「その服、まだまだ使える」と思ったら、『ふくのわプロジェクト』に持っていこう 提供:産経新聞社 By - grape編集部 公開:2018-02-05 更新:2018-05-29 エコチャリティー寄付服 Share Post LINE はてな 神社や小学校、銀行やカーディーラー…東京のさまざまな場所に設置された、謎の箱。 そこに多くの人たちが、あるものを預けるために立ち寄っているのだとか。 それは、なんと古着。『ふくのわ回収BOX』と呼ばれたこの箱は、タンスに眠っているけど、まだまだ使える衣類を投函するものなのです。 より多くの人に、この取り組みを知ってもらうために 『ふくのわ回収BOX』を設置したのは『ふくのわプロジェクト』。衣類のリユースを促進してパラスポーツを応援したいという想いで立ちあがったこの活動では、個人や企業に衣類の寄付を募り、参加を呼びかけています。 中小企業基盤整備機構の調査によると、日本の家庭から年間排出されている衣料品の量は、なんと約100万トン。しかも、捨てられた衣類の60%以上は、埋立または焼却処分されています。 『ふくのわプロジェクト』は、そんな衣類がより多くリユースされるように活動を続けています。その衣類を国内外の中古衣料マーケットで販売し、その収益金をパラスポーツを応援する団体などに寄付しています。 2016年の夏からスタートした『ふくのわプロジェクト』。数々のイベントを主催して、このプロジェクトを知ってもらい参加してもらうための循環システムづくりに取り組んできました。 これまでに寄付された衣類の総量は3万3千キロ以上で、衣類のリユースによる募金額は90万円以上となりました。 この取り組みを根付かせ、多くの人に参加してもらいたい! そんな想いで発案されたのが、都内の各所に設置された『ふくのわ回収BOX』でした。ですが、この取り組みを実現するのは、決して簡単なことではありませんでした。 「どんな素材で作ればよいのだろう。」「投函口の大きさはどれくらいがよいのだろう。」衣類を提供してくれる人も、衣類を回収する人も、使いやすいものを作るのは至難の業。 『ふくのわ回収BOX』が完成しても、設置場所を提供してもらわなければ、衣類の回収はできません。お店などはテナントのケースが多く、マンションは住民理事会を通さなければならないなど、設置場所を確保するのにとても苦戦しました。 そんな中、カーディーラーの東京トヨペット株式会社が、この取り組みに賛同し、設置場所を提供してくれました。富士紡ホールディングスや東京体育館などさまざまな企業や施設が協力してくれ、最終的に『ふくのわ回収BOX』が設置されたのは34か所となりました。 街になじむ落ち着いた色合いの、可愛いデザインの裏には「衣類のリユースを広めパラスポーツを応援したい」という真剣な想いが込められているのですね。 『ふくのわ回収BOX』の設置期間は、2018年2月21日まで行われています。ぜひこの機会に衣類を寄付してください。 『服』から『福』の輪を広げるイベントも 『ふくのわプロジェクト』は、衣類の回収に加え、さまざまなイベントも開催しています。 2018年2月8日に、衣服のリユースやパラスポーツについて語るトークショーを開催。そして2018年2月17日には、国連大学本部ビル敷地内の青山ファーマーズマーケットで、『ふくのわマルシェ』を開催し、同日 GEOC(地球環境パートナーシッププラザ)にて古着を使って小物を作るワークショップなどが行われます。 そして「想いをつなぐリユース」をテーマに、『ふくのわ回収BOX』に投函された衣類の一部が販売されます。展示されている商品には『ふくのわ』のロゴが入ったタグが付いていて、なかには衣類を提供した人から手書きのメッセージが書かれているものも。 そのメッセージから伝わること…それは、「衣服1着1着に、ストーリーがある」ということ。その服を身につける人は、服を提供した人の想いを受け取り、新たなストーリーを紡いでいく。服を通じて想いをつなぐ。それが、『ふくのわプロジェクト』なのですね。 服のリユースを、より身近なものに 衣類の循環システムを構築するために行った実証実験『ふくのわ回収BOX』。 期間中に多くの人が衣類を寄付してくれれば「使わなくなった服は、街にある回収BOXに投函する」ということが、当たり前になるかもしれません。 『ふく』の輪を広げてくれる大きな箱。もしかしたら、それはあなたのお家の近くにあるかもしれません。タンスに眠っている衣服があったら、それを『ふくのわ回収BOX』に投函してみませんか。 ふくのわ回収BOX設置場所 ふくのわプロジェクト ※通年で宅配便でも衣類の寄付を受け付けています。詳細はこちらをご確認ください。 ふくのわマルシェ 開催:2018年2月17日(土) 場所:青山ファーマーズマーケット(国連大学本部ビル前。青山学院大学の向い) 時間:10:00~16:00 同時開催:ふくのわスペシャルワークショップ 場所:国連大学本部ビル 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) 一部予約制 ご応募はこちら ※募集人数を超えた場合は抽選になります。当選者には参加証をお送りします。当日ご提示をお願いいたします。 ※お預かりする個人情報は厳重に管理し、ほかの用途には利用しません。 ※本ワークショップは平成29年度東京都環境局「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業の一環として実施します。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
