怯える自閉症の少年「世界中のすべてが怖い…」補助犬がとった行動は
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ニュージーランドのウェリントンに住む9歳のジェームズ・アイザックくんは、重度の自閉症を患っています。
病気のせいで話すことができず、人に触れられることを嫌うジェームズくん。世の中のすべてに恐怖を抱き、精神的に不安定な日々を送っていました。
しかしある日、彼は生涯の大切なパートナーと出会ったのです。
それは、3歳の補助犬『マヘ』。出会ったその日から、外に出る時も家にいる時も彼らはずっと一緒にいるようになりました。
他の人にぶつからないように歩いたり、不安がっている時に寄り添ったりと、ジェームズくんを心身ともに助け続けたマヘ。
いつしかジェームズくんは不安になっても、マヘがいると落ち着きを取り戻すようになりました。
今まで母のミシェルさんは、病院の待合室でジェームズくんにつきっきりでした。しかしマヘが来てから、待合室で雑誌を読む余裕ができたのだそうです。
出会いから2年半経ったある日のこと。マヘはジェームズくんの発作の検査のため、病院に同行していました。
いつも以上に不安がる彼をみたマヘは、驚くべき行動に出たのです。
なんとマヘは、ジェームズくんが安心できるよう、彼に寄り添ってあげたのです。
ジェームズくんの顔に鼻をすりつけたり、手足に触れたりと、ずっと彼のそばから離れませんでした。
その様子を見たジェームズくんのミシェルさんは、こうコメントしています。
「マヘは検査の間、ずっとジェームズのことを見ていたのよ。その顔はとても心配そうだったわ…。」
検査が無事終わり、マヘと一息つくジェームズくん。検査の結果によると、治療はいい方向へ向かっているようです!これも、2人の絆の力かもしれませんね。
周囲のすべてに怯え、毎日辛い日々を送っていたジェームズくん。しかしマヘは、そんな彼にとって一筋の光となったのではないでしょうか。
これからも彼の闘病生活は続きますが、マヘと一緒なら乗り越えることができると信じています。