フロアマット、どうやって洗ってる? プロに聞いた洗い方のコツ
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監修・取材協力絨毯・布団クリーニング職人
遠藤伸一
福島県伊達市の絨毯・布団クリーニング専門店「昭和ワールド商会」代表。
高校1年生の頃から39年間にわたり、絨毯や布団のクリーニングに携わり、これまでに洗浄した絨毯は28万枚以上。
一般家庭の品物をはじめ、ホテルや旅館の大型カーペットまで幅広く手掛け、現在も職人として現場に立ち続けている。
自身の仕事と人生をつづった『絨毯を二十八万枚洗った男』で、文芸社×毎日新聞「第9回 人生十人十色大賞」長編部門の最優秀賞を受賞。2027年に文芸社から書籍として全国出版される予定。
LUIS FIELD
株式会社LUIS FIELDは、元警察官の代表が、皆様の人生が今よりも少し豊かになる情報をお届けしたいという想いから立ち上げた会社です。
日本各地にさまざまな人生経験を持つライターが所属し、多様なメディア様で活動でさせていただいております。
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靴についた砂や泥、雨の日の湿気などで、実は想像以上に汚れている車のフロアマット。
いざ洗おうと水をかけてブラシでゴシゴシ擦ると、実はマットの生地を傷めてしまう原因になります。
本記事では、39年の経験を持つ絨毯・布団クリーニング専門店『昭和ワールド商会』代表の遠藤伸一さんに、水洗い前の下準備から汚れの落とし方、乾かすコツまで詳しくお話をうかがいました。
水洗い前の準備が重要!
――いきなり水をかけて洗うのを避けたほうがいいのはなぜですか?
砂や細かなホコリが残ったままブラシで擦ると、砂が生地と擦れてマットを傷める原因になるためです。
最初に、軽く叩いて大きな砂やホコリを落としておくと、その後のお手入れが格段にしやすくなります。
ただし、力を込めて強く叩きすぎると生地を傷めてしまうため注意が必要です。
優しく軽く叩いた後に、掃除機などで奥に入り込んだ砂やホコリを取り除きましょう。
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――ガンコな泥や油汚れにはどんな洗剤を使えばよいですか?
ご家庭でお手入れするなら、台所用の中性洗剤が油汚れに効果的です。
原液を直接つけるのではなく、製品の表示に従って正しく使用してください。
洗剤を使いすぎるとすすぎにくくなり成分が残ってしまうため、適量を馴染ませてから優しく洗いましょう。
なお、フロアマットによって素材やお手入れ方法は異なるため、洗う前にメーカーの表示なども確認してください。
――繊維の奥の汚れを効率よく浮かすコツはありますか?
一番重要なのは『力任せに擦らないこと』です。
こすりすぎると生地が毛羽立ったり傷んだりしてしまいます。
落ちにくい汚れは無理に擦らず、使用可能な素材であることを確認した上で、酸素系漂白剤を入れたぬるま湯につけ置きし、汚れを浮かせてから洗うのがおすすめですよ。
ただし、漂白剤が使えない素材もありますので、必ず製品の表示やマットのお手入れ方法を確認してください。
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――生乾き臭を防ぎ、きれいに仕上げる乾かし方を教えてください。
洗った後は水分をしっかり切り、天気のよい日にしっかり乾燥させます。
表側を強い日差しに長時間当てると色あせの原因になるため、裏側を日差しに向けて干すのがコツです。
また、表面が乾いていても中に水分が残っていることがあるため、中まで完全に乾いたことを確認してから車に戻してください。
――コインランドリーの乾燥機を使っても問題ありませんか?
自己判断で乾燥機に入れるのは避けてください。
フロアマットの裏側には滑り止めのゴム素材が使われているものが多く、高温の乾燥機に入れると縮んだり変形したりする恐れがあります。
必ず製品や自動車メーカーの表示を確認しましょう。
――フロアマットを清潔に保つ理想的な掃除頻度はどのくらいですか。
定期的な期間を決めるよりも、マットの状態を見ながらこまめにお手入れするのが一番です。
特に雨の日に濡れたまま放置せず、しっかり乾かすことが大切ですね。
『砂やホコリを溜めない』『濡れたままにしない』『洗ったらしっかり乾かす』という3つのポイントを意識するだけでも、マットを長く気持ちよく使うことができますよ。
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プロの洗浄術を取り入れて、足元から快適なドライブを
普段はあまり気に留めない車のフロアマットですが、水洗い前の『一手間』や正しい乾燥法を意識するだけで、きれいに保つことができます。
家庭で落としきれない汚れがある場合や素材の傷みが心配な場合は、無理をせずプロのクリーニング業者に相談するのも賢い選択です。
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天気のよい日にプロ直伝のお手入れを試して、愛車の足元をスッキリ快適に整えてみてはいかがでしょうか。
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grapeライフハック編集部]