てられて、雨が降ると崩れてしまいそうな部分もあるから家が欲しいです」

――悲しかったことは?

「地滑りが起こったこと。家の中に水が入って来てしまった」
「大雨が降っていて、いとこの家が流されてしまったこと」

学校に通うこと、きれいな服を着ること、安全な家に住むこと…。これらはどれも私たちにとっては当たり前のように思えますが、ルワンダの子どもたちにとっては、今この瞬間も切実に望んでいることなのです。

この動画は、日本最大の民間の人道支援団体である日本赤十字社が『NHK海外たすけあいキャンペーン』の一環として公開したもの。

ルワンダは"アフリカの奇跡"と呼ばれるほど急激な経済成長を遂げている一方で、都市部と農村部では格差が広がりつつあります。

インフラの未整備、安全な飲料水の不足など、慢性的な貧困に加え、気候変動がもたらす洪水や地滑りなどの災害が起こり、人々を苦しめているのです。

日本赤十字社は、医師や薬剤師などさまざまな分野の職員を海外に派遣し、医療活動や保健衛生指導などの支援を行っています。

災害による直接的な被害が収まった後も現地に残り、支援がなくなってからも人々が自立して生きていける力をつけるための支援を続けている日本赤十字社。このルワンダでも、過酷な環境の中で子どもたちが少しでも安心して暮らせるように、安全な水の提供やトイレの設置、病気を防ぐ手洗い指導など、さまざまな形で支援を行っています。

そして、動画の最後では、ルワンダの子どもたちにこんな質問をしています。

――あなたの夢は?

「音楽スタジオで働く人」「パイロット」「サッカー選手」「英語の先生」「お医者さん」

将来の自分を想像しながら、希望で胸を膨らませるのは、ルワンダの子どもも、日本の子どもも同じ。世界中の子どもたちの夢が叶えられるように…ほんの小さなことでも、私たちにできることがきっとあるはずです。


[文・構成/grape編集部]

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