神社や小学校、銀行やカーディーラー…東京のさまざまな場所に設置された、謎の箱。
そこに多くの人たちが、あるものを預けるために立ち寄っているのだとか。
それは、なんと古着。『ふくのわ回収BOX』と呼ばれたこの箱は、タンスに眠っているけど、まだまだ使える衣類を投函するものなのです。
より多くの人に、この取り組みを知ってもらうために
『ふくのわ回収BOX』を設置したのは『ふくのわプロジェクト』。衣類のリユースを促進してパラスポーツを応援したいという想いで立ちあがったこの活動では、個人や企業に衣類の寄付を募り、参加を呼びかけています。
中小企業基盤整備機構の調査によると、日本の家庭から年間排出されている衣料品の量は、なんと約100万トン。しかも、捨てられた衣類の60%以上は、埋立または焼却処分されています。
『ふくのわプロジェクト』は、そんな衣類がより多くリユースされるように活動を続けています。その衣類を国内外の中古衣料マーケットで販売し、その収益金をパラスポーツを応援する団体などに寄付しています。
2016年の夏からスタートした『ふくのわプロジェクト』。数々のイベントを主催して、このプロジェクトを知ってもらい参加してもらうための循環システムづくりに取り組んできました。
これまでに寄付された衣類の総量は3万3千キロ以上で、衣類のリユースによる募金額は90万円以上となりました。
この取り組みを根付かせ、多くの人に参加してもらいたい!
そんな想いで発案されたのが、都内の各所に設置された『ふくのわ回収BOX』でした。ですが、この取り組みを実現するのは、決して簡単なことではありませんでした。
「どんな素材で作ればよいのだろう。」「投函口の大きさはどれくらいがよいのだろう。」衣類を提供してくれる人も、衣類を回収する人も、使いやすいものを作るのは至難の業。
『ふくのわ回収BOX』が完成しても、設置場所を提供してもらわなければ、衣類の回収はできません。お店などはテナントのケースが多く、マンションは住民理事会を通さなければならないなど、設置場所を確保するのにとても苦戦しました。
そんな中、カーディーラーの東京トヨペット株式会社が、この取り組みに賛同し、設置場所を提供してくれました。富士紡ホールディングスや東京体育館などさまざまな企業や施設が協力してくれ、最終的に『ふくのわ回収BOX』が設置されたのは34か所となりました。
街になじむ落ち着いた色合いの、可愛いデザインの裏には「衣類のリユースを広めパラスポーツを応援したい」という真剣な想いが込められているのですね。
『ふくのわ回収BOX』の設置期間は、2018年2月21日まで行われています。ぜひこの機会に衣類を寄付してください。
『服』から『福』の輪を広げるイベントも
『ふくのわプロジェクト』は、衣類の回収に加え、さまざまなイベントも開催しています。
2018年2月8日に、衣服のリユースやパラスポーツについて語るトークショーを開催。そして2018年2月17日には、国連大学本部ビル敷地内の青山ファーマーズマーケットで、『ふくのわマルシェ』を開催し、同日 GEOC(地球環境パートナーシッププラザ)にて古着を使って小物を作るワークショップなどが行われます。
そして「想いをつなぐリユース」をテーマに、『ふくのわ回収BOX』に投函された衣類の一部が販売されます。展示されている商品には『ふくのわ』のロゴが入ったタグが付いていて、なかには衣類を提供した人から手書きのメッセージが書かれているものも。
そのメッセージから伝わること…それは、「衣服1着1着に、ストーリーがある」ということ。その服を身につける人は、服を提供した人の想いを受け取り、新たなストーリーを紡いでいく。服を通じて想いをつなぐ。それが、『ふくのわプロジェクト』なのですね。
服のリユースを、より身近なものに
衣類の循環システムを構築するために行った実証実験『ふくのわ回収BOX』。
期間中に多くの人が衣類を寄付してくれれば「使わなくなった服は、街にある回収BOXに投函する」ということが、当たり前になるかもしれません。
『ふく』の輪を広げてくれる大きな箱。もしかしたら、それはあなたのお家の近くにあるかもしれません。タンスに眠っている衣服があったら、それを『ふくのわ回収BOX』に投函してみませんか。
ふくのわ回収BOX設置場所
ふくのわプロジェクト
※通年で宅配便でも衣類の寄付を受け付けています。詳細はこちらをご確認ください。
ふくのわマルシェ
開催:2018年2月17日(土)
場所:青山ファーマーズマーケット(国連大学本部ビル前。青山学院大学の向い)
時間:10:00~16:00
同時開催:ふくのわスペシャルワークショップ
場所:国連大学本部ビル 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
一部予約制 ご応募はこちら
※募集人数を超えた場合は抽選になります。当選者には参加証をお送りします。当日ご提示をお願いいたします。
※お預かりする個人情報は厳重に管理し、ほかの用途には利用しません。
※本ワークショップは平成29年度東京都環境局「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業の一環として実施します。
[文・構成/grape編集部]