スーパーで見つけた『5kg2千円の米』をおいしく食べたい 炊く前に?
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遠い異国に暮らしていても、普段の食事は慣れ親しんだ『日本の味』はつい求めてしまうもの。
特に主食は、ふっくらと甘みのある日本のご飯が、やはりホッとします。
しかし、外国で売られている日本産の米の価格は高く、高級品です。そのため、代わりとなる米を探しておいしく食べる方法を模索する人も多いのではないでしょうか。
マレーシアで見つけた『日本の米に近い米』
マレーシアに暮らしている筆者も、はじめはどんな米を買えばいいのか、悩んだ1人です。
マレーシアの米はインディカ米と呼ばれるような細長くてパラッとした食感のものが主流。
炒めたり、ココナッツミルクで炊き上げたりするとおいしいのですが、日本産の米のもっちりとした食感がやはり恋しくなるものです。
そんな時、スーパーマーケットで見つけたのが、こちら!
撮影:grape編集部
『sumo』というネーミングの通り、パッケージには力士が描かれて、いかにも日本産の米のような雰囲気!
しかしよく見ると、『カルローズ米』と書かれています。そう、実はアメリカのカリフォルニア州で生産されているものなのです。
日本の品種をもとに開発されているそうで、現地では寿司などの日本食に使われることが多いのだとか。早速味を確かめてみました!
『sumo』の気になる味は?
『sumo』の価格は5kgあたり、2千円前後。現地で買える日本産の米に比べて、3分の1くらいの価格で購入できます。
まず普通に炊いて食べてみたところ…。
「ちょっと、パサパサする…」
水分量が少ないのかパラッとした食感をしています。日本のもっちりとした白米の味を期待して食べると、少しがっかりしてしまうかもしれません。
しかし、このまま5kgの米を無駄にしてしまうのはもったいないので、いろいろと試した結果、おいしく食べられるポイントが分かってきました。
『sumo』の炊き方のコツ
『sumo』をおいしく炊くポイントは、次の3つです。
1.水加減はやや多め
水加減は通常の米より少し多めにするのがおすすめ。
我が家は日本の家電メーカー『TOSHIBA』の海外仕様の炊飯器を使っています。炊く際には、目盛りを『WHITE RICE』ではなく『BROWN RICE』に合わせるとちょうどよい水加減になりました。
撮影:grape編集部
2.浸漬をする
炊く前に30分から1時間ほど浸漬をしましょう。浸漬後の米は粒がふくらんで見えます。
撮影:grape編集部
この状態で炊くと、ふっくらとした仕上がりになりますよ。
3.炊く前に氷を入れる
また、炊く前には4~5個ほど氷を入れると、米がツヤッとして甘みもやや増すように思えます。
撮影:grape編集部
この方法で炊くと、炊き立てはほどよく粘り気のある仕上がりになります。ほのかな甘みも感じられて、より日本で食べるご飯の味に近づけることができました。
撮影:grape編集部
ただ、軽い食感なのは変わらないので、炊き込みご飯やチャーハンにして味わうのもいいでしょう。
撮影:grape編集部
また、冷めるとご飯が固くなりやすいのが気になるところ。
冷凍保存をするなら、炊き立ての状態からなるべく早く、小分けにラップをして冷凍庫に入れることをおすすめします!
撮影:grape編集部
カルローズ米を炊く時には、ひと工夫してみて!
近年、米の価格が上がっている日本。数年前まで、5kgあたり2千円前後で購入できたのに、今や4千円以上するものが多いと聞きます。
そのため、日本の米に似ていて価格が手頃なカルローズ米を買って食べる人もいるでしょう。
炊き方や調理の仕方によっては、お得においしく味わえるので、試してみてもいいかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]