ベランダのサンダル、使わない時はしまう?出しっぱなし? 消費生活支援センターの「見解」は…
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あなたは、ベランダなど屋外に『サンダル』を置きっぱなしにしていないでしょうか。
筆者の場合、洗濯物を干す時にすぐ履けるよう、ベランダに樹脂製のサンダルを置いているのですが、実は意外なリスクがあるのをご存じでしょうか。
一般的な樹脂製のサンダルは屋外放置で縮むのか
サンダルのなかでも人気なのがEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)など樹脂製のサンダル。
価格が手頃で、なおかつ足をずぼっと差し込むだけというシンプルな形状の物が多いこともあり、子供から大人まで広く使用されています。
筆者のように、洗濯物を干す時に履く用として「ベランダに置きっぱなしにしている」という人も多いかもしれませんが、屋外に出しっぱなしだと実は『縮んでしまう』というリスクがあるのです。
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『埼玉県 消費生活支援センター』がテストを実施
『埼玉県 消費生活支援センター』が、消費者から以下の相談を受け、実際に『サンダルが縮むかどうか』のテストを行っています。
「サンダルを3日間ベランダで放置していたら縮んで履けなくなってしまった。縮んでしまった原因の調査をしてほしい」
このテストでは、まず相談者から提供されたテスト品(縮んでしまったサンダル)と、同センターが購入した同型品を比較しました。
その結果、「テスト品は全体的に縮んでいることが確認でき、特に甲の部分の縮み及びソールの反りが顕著」であったことを確認しています。
ちなみに、テスト品のサンダルは、製品全体が樹脂を一体成形した造りのEVA素材サンダルで、『直射日光下、高温多湿の場所に放置しない』旨の注意書きが記載されていたとのことです。
高温になる場所に放置するのは避けよう!
次に、「同型品を用いて、試験機器により再現した高温環境及び屋外環境による再現試験」を実施。
60℃と70℃の温度が異なる高温環境に1時間置く試験と、2024年6月の晴天日である3日間(朝から夕方まで)での屋外環境による試験を行ったところ、以下の結果になりました。
・高温環境による試験(60℃):僅かな縮みが再現。
・高温環境による試験(70℃):テスト品と同程度の縮みが再現。
・屋外環境による試験:僅かな縮みが再現。
同センターでは、以下の結論を出しています。
テスト品が縮んだ原因は、表面温度が60℃を超える高温環境にあったためと考えられました。
また、サンダルの保管場所の周囲に風を遮る物があるなど、通気が悪い場合、気温が27℃程度であっても製品温度が60℃を超えることが分かりました。
また、このような注意喚起をしています。
購入前に取り扱い上の注意などの製品説明をよく読み、使用にあたっては注意書きを守りましょう。
特にEVA素材のサンダルは、ほかの類似の素材と比べて耐熱性が低いため、今回のテスト品に限らず、縮む可能性があります。
直射日光があたらない通気のよい場所で保管し、真夏の車内など、高温になりやすい場所には保管しないようにしましょう。
サンダルが縮むとうまく履けなかったり、形状変化によって歩いた時にバランスを崩したりする危険性もあります。
サンダルがダメになってしまうだけでなく、トラブルにつながる可能性もゼロではありません。
特に気温が高い季節は屋内や日が当たらない場所に置くようにしましょう。
※本記事は出典元機関の許諾を得た上で掲載しております。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]