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停電後は要注意!地震後の火災が起きる理由に「ゾッとした」「気を付けたい」

By - grape編集部  公開:  更新:

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多くの人にとって、人生最大の買い物になるであろう『マイホーム』。

結婚や出産、子供の就学など、さまざまな節目での大きな決断となるでしょう。

「でも災害が起こった時が怖いなあ…」

※写真はイメージ

このような不安を持つ人も多いのではないでしょうか。

地震大国である日本では、大きな地震がいつどこで起こってもおかしくありません

大きな地震が起きると、まずは揺れにより、家屋やビルの倒壊などが発生する恐れがあります。

そして地震の後には、火災や、ライフラインの寸断などの二次災害の危険も。

マイホームを購入する際、多くの人が耐震性について調べ、建物の倒壊には備えているでしょう。しかし、二次災害についても、備えはできているでしょうか。

あなたはできてる?知らないと危ない『地震の時の常識』とは 

突然ですが、クイズです!

大きな地震が起きた際は、安全な場所に避難をする必要があります。

Q.避難をする際、家の電化製品はどのようにすればよいでしょうか。

①何も触らず、そのままにしておく。

②すべての電気製品のスイッチを切ってまわる。

③家の電気をまとめて管理している『分電盤』のブレーカを切る。

大きな地震が発生すると、揺れによる断線などの影響で、停電が起こる可能性があります。

①、②の状態では、停電から復旧した時に、揺れにより倒れた電化製品や、破損したケーブルなどが火元となり、電気火災の一種である『通電火災』が発生する恐れがあるのです。

※写真はイメージ

そのため、避難の際には、ブレーカを切っておくことが必要となります。

よって、正解は…③です!

実は、地震が発生した際の火災の原因は、通電火災がもっとも多いのです。

2011年に発生した『東日本大震災』においても、原因が特定できている火災のうち、半数以上が通電火災を主とする、電気によるものでした。

「でも、いざ大地震が来たら、ブレーカを切る余裕なんてなさそう…」

「そもそも、地震の時に、家にいなかったらどうすることもできない」

災害時などの急を要する状況では、当然このような考えがあるでしょう。

そこで、『感震ブレーカー』を備えておく必要があるのです!

感震ブレーカーって何?

感震ブレーカーは、震度5強以上の地震が発生した時に、分電盤の主幹漏電ブレーカを自動で切って、電源をストップしてくれる機器。

新築・既築を問わず、家庭の分電盤に直接設置できるものがあるそうです。

ブレーカを切り忘れてしまった場合や、自宅に不在の時の地震で、「自宅や、思い出の品が、火災で燃えてしまったら…」とハラハラするのは嫌なもの。

感震ブレーカーを設置していれば、そんな不安も軽減できるでしょう。

感震ブレーカーには、大きな揺れを感知してから電源を遮断するまで、数分間の猶予が設定できる商品があります。

夜中の地震だった場合、急にブレーカが落ちて真っ暗になったら、手元が見えずにパニックになってしまうかもしれません。

猶予時間があれば、その間に懐中電灯などの光源を準備できるので、冷静に避難行動ができそうですね!

※写真はイメージ

感震ブレーカーを設置する場合、自治体によっては、補助金制度を設けています。 

支給額や条件などは、自治体により異なるため、詳しくはお住まいの市区町村のホームページをチェックしてみてくださいね!

地域ぐるみで導入する例も

住宅が密集するエリアでは、1戸でも火災があると、すべてに延焼してしまう恐れがあります。

大阪府茨木市の住宅販売会社、『株式会社リブ・ホーム』は、『クッキータウン三島丘』の137戸すべてに感震ブレーカーを設置しました。

阪神・淡路大震災、東日本大震災で、通電火災の怖さを目の当たりにした経験により、安全な街づくりへの強い想いがあったためです。

結果として、2018年6月18日、大阪府北部を震源とした、震度6弱の地震が発生した際、感震ブレーカーが正常に作動し、大きな被害に至らずに済みました。

普通に暮らしていても、きちんと備わっているのが理想の状態。

だからこそ、感震ブレーカーの設置は自宅だけではなく、安全な街づくりのためにも重要なのですね!

※写真はイメージ

大切な家を守るために

地震を始めとした、自然災害はいつどこで起こるか分かりません。

完全に防ぐことは難しくても、災害に備えることで、被害を減らすことはできるでしょう。

ご紹介したように、住宅販売会社が事前に取り付けているケースもあるので、 マイホームを購入する際は、耐震性能だけでなく、『感震ブレーカーの有無』についても、必ず確認するようにしましょう!

大切な家や、ものを失わないために、感震ブレーカーが、当たり前の世の中になっていくとよいですね。

より詳しく知りたい人は、こちらのウェブサイトをチェックしてください!


[文・構成/grape編集部]

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