日本で一番速くカヌーを漕ぐ僧侶! カヌー日本代表、矢澤一樹 外国人選手からは質問攻め
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
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高校3年生でカヌー日本代表入り、2012年、23歳で出場したロンドン五輪ではカヌースラローム男子カヤックシングルで日本勢として初めて決勝進出、日本人初の1ケタ台(9位)入賞を果たしたことで知られる、矢澤一樹(27歳)。
ロンドン五輪から帰国早々、驚きの決断をして世間を驚かせました。
その決断とは…、なんと「僧侶になる」というもの。
そして実際に比叡山での修行を経て仏門に入った矢澤は、現在「舼栄(きょうえい)」という僧名を授かり、長野の名刹・善光寺の僧侶として修業に励みつつ、カヌー選手としても活動を続けているのです。
「僧侶」と「カヌー選手」。周囲から見ると、すごく不思議な組み合わせですが、本人いわく、「朝が早いだけで、意外と普通の生活です」とのこと。毎日5時30分から15時までは僧侶としてのお勤めを果たし、その後、近くの川に移動して日暮れまでひたすら練習に明け暮れる日々だといいます。
長野の川の水は非常に冷たいため、練習ができるのは夏場でも2時間程度、冬場は1時間~1時間半程度のみ。練習量は仏門に入る前に比べて激減しました。それでも矢澤は選手として成長を続けます。
スポーツ選手が生活のために、仕事をしながら競技生活を送ることは、珍しいことではありません。しかし、なぜ矢澤は他の仕事ではなく、僧侶への道を選んだのでしょうか。
あるインタビューで矢澤はその理由について、同じく僧侶で長野県カヌー協会会長を務めていた小山健英さんの影響が大きかったと述べています。
ロンドン五輪後、セカンドキャリアについて悩んでいた矢澤に親身になってアドバイスをしてくれた小山さんの優しさに心打たれ、「自分も小山さんのように、若い人を助けられる存在になりたい。後輩のカヌー選手をサポートできるようになりたい」と思うようになり、選んだのが小山さんと同じ僧侶への道だったのです。
この矢澤の決断に驚いたのは日本人ばかりではありません。国際大会に出場すると、外国人選手からも「なぜ僧侶になったんだ?」「僧侶になるとカヌーが上手くなるのか?」と質問攻めにあったそうです。
矢澤本人は「競技に必要な精神力を鍛えるために僧侶になったわけではない」といいますが、その修行の影響は必ずや今後の競技にも生きてくるはず。
日本一速くカヌーに乗る僧侶、矢澤一樹選手。更なる活躍に期待です!