「実は掃除はしないんです」 『整理収納アドバイザー』ってどんな仕事? 提供:株式会社makanaco By - grape編集部 公開:2023-10-13 更新:2023-10-17 インタビュー動画収納 Share Post LINE はてな みなさんはどんなタイミングで家の片付けをしますか。 きれいにしたほうが快適に過ごせるとは分かっていても、「今は時間がないから」と後回しにしてしまう人も多いでしょう。 片付けをやる気にさせるには?『プロ』に聞いてみた 毎年10月10日は『お片付けの日』。 片付けることで、部屋も気持ちも整うことから『10(とお)月10(とお)日=ととのえる日』として制定されています。 しかし、片付けが苦手な人にとっては「何から手を付けるべきか分からない」など、始めるまでのハードルが高いですよね。 片付けに対するモチベーションを高める方法はあるのでしょうか。 数多くの家庭や企業などをサポートしてきた『片付け』のプロ集団、株式会社makanacoの代表で、整理収納アドバイザー1級の資格を持つ、中谷亜古(なかたに・あこ)さんに聞いてみました。 ――『整理収納アドバイザー』とは? 整理収納アドバイザーは、ハウスキーピング協会が発行している資格で、3級・2級・準1級・1級とあります。その中で、1級の資格を持っている人だけが、お客様のお宅で仕事ができます。 仕事内容としては、お客様のお宅やオフィスなどを、使いやすく過ごしやすい、片付いた状態にする『仕組みづくり』です。代わりに掃除をするわけではなく、お客様の家やオフィスを見て、「ここを改善すべき」などの打合せを重ねて、お客様と一緒に作業を行います。 ――片付けのモチベーションを上げる方法は? 先に『マインドマップ』を作るといいと思います。まずキッチン、リビングなど場所をあげていって『問題となっている部分』や『改善されるべき点』を書き出していきましょう。やるべきことが明確になってくると、なんとなく人って「やりたい」って気持ちになってくるんです。 動き出すためには、例えば両親や友人などを家に招くイベントを作って、片付けざるを得ない状況にすることも1つの手ですよ! ――家族が散らかしてしまう場合の対処法は? 家族など、複数人で暮らしている場合は、用途別にものを配置する『ゾーニング』という考え方がおすすめです。 例えば、『子供が遊ぶ場所におもちゃを置く』『父親が仕事で使う場所に仕事用具をまとめる』といった具合に、スペースを決めます。いろいろなものをあっちこっちに置いてしまうと、無意識のうちにスペースが広がり、物量も把握できなくなってしまいがちです。「ここのスペースは自由に使っていい。そこに入りきらないなら処分してから新しいものを」と考えると、スッキリまとまると思います。 ――子供に片付けを教えるコツは? まず、必要なものと不要なものは子供自身に判断させます。ただ、最初は「これもいる、これもいる、これもいる」となってしまいがちなので、「これはもういらないんじゃない?これは2つあるからいいんじゃない?」など、親のアシストが必要です。すると、だんだんと自分で判断できるようになり、それが自己管理能力になっていくと思います。 親が勝手に判断して子供のものを捨てたり、逆になんでも片付けてあげたりすると、子供が自分で片付けられなくなってしまう原因になりますので、子供が自己管理できるように、アシストをしてあげることが大切です。 家を片付ける上での、モチベーションの高め方から家族との接し方など、さまざまなことを教えてくれた中谷さん。 具体的な片付けや収納の方法については、積水ハウス株式会社が運営する『SUMUFUMU TERRACE(スムフムテラス)』の動画に出演した際に解説しています。 ダイジェスト版がYouTubeで公開されていますので、ぜひご覧ください! 中谷さんに、動画で特に見てほしいポイントを聞くと、次のように話してくれました。 「自分、これやっちゃってるな…」と思うような、『キッチンあるある』が最初に出てきますので、「これがどう変わるの?」と想像しながら見ていただきたいと思います。 キッチン、洗面所は、本当によくご依頼いただく場所なので、何かしら「これなら自分もできそう!」と思えるものがあるはずです。動画が片付けを始めるきっかけになったらいいなと思っています! 「家の中で一番作業が多い」というキッチン、洗面所といった水回りの収納や片付け。 より詳しい方法は、積水ハウスのウェブサイトで配信されています。 日常で役立つ収納のテクニックが満載なので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね! 『SUMUFUMU TERRACE(スムフムテラス)』 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
みなさんはどんなタイミングで家の片付けをしますか。
きれいにしたほうが快適に過ごせるとは分かっていても、「今は時間がないから」と後回しにしてしまう人も多いでしょう。
片付けをやる気にさせるには?『プロ』に聞いてみた
毎年10月10日は『お片付けの日』。
片付けることで、部屋も気持ちも整うことから『10(とお)月10(とお)日=ととのえる日』として制定されています。
しかし、片付けが苦手な人にとっては「何から手を付けるべきか分からない」など、始めるまでのハードルが高いですよね。
片付けに対するモチベーションを高める方法はあるのでしょうか。
数多くの家庭や企業などをサポートしてきた『片付け』のプロ集団、株式会社makanacoの代表で、整理収納アドバイザー1級の資格を持つ、中谷亜古(なかたに・あこ)さんに聞いてみました。
――『整理収納アドバイザー』とは?
