「信じられなかった!」 アメリカ人が日本に来て驚いたことは? 提供:全国牛乳容器環境協議会 By - grape編集部 公開:2024-06-05 更新:2024-06-07 アメリカリサイクル海外紙パックリサイクル Share Post LINE はてな 日本と海外では、生活環境にさまざまな違いがあります。 文化や習慣の違いなどから、日本人にとっては当たり前の光景が、外国人には新鮮に映ることも。 特に長期で滞在し、日常生活を送ると、ギャップを感じるシーンは多いでしょう。 日本に来て驚いたことは? そこで、実際に『日本で生活して驚いたこと』を外国人に聞いてみました。 話を聞かせてくれたのは、日本人の妻を持ち、日本で長く生活をしている、インバウンドメディア『Umami bites』のアメリカ人ライター、スティーブンさんです。 ――日本に来たきっかけは? もともとエンターテインメントが好きで、日本のプロレスや映画、ドラマなどにも興味を持っていました。 初めて日本に来たのは高校生の時です。短期留学で1か月ほどホームステイをしたのですが、その時のホストファミリーがとてもよくしてくれて、日本が好きになりました。 「この人たちともっとコミュニケーションを取りたい!」と思ったのですが、この時は日本語を話せなかったので、アメリカに帰ってから猛勉強をしたんです。 その後も、留学や仕事などで日本を訪れ、長く住むようになりました。日本での生活は2024年で、15年目になります。 ――日本で生活をしてみてすごいと思ったことは? いろいろありますが、一番はコンビニのクオリティの高さです! アメリカにいた時は、コンビニといえばジャンクフードやお菓子を買うところでした(笑)。 日本のコンビニは、本当に何でも売っているし、食べ物のおいしさも段違い!衝撃を受けました。 ――反対に戸惑ったことは? ゴミ捨てのルールや分別がめちゃくちゃ細かいこと! 地域にもよると思いますが、アメリカではもっと大雑把でした。 日本の分別ルールに慣れるまでは妻によく怒られていましたね。 日本では、ゴミを捨てる前に、種類ごとに細かく分別するのが一般的。 特に、ビン・カン・プラスチック・紙類・発泡スチロールなど、リサイクルして再び使用される『資源ゴミ』は、ルールが細かく、日本人でも戸惑うことがありますよね。 スティーブンさんが住んでいた地域では、一括で回収したゴミを、処理施設で作業員が分別するのがスタンダードなのだとか。 そのぶん作業員の手間が膨大になり、時間もかかっているといいます。 スティーブンさん アメリカでもリサイクルの習慣はありますが、私たちが分別していたのは『ビン・カン』くらいでしたね…。日本ではみんな当たり前のように細かく分別していますが、これは本当にすごいと思います。 スティーブンさん 特に驚いたのが『紙パック』です!リサイクルする前に洗って、開いて、乾かさなきゃいけないなんて、信じられませんでした(笑)。 牛乳を始め、飲料などに使われる容器である紙パック。原料は、計画的に育てられた針葉樹です。 枝や曲がった木、木材をつくる時に余った部分などが使われているため、環境に優しい上、リサイクルに適した資源でもあります。 紙パックをリサイクルするためには『洗う』『開く』『乾かす』といった工程が必要であり、作業が面倒に感じてしまう人もいるでしょう。 しかし、消費者がひと手間をかけているおかげで、質の高いリサイクルが可能になり、主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生紙に生まれ変わっています。 スティーブンさん 最初は面倒に感じていましたが、慣れてくると楽しいですね。今では妻よりも早く開けますよ! 環境省請負調査の結果から計算すると、屋根型の1000㎖の紙パック1枚をリサイクルすれば、燃えるゴミとして処理した場合と比べて、CO2を半分以下に削減することができるとのこと。 限りある資源を再利用できる上に、社会や地球環境にさまざまなメリットがあるといえそうです。 紙パックを、洗って、開いて、乾かしてからリサイクルするのは、日本独自の習慣であり、質の高いリサイクルを可能にしている要因でもあります。 世界に誇れる日本の文化の1つとして、これからも積極的に取り組んでいきたいですね。 紙パックリサイクルについて詳しく知りたい 紙パックの開き方はこちらから 過去の記事はこちらから [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
日本と海外では、生活環境にさまざまな違いがあります。
文化や習慣の違いなどから、日本人にとっては当たり前の光景が、外国人には新鮮に映ることも。
特に長期で滞在し、日常生活を送ると、ギャップを感じるシーンは多いでしょう。
日本に来て驚いたことは?
