「汗」が染み込んだスーツ、そのまま掛けるのはNG! プロが教える『一手間』が真似したい
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画像提供:西村奈緒
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スーツを着用して外回りをしている際に、どうしても気になってしまうのが脇や襟元の『汗汚れ』です。
しかし、スーツはデリケートな素材で作られているため、家庭で頻繁に洗うことは難しく、クリーニングに出す頻度も限られてしまいます。
放置すると黄ばみや、ニオイの原因にもなってしまう部分汚れを、自宅でケアする方法はあるのでしょうか。
オーダースーツのプロである西村奈緒さんに、『今日』から実践できる正しいお手入れ術をうかがいました。
スーツを自宅でケアするポイントは『通気性』『叩く』
――仕事から戻った際、まず最初にすべきことはありますか。
ジャケットを脱いだら、まずは裏返しにしてハンガーに吊るしましょう。そのままの状態よりも通気性がよくなり、内側にこもった熱気を素早く逃がすことができます。
クリーニングは、多くても1シーズンに2回程度に留めるのが理想的です。薬剤によるダメージから生地を守るためにも、日々の小さなケアの積み重ねが重要ですよ。
画像提供:西村奈緒
――部分的な汚れや汗が気になる時、どのように手入れをすればいいのでしょうか。
固く絞った濡れタオルを用意してください。気になる部分を、タオルの上からポンポンと優しく叩くようにして、汚れをタオルに移していく『叩き拭き』が効果的です。
注意したいのは、決してゴシゴシと擦らないことです。摩擦によって生地が弱ってしまうため、あくまで『浮かせて移す』イメージで行ってください。
――もし表地に白い汚れや、ちょっとした汚れがついてしまった際はどうすればいいですか。
そんな時こそ、購入時についてきた布、『残布(ざんぷ)』の出番です。同じ布同士で軽く擦ってあげると、表面の汚れが取れる場合が多いのです。
指先に残布を巻き、優しくなでるようにケアしてみてください。
画像提供:西村奈緒
消臭スプレーやスチーマーはどう使う?
――消臭スプレーを使用する際の注意点はありますか。
気になる部分にだけ集中的に吹きかけるのは、あまりおすすめしません。
近くでかけすぎるとシミの原因になるため、少し離した位置から全体にふんわりとミストがかかるようにスプレーしてください。
――シワ伸ばしに使う衣類スチーマーは、ニオイ対策にも有効でしょうか。
スチームの熱はニオイ対策にもなりますが、いきなり当てるのは逆効果になることもあります。スチームによってニオイの成分が周囲に広がってしまうからです。
先ほどお伝えした『叩き拭き』で汚れをある程度落とした後に、仕上げとしてスチーマーを当てると、より清潔に保つことができますよ。
プロの知恵で、お気に入りの一着を長く美しく
画像提供:西村奈緒
スーツの寿命を延ばすために大切なのは、汚れを『溜め込まないこと』と『生地をいたわること』だと西村さんは話します。
クリーニングに頼りすぎず、自宅で適切なケアを行うことで、スーツ本来の風合いを長く保つことができるのですね。
お気に入りの一着をより清潔に、より長く愛用するために。プロ直伝のお手入れ術を取り入れて、汗ばむ季節もスマートに乗り切ってみてはいかがでしょうか。
取材協力 西村奈緒
Tailor Verno(テイラー ヴェルノ)。
「似合う」を仕立てるオーダースーツをモットーに、体型・雰囲気・職業に合わせた提案が可能。完全予約制で、多くの経営者・営業職の方に利用いただいています。
出張採寸やトータルコーディネートにも対応しており、コーディネートにお悩みの方の声に応えている。
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[文・取材/LUIS FIELD 構成/grapeライフハック編集部]