整理収納アドバイザーは、ハウスキーピング協会が発行している資格で、3級・2級・準1級・1級とあります。その中で、1級の資格を持っている人だけが、お客様のお宅で仕事ができます。
仕事内容としては、お客様のお宅やオフィスなどを、使いやすく過ごしやすい、片付いた状態にする『仕組みづくり』です。代わりに掃除をするわけではなく、お客様の家やオフィスを見て、「ここを改善すべき」などの打合せを重ねて、お客様と一緒に作業を行います。
――片付けのモチベーションを上げる方法は?
先に『マインドマップ』を作るといいと思います。まずキッチン、リビングなど場所をあげていって『問題となっている部分』や『改善されるべき点』を書き出していきましょう。やるべきことが明確になってくると、なんとなく人って「やりたい」って気持ちになってくるんです。
動き出すためには、例えば両親や友人などを家に招くイベントを作って、片付けざるを得ない状況にすることも1つの手ですよ!
――家族が散らかしてしまう場合の対処法は?
家族など、複数人で暮らしている場合は、用途別にものを配置する『ゾーニング』という考え方がおすすめです。
例えば、『子供が遊ぶ場所におもちゃを置く』『父親が仕事で使う場所に仕事用具をまとめる』といった具合に、スペースを決めます。いろいろなものをあっちこっちに置いてしまうと、無意識のうちにスペースが広がり、物量も把握できなくなってしまいがちです。「ここのスペースは自由に使っていい。そこに入りきらないなら処分してから新しいものを」と考えると、スッキリまとまると思います。
――子供に片付けを教えるコツは?
まず、必要なものと不要なものは子供自身に判断させます。ただ、最初は「これもいる、これもいる、これもいる」となってしまいがちなので、「これはもういらないんじゃない?これは2つあるからいいんじゃない?」など、親のアシストが必要です。すると、だんだんと自分で判断できるようになり、それが自己管理能力になっていくと思います。
親が勝手に判断して子供のものを捨てたり、逆になんでも片付けてあげたりすると、子供が自分で片付けられなくなってしまう原因になりますので、子供が自己管理できるように、アシストをしてあげることが大切です。
家を片付ける上での、モチベーションの高め方から家族との接し方など、さまざまなことを教えてくれた中谷さん。
具体的な片付けや収納の方法については、積水ハウス株式会社が運営する『SUMUFUMU TERRACE(スムフムテラス)』の動画に出演した際に解説しています。
ダイジェスト版がYouTubeで公開されていますので、ぜひご覧ください!
中谷さんに、動画で特に見てほしいポイントを聞くと、次のように話してくれました。
「自分、これやっちゃってるな…」と思うような、『キッチンあるある』が最初に出てきますので、「これがどう変わるの?」と想像しながら見ていただきたいと思います。
キッチン、洗面所は、本当によくご依頼いただく場所なので、何かしら「これなら自分もできそう!」と思えるものがあるはずです。動画が片付けを始めるきっかけになったらいいなと思っています!
「家の中で一番作業が多い」というキッチン、洗面所といった水回りの収納や片付け。
より詳しい方法は、積水ハウスのウェブサイトで配信されています。
日常で役立つ収納のテクニックが満載なので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!
『SUMUFUMU TERRACE(スムフムテラス)』
[文・構成/grape編集部]