そこで、実際に『日本で生活して驚いたこと』を外国人に聞いてみました。
話を聞かせてくれたのは、日本人の妻を持ち、日本で長く生活をしている、インバウンドメディア『Umami bites』のアメリカ人ライター、スティーブンさんです。
――日本に来たきっかけは?
もともとエンターテインメントが好きで、日本のプロレスや映画、ドラマなどにも興味を持っていました。
初めて日本に来たのは高校生の時です。短期留学で1か月ほどホームステイをしたのですが、その時のホストファミリーがとてもよくしてくれて、日本が好きになりました。
「この人たちともっとコミュニケーションを取りたい!」と思ったのですが、この時は日本語を話せなかったので、アメリカに帰ってから猛勉強をしたんです。
その後も、留学や仕事などで日本を訪れ、長く住むようになりました。日本での生活は2024年で、15年目になります。
――日本で生活をしてみてすごいと思ったことは?
いろいろありますが、一番はコンビニのクオリティの高さです!
アメリカにいた時は、コンビニといえばジャンクフードやお菓子を買うところでした(笑)。
日本のコンビニは、本当に何でも売っているし、食べ物のおいしさも段違い!衝撃を受けました。
――反対に戸惑ったことは?
ゴミ捨てのルールや分別がめちゃくちゃ細かいこと!
地域にもよると思いますが、アメリカではもっと大雑把でした。
日本の分別ルールに慣れるまでは妻によく怒られていましたね。
日本では、ゴミを捨てる前に、種類ごとに細かく分別するのが一般的。
特に、ビン・カン・プラスチック・紙類・発泡スチロールなど、リサイクルして再び使用される『資源ゴミ』は、ルールが細かく、日本人でも戸惑うことがありますよね。
スティーブンさんが住んでいた地域では、一括で回収したゴミを、処理施設で作業員が分別するのがスタンダードなのだとか。
そのぶん作業員の手間が膨大になり、時間もかかっているといいます。
アメリカでもリサイクルの習慣はありますが、私たちが分別していたのは『ビン・カン』くらいでしたね…。日本ではみんな当たり前のように細かく分別していますが、これは本当にすごいと思います。
特に驚いたのが『紙パック』です!リサイクルする前に洗って、開いて、乾かさなきゃいけないなんて、信じられませんでした(笑)。
牛乳を始め、飲料などに使われる容器である紙パック。原料は、計画的に育てられた針葉樹です。
枝や曲がった木、木材をつくる時に余った部分などが使われているため、環境に優しい上、リサイクルに適した資源でもあります。
紙パックをリサイクルするためには『洗う』『開く』『乾かす』といった工程が必要であり、作業が面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、消費者がひと手間をかけているおかげで、質の高いリサイクルが可能になり、主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生紙に生まれ変わっています。
最初は面倒に感じていましたが、慣れてくると楽しいですね。
今では妻よりも早く開けますよ!
環境省請負調査の結果から計算すると、屋根型の1000㎖の紙パック1枚をリサイクルすれば、燃えるゴミとして処理した場合と比べて、CO2を半分以下に削減することができるとのこと。
限りある資源を再利用できる上に、社会や地球環境にさまざまなメリットがあるといえそうです。
紙パックを、洗って、開いて、乾かしてからリサイクルするのは、日本独自の習慣であり、質の高いリサイクルを可能にしている要因でもあります。
世界に誇れる日本の文化の1つとして、これからも積極的に取り組んでいきたいですね。
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[文・構成/grape編集部]