実家に帰省 愛猫が食事を摂らなくなった! 深夜、飼い主が目にしたのは… 提供:SBIいきいき少額短期保険株式会社 By - grape編集部 公開:2019-04-24 更新:2019-05-09 ペット保護猫猫 Share Post LINE はてな 「猫は家につく」という言葉があります。縄張り意識が強い猫は、環境の変化を好みません。 旅行や引っ越しは、飼い猫にとって大きなストレスになります。できれば避けるべきなのですが…。 「何ココー!?楽しい~!探検だ探検だ!」 8か月の保護猫、ちお太くん。 20~30匹ほどの猫を保護しているボランティア宅から、いまの飼い主の家にやって来た『ちお太』くんは、「家につく」タイプの猫ではなかったようです。 まだ8か月で、遊びたいさかりのちお太くん。新しい家に到着するやいなや、探検を開始! 飼い主がボランティアと保護猫の譲渡手続きの書類を交わしているしている間に、ちお太くんは家のあちこちをめぐり、楽しくてたまらない様子です。 「新しい環境に慣れてくれるだろうか…?」という飼い主の心配をよそに、まるで前から住んでいたかのようにリラックスするちお太くんなのでした…。 遊び疲れておねむに…。 愛猫を連れて、帰省しても大丈夫? 猫の成長はとても早いもの。年の暮れを迎えるころ、ちお太くんは立派な成猫に育ちました。 毎年、年末年始は実家に帰省していた飼い主。新しく家族に迎えたちお太くんを実家に連れて行くか、悩んでいました。 いくら環境の変化に強いタイプの猫でも、数日間知らない家で暮らすのは、ちお太くんへの負担が心配です。 ですが、飼い主の友人が初めて遊びに来た時のちお太くんの「はじめまして!」のポーズに、「大丈夫そう」と確信したのです。 「なでて!」 初めての人に、急所であるお腹を向けるちお太くん。「細かいことは気にしない!」性格なのは明らかです。 飼い主は、実家にちお太くんを連れて行くと決めました。 とはいえ、「もしも」の備えは必要です。何かあった時、すぐに帰省を中断し、動物病院へ連れて行けるように早めに実家へ移動します。 ちお太くん、心配は無用でした 「わーい!広いー!!」 飼い主はマンション住まいですが、実家は一戸建て。広い家に、ちお太くんは大興奮!階段を駆け上り、あちこちの部屋に忍び込んでの大冒険です。 遊び疲れて休憩するのは、明るい出窓。飼い主はホッとひと安心です。 実家に片付けを依頼したけれど… 実家にちお太くんを連れて行く際に、飼い主が気になっていることがありました。 それは、異物の誤飲です。 猫を飼い始めるにあたって、飼い主は家の中のこまごましたものをキチンと収納し、誤ってちお太くんが口に入れてしまわないように注意を払っていました。 実家の両親にもそれを伝え、入念な片付けをしてもらいます。とはいえ、マンションの一室よりも広い一戸建てで、完ぺきな片付けは難しいもの。 「ちお太!それ、お口に入れちゃだめ!」 やんちゃなちお太くんから、家族は目が離せません!あちこちで遊び回るちお太くんのお守りに、「孫よりも大変かも」と飼い主の母親は苦笑するほど。 エアコンの温風が当たる、お気に入りの場所。 ですが、楽しそうなちお太くんの様子に、飼い主は「連れてきてよかったな」と思っていたのです。 ちお太くんに異変が見られたのは、それからほどなくでした。 ちお太くん、ご飯をまったく受け付けず 実家で過ごし始めてからしばらくして、ちお太くんが食事をいっさい摂らないことに飼い主は気付きます。 大好きな液状のおやつも、ちょっぴりなめて「もう、いらない」。 水分も摂らない状況に、飼い主の胸がすっと冷たくなります。「やはり、連れてきてはいけなかったのでは?」。 だんだんと、遊ぶよりも、寝ている時間が増え始めます。 「明日、様子を見て家に連れて帰ろう…」そう考えて眠りについた深夜。飼い主は、ちお太くんが激しく嘔吐する音で目を覚ましました。 「これ、何!?」 ちお太くんが吐き出したのは、ビニール製の紐のようなもの。いつの間にか飲み込んだのでしょう。どうやら、これが原因で食事が摂れなくなっていたようです。 吐き出した翌朝からは、また元気に遊び始め、食事も少しずつ摂るようになりました。 猫の『誤飲』は恐ろしい… ちお太くんが誤飲したのは、父親が使っている血圧計のパッケージの一部分だと分かりました。「これは気付けなかったね…」と家族はため息。 吐き出して、元気になったのは不幸中の幸いでした。 好奇心旺盛な猫が、遊んでいるうちにおもちゃを飲み込んでしまうのは珍しくありません。 飼い主がボランティアからちお太くんを譲り受ける時、「ファーのボンボンが付いたヘアゴムがあったら捨ててください」と注意されていました。 ※写真はイメージ 猫は、ファーもボール状のものも大好き。口に入れ、ゴム部分と一緒に飲み込んでしまう恐れがあるのです。 ボランティアが里親に譲渡した中に、ヘアゴムの誤飲によってお腹を開く手術が必要だった猫がいたそう。 その時の手術費用は、百万円を超えたのだとか!猫には、人間のように健康保険がないので、治療費の全額が自己負担となってしまうのです。 リラックスして眠るちお太くん。 ペットは思いがけないものを口にしてしまうことも。長く一緒にいるためにも、事故がないように気を付けてあげたいですね。 提供:SBIいきいき少短のペット保険 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
「猫は家につく」という言葉があります。縄張り意識が強い猫は、環境の変化を好みません。
旅行や引っ越しは、飼い猫にとって大きなストレスになります。できれば避けるべきなのですが…。
「何ココー!?楽しい~!探検だ探検だ!」
8か月の保護猫、ちお太くん。
20~30匹ほどの猫を保護しているボランティア宅から、いまの飼い主の家にやって来た『ちお太』くんは、「家につく」タイプの猫ではなかったようです。
まだ8か月で、遊びたいさかりのちお太くん。新しい家に到着するやいなや、探検を開始!
