半日行方不明だった老犬が疲れきって帰宅 その理由を知った飼い主は感動
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「大好きな人が困っていたら、何とかして助けてあげたい」
そう考えるのは私たち人間だけでなく、犬も同じようです。
ニュージーランドに住む1匹の老犬が『ヒーロー』として称えられています。
犬の名前はルイ。2017年10月、当時12歳のルイは農地に囲まれた自然豊かな場所で、飼い主の家族と穏やかに暮らしていました。
ある日、飼い主夫妻の娘であるマロリンさんが両親の元を訪れていた時のことです。ルイが突然家から姿を消してしまいます。
高齢になってからは遠くへ遊びに行くこともあまりなかったため、「もしかしたらどこかへ行って帰り道が分からなくなったのでは」と家族は心配し始めます。
そして半日が過ぎたころ、ルイが家に戻ってきました。その時、ルイは見るからに疲れ切っていて、玄関の近くまで来ると力尽きて倒れ込んでしまったのです。
あわててルイのそばに駆け寄ったマロリンさんの母親が、首輪に段ボールの切れ端が付いているのを見つけます。そこにはこう書かれていました。
「ルイは今日のヒーローです。彼は私を、積み重なった木の枝に挟まって苦しんでいるマディ(近所の犬)のところへ連れていってくれたのです。ありがとう。ロブ」
海外メディア『The Dodo』によると、ロブさんというのは近所に住む男性で、マディは彼が飼っているメス犬の名前とのことです。
外出していたロブさんが帰宅するとマディの姿がなく、代わりになぜかルイがいました。ルイはロブさんに、必死で「ついてきて!」といっているようだったということです。
ロブさんがルイについていくと、そこには動けなくて苦しんでいるマディがいました。
ロブさんがマディを助けようとしている間、ルイも一緒に土を掘ったり、木の枝を引っ張ったりして協力していたのだそう。
そしてようやくマディが抜け出せた瞬間、2匹は近くの池まで走っていって水をがぶ飲みしたということです。よほどノドが渇いていたのでしょうね。
その後ロブさんはルイにお礼として犬用のお菓子をたっぷりとあげて、帰りが遅い彼を家族が心配していると思い、手紙を書いて首輪につけたのです。
疲れ切った老犬を元気づけたのは
友だちのマディを助けて無事に帰ってきたルイですが、その日は歩くのもままならないほど疲れ果て、具合が悪そうだったということです。
マロリンさんたちはその姿を見て、「もしかするとルイは、このまま死んでしまうのではないかと心配になった」といいます。
翌朝、ロブさんがマディを連れてルイに会いに来ました。するとマディを見たとたん、ルイは元気を取り戻したのです。ルイはマディのことが本当に好きなのでしょう。
ルイがいなかったら、ロブさんはマディの行方が分からず、最悪の事態になったことも考えられます。飼い主を呼びに行くという判断をしたルイはとても賢い犬なのだと思います。
大好きな友だちのために、自分ことはかえりみず全力で助けたルイ。これからもまだまだマディと一緒に、楽しい時間をたくさん過ごしてほしいですね。
[文・構成/grape編集部]