赤色と黄色のパプリカ、選ぶならどっち? 意外と知らない「2つの違い」は…【管理栄養士が解説】
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撮影:小泉明代
管理栄養士
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆・撮影、調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。
grapeにて『今日のごはん、何にする?』を連載中。

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鮮やかな赤色や黄色がきれいなパプリカは6~9月頃が旬の野菜です。
ピーマンと似た形をしていますが、大きく肉厚で甘みがあり、生でも加熱してもおいしく食べられますね。
そんなパプリカは色によって栄養価が異なることを知っていますか。
今回は管理栄養士の筆者が、色による違いの解説やおすすめの食べ方を紹介します!
赤色と黄色のパプリカの違い
撮影:小泉明代
見た目は色が違うだけのような赤色と黄色のパプリカ。しかし食べ比べてみると、その味わいが異なることに気づくでしょう。
赤色のパプリカは甘みが強く、味わいも濃いです。
撮影:小泉明代
一方、黄色のパプリカは、甘みはあるものの赤色ほどではなく、さっぱりとしています。
撮影:小泉明代
好きな色で選んでもいいですが、使う料理や好みにあわせて使い分けてもいいですね。
栄養価は?
それでは栄養価を比べてみましょう。
撮影:小泉明代
文部科学省の『食品成分データベース』によると、それぞれ生の可食部の100gあたりの栄養価は、以下のようになります。
エネルギー:赤28kcal、黄28kcal
βカロテン:赤940㎍、黄160㎍
α-トコフェロール:赤4.3mg、黄2.4mg
ビタミンC:赤170mg、黄150mg
赤色と黄色のパプリカはβカロテン、αトコフェロール、ビタミンCが豊富です。
βカロテンは体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜、目の健康に役立ち、トコフェロールはビタミンEの成分で、血行をよくする働きがあります。ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせません。
これらの栄養素は、病気や老化を引き起こす可能性がある活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。
どちらのパプリカにも多く含まれていますが、赤色のほうがより多いです。
撮影:小泉明代
また、厚生労働省によると、野菜は原則としてβカロテン含量が600㎍以上のものを緑黄色野菜としています。
そのため、赤色のパプリカは緑黄色野菜で、黄色のパプリカは淡色野菜に分類されます。
撮影:小泉明代
厚生労働省が推進する『健康日本21』(正式名称:21世紀における国民健康づくり運動)では、野菜摂取量の目標を1日350g以上、そのうち緑黄色野菜を120g以上としています。
2色のパプリカを組み合わせて、緑黄色野菜と淡色野菜の両方の摂取量アップを意識してみてはいかがでしょう。
パプリカのおすすめレシピ
いろいろな楽しみ方ができるパプリカですが、筆者のおすすめの食べ方の1つは焼き浸しです。
油を使って焼くので、ビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンの吸収がよくなります。
撮影:小泉明代
洋風の料理に使うことが多いイメージのパプリカですが、和風の味つけにも合います。
そのまま食べたり、そうめんにトッピングしたり、レモン汁などを加えてマリネにアレンジすることもできます。
撮影:小泉明代
どちらか1色だけでもいいですし、2色のパプリカを使ってカラフルな彩りを楽しむのもいいでしょう。
赤と黄の色による違いも意識しながら、ぜひ旬のおいしいパプリカを楽しんでくださいね。
[文/小泉明代 構成/grapeフード編集部]