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「信じられなかった!」 アメリカ人が日本に来て驚いたことは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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スティーブン

日本と海外では、生活環境にさまざまな違いがあります。

文化や習慣の違いなどから、日本人にとっては当たり前の光景が、外国人には新鮮に映ることも。

特に長期で滞在し、日常生活を送ると、ギャップを感じるシーンは多いでしょう。

日本に来て驚いたことは?

そこで、実際に『日本で生活して驚いたこと』を外国人に聞いてみました。

話を聞かせてくれたのは、日本人の妻を持ち、日本で長く生活をしている、インバウンドメディア『Umami bites』のアメリカ人ライター、スティーブンさんです。

スティーブン

――日本に来たきっかけは?

もともとエンターテインメントが好きで、日本のプロレスや映画、ドラマなどにも興味を持っていました。

初めて日本に来たのは高校生の時です。短期留学で1か月ほどホームステイをしたのですが、その時のホストファミリーがとてもよくしてくれて、日本が好きになりました。

「この人たちともっとコミュニケーションを取りたい!」と思ったのですが、この時は日本語を話せなかったので、アメリカに帰ってから猛勉強をしたんです。

その後も、留学や仕事などで日本を訪れ、長く住むようになりました。日本での生活は2024年で、15年目になります。

――日本で生活をしてみてすごいと思ったことは?

いろいろありますが、一番はコンビニのクオリティの高さです!

アメリカにいた時は、コンビニといえばジャンクフードやお菓子を買うところでした(笑)。

日本のコンビニは、本当に何でも売っているし、食べ物のおいしさも段違い!衝撃を受けました。

――反対に戸惑ったことは?

ゴミ捨てのルールや分別がめちゃくちゃ細かいこと!

地域にもよると思いますが、アメリカではもっと大雑把でした。

日本の分別ルールに慣れるまでは妻によく怒られていましたね。

スティーブン

日本では、ゴミを捨てる前に、種類ごとに細かく分別するのが一般的。

特に、ビン・カン・プラスチック・紙類・発泡スチロールなど、リサイクルして再び使用される『資源ゴミ』は、ルールが細かく、日本人でも戸惑うことがありますよね。

スティーブンさんが住んでいた地域では、一括で回収したゴミを、処理施設で作業員が分別するのがスタンダードなのだとか。

そのぶん作業員の手間が膨大になり、時間もかかっているといいます。

スティーブン
スティーブンさん

アメリカでもリサイクルの習慣はありますが、私たちが分別していたのは『ビン・カン』くらいでしたね…。日本ではみんな当たり前のように細かく分別していますが、これは本当にすごいと思います。

スティーブン
スティーブンさん

特に驚いたのが『紙パック』です!リサイクルする前に洗って、開いて、乾かさなきゃいけないなんて、信じられませんでした(笑)。

牛乳を始め、飲料などに使われる容器である紙パック。原料は、計画的に育てられた針葉樹です。

枝や曲がった木、木材をつくる時に余った部分などが使われているため、環境に優しい上、リサイクルに適した資源でもあります。

紙パックをリサイクルするためには『洗う』『開く』『乾かす』といった工程が必要であり、作業が面倒に感じてしまう人もいるでしょう。

しかし、消費者がひと手間をかけているおかげで、質の高いリサイクルが可能になり、主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生紙に生まれ変わっています

紙パック
スティーブン
スティーブンさん

最初は面倒に感じていましたが、慣れてくると楽しいですね。
今では妻よりも早く開けますよ!

スティーブン

環境省請負調査の結果から計算すると、屋根型の1000㎖の紙パック1枚をリサイクルすれば、燃えるゴミとして処理した場合と比べて、CO2を半分以下に削減することができるとのこと。

限りある資源を再利用できる上に、社会や地球環境にさまざまなメリットがあるといえそうです。

スティーブン

紙パックを、洗って、開いて、乾かしてからリサイクルするのは、日本独自の習慣であり、質の高いリサイクルを可能にしている要因でもあります。

世界に誇れる日本の文化の1つとして、これからも積極的に取り組んでいきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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