バターとマーガリン、似てるけど? 日本乳業協会に聞いた『違い』に「使い分けたい」
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あなたはバターとマーガリンは何が違うのかをご存じでしょうか。
バターもマーガリンも、料理を作る際の油代わりに使ったり、パンに塗って食べたりと同じような使い方ができます。
しかし、この2つは何が違うのでしょうか。さらに、ファットスプレッドという、これまたバターに似た乳製品もあり、どれを使えばいいか混乱するかもしれません。
牛乳や乳製品の業界団体である、一般社団法人日本乳業協会(以下、日本乳業協会)協力のもと、バター、マーガリン、ファットスプレッドの違いを紹介します。
そもそもバターとは?
日本乳業協会によると、「バターとマーガリンは外観や用途が似ていますが、原料、製造方法、栄養成分、風味などが大きく違います」とのこと。
まずバターですが、『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)』で、成分規格や製造方法が定められています。原料は牛乳などで、その乳脂肪を分離、撹拌(かくはん)して練圧させて製造。
製品に含まれる乳脂肪分は80%以上、水分が17%以下である場合にバターと表示可能です。
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コーン油や大豆油で作られるマーガリン
一方、マーガリンは『日本農林規格(JAS規格)』で規格が定められています。
原料はコーン油、大豆油、パーム油、なたね油、綿実油といったオイルに、乳や乳製品、食塩、乳化剤などを加えて製造。
でき上がったマーガリンのうち、油脂含有率80%以上であればマーガリン、80%未満のものはファットスプレッドに区別されます。
実は、ファットスプレッドはマーガリンの一種なのです。
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似ているようで別物のバターとマーガリン、ファットスプレッドですが、含まれている栄養素や特徴、風味などは異なります。
例えば、100gあたりの脂質含量はバターもマーガリンも同程度で、ファットスプレッドはその2つよりも低いとのこと。
それぞれの特徴を確認して、料理やお菓子作りに活用するといいでしょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]