飼い主がボランティアと保護猫の譲渡手続きの書類を交わしているしている間に、ちお太くんは家のあちこちをめぐり、楽しくてたまらない様子です。
「新しい環境に慣れてくれるだろうか…?」という飼い主の心配をよそに、まるで前から住んでいたかのようにリラックスするちお太くんなのでした…。
遊び疲れておねむに…。
愛猫を連れて、帰省しても大丈夫?
猫の成長はとても早いもの。年の暮れを迎えるころ、ちお太くんは立派な成猫に育ちました。
毎年、年末年始は実家に帰省していた飼い主。新しく家族に迎えたちお太くんを実家に連れて行くか、悩んでいました。
いくら環境の変化に強いタイプの猫でも、数日間知らない家で暮らすのは、ちお太くんへの負担が心配です。
ですが、飼い主の友人が初めて遊びに来た時のちお太くんの「はじめまして!」のポーズに、「大丈夫そう」と確信したのです。
「なでて!」
初めての人に、急所であるお腹を向けるちお太くん。「細かいことは気にしない!」性格なのは明らかです。
飼い主は、実家にちお太くんを連れて行くと決めました。
とはいえ、「もしも」の備えは必要です。何かあった時、すぐに帰省を中断し、動物病院へ連れて行けるように早めに実家へ移動します。
ちお太くん、心配は無用でした
「わーい!広いー!!」
飼い主はマンション住まいですが、実家は一戸建て。広い家に、ちお太くんは大興奮!階段を駆け上り、あちこちの部屋に忍び込んでの大冒険です。
遊び疲れて休憩するのは、明るい出窓。飼い主はホッとひと安心です。
実家に片付けを依頼したけれど…
実家にちお太くんを連れて行く際に、飼い主が気になっていることがありました。
それは、異物の誤飲です。
猫を飼い始めるにあたって、飼い主は家の中のこまごましたものをキチンと収納し、誤ってちお太くんが口に入れてしまわないように注意を払っていました。
実家の両親にもそれを伝え、入念な片付けをしてもらいます。とはいえ、マンションの一室よりも広い一戸建てで、完ぺきな片付けは難しいもの。
「ちお太!それ、お口に入れちゃだめ!」
やんちゃなちお太くんから、家族は目が離せません!あちこちで遊び回るちお太くんのお守りに、「孫よりも大変かも」と飼い主の母親は苦笑するほど。
エアコンの温風が当たる、お気に入りの場所。
ですが、楽しそうなちお太くんの様子に、飼い主は「連れてきてよかったな」と思っていたのです。
ちお太くんに異変が見られたのは、それからほどなくでした。
ちお太くん、ご飯をまったく受け付けず
実家で過ごし始めてからしばらくして、ちお太くんが食事をいっさい摂らないことに飼い主は気付きます。
大好きな液状のおやつも、ちょっぴりなめて「もう、いらない」。
水分も摂らない状況に、飼い主の胸がすっと冷たくなります。「やはり、連れてきてはいけなかったのでは?」。
だんだんと、遊ぶよりも、寝ている時間が増え始めます。
「明日、様子を見て家に連れて帰ろう…」そう考えて眠りについた深夜。飼い主は、ちお太くんが激しく嘔吐する音で目を覚ましました。
「これ、何!?」
ちお太くんが吐き出したのは、ビニール製の紐のようなもの。いつの間にか飲み込んだのでしょう。どうやら、これが原因で食事が摂れなくなっていたようです。
吐き出した翌朝からは、また元気に遊び始め、食事も少しずつ摂るようになりました。
猫の『誤飲』は恐ろしい…
ちお太くんが誤飲したのは、父親が使っている血圧計のパッケージの一部分だと分かりました。「これは気付けなかったね…」と家族はため息。
吐き出して、元気になったのは不幸中の幸いでした。
好奇心旺盛な猫が、遊んでいるうちにおもちゃを飲み込んでしまうのは珍しくありません。
飼い主がボランティアからちお太くんを譲り受ける時、「ファーのボンボンが付いたヘアゴムがあったら捨ててください」と注意されていました。
※写真はイメージ
猫は、ファーもボール状のものも大好き。口に入れ、ゴム部分と一緒に飲み込んでしまう恐れがあるのです。
ボランティアが里親に譲渡した中に、ヘアゴムの誤飲によってお腹を開く手術が必要だった猫がいたそう。
その時の手術費用は、百万円を超えたのだとか!猫には、人間のように健康保険がないので、治療費の全額が自己負担となってしまうのです。
リラックスして眠るちお太くん。
ペットは思いがけないものを口にしてしまうことも。長く一緒にいるためにも、事故がないように気を付けてあげたいですね。
提供:SBIいきいき少短のペット保険
[文・構成/grape編集部]