ある昔話の『前日』を描いた創作漫画 最後のネタばらしに「あっ!」
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店員「ちょっとちょっと」 3児を連れて歩く女性に「見てらんないんだよ」「東京の人は冷たい」とよく言うけれど、それは都市伝説かもしれない。子連れの女性が、それぞれ別の日に受けた、見知らぬ人からの優しさや気遣いに感動!

男の子にゆっくり近づく長髪の女性 母に電話したわけに「そっちかい」「笑った」ホラー映画で定番なのが、「背後から得体の知れない『何か』がゆっくりと近付いてくる」というシーン。背後から何かおぞましい気配を感じたが最後。恐怖心から、振り返ることもままならないでしょう。漫画家の洋介犬(@yohsuken)さんは、Xで『居る!居る!』と題した創作漫画を公開しました。
- 出典
- @qurappe
漫画家として活躍中のくらっぺ(@qurappe)さん。ある昔話の本編が始まる前日を描いた漫画が、話題を呼んでいます。
テーマになっているのはどの昔話なのか、考えながら読み進めてください。
愛犬を亡くした老父婦
主人公は、1組の老夫婦。愛犬のジロを亡くして落ち込むおばあさんと、そんな彼女を慰めるおじいさんのシーンから始まります。
おじいさん「山へ芝刈りに行かんといけん」
おばあさん「…私も…川へ洗濯に行かなければ」
このセリフを読めば、もうお分かりですよね。
そう、誰もが知る昔話『桃太郎』がテーマになっているのです!
漫画は、おばあさんが川で桃を拾う前日を描いたもの。あくまでも創作なので、桃太郎には前日のことは描かれていません。
しかし、「実はこんなバックストーリーがあったのでは…」と思ってしまうほど、リアルな内容です。
くらっぺさんの発想力があふれる漫画は大きな反響を呼び、多くの人から驚きのコメントが寄せられています。
漫画に描かれている通り、おばあさんの子どもへの思いが反映されたのが桃太郎だったとしたら、物語の終わりに3人仲良く暮らすシーンが、より一層幸せなものになりますね。
なお、作者のくらっぺさんは、漫画雑誌『フィールヤング』(祥伝社)で『はぐちさん』を連載中です。ぜひそちらもご覧ください。
[文・構成/grape